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市川 英昭

俺の朝は意外と早い。自分のペースを大事にする俺は

始業開始1時間前にはオフィス下のスターバックスに着く。

そして、本日のおすすめを注文し、毎日変わるコーヒーの

アロマを楽しみながら、

カフェインで脳細胞の一つ一つを目覚めさせていく。

その時読む本は多岐にわたるが、

最近はゲーテの詩集「ファウスト」がお気に入り。

ゲーテの持つ世界観が、俺に大きなインスピレーションを

与えてくれる。

オフィスのある60Fまでは高速エレベーターでジャスト1分。

フロアに降りるとSmorking Areaのソファーに腰を降ろし、

シガーに火を点ける。

そして先日モデルを辞めて俺との結婚に向けて

花嫁修業を始めた愛する彼女に

「おはよ。今日もがんばるね。愛してる。」

とメールを送る。

「私も。」

と返事が返って来たのを確認すると、

オフィスに入り、社員一人一人に声を掛け社長室に向かう。

それが俺の朝の習慣。






なんて妄想をするのが俺の習慣。

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市川 英昭の人生のストーリー

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