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伊藤 悠

名前の読み方:いとう ひさし
長野県出身。東京の私大を卒業後、人材サービス会社に就職。30歳になる直前に会社を辞め、被災地の復興やフリー(フリーター?)で仕事をしていました。現在は新卒で入社した会社に戻り、会社員をやっています。

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伊藤 悠の人生のストーリー

目の前で1,500人がいっせいに引くと「音がする」んだという事実を知った日

僕が社会人になって初めて入った会社は、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだった人材紹介会社だった。人材紹介とは、よく電車のドアにステッカーが貼ってある、転職したい時に相談するあれらの会社のことだ。 その会社は、リーマンショックが起きるまで、その3ヶ月前に僕が辞めるまで、過去最高の売上を更新し続けていた。恐らくこの業界が最も勢いがあっただろう、ミニバブルで丸の内周辺が浮かれていた、そんな2006年4月の話―。 全

からっとした高原の夏では頭痛がし、むわっとした関東平野の夏が好きな理由

パソコンを打っている横の窓から、秋風が吹きこむようになった。 少しずつ涼しくなっていくこの季節が寂しくて仕方がない。 僕は東京の夏が好きだ。 冷房のきいた総武線を降りて、むわっとした湿気を肺に吸い込み、汗の臭いが立ち込める新宿の雑踏の中に立って、小田急百貨店の上にあるギラギラとした太陽を眺めると生きている実感がする。 よく田舎から都会に出てきた人が都市の中で孤独を感じるというが、僕は逆だった。東京に

会社を辞め、30歳からバスケットボールを始めた理由

30歳の誕生日を3ヶ月後にひかえたある日、僕は採用選考中の会社からの帰り道を歩いていた。 さっき面接で言われた言葉が頭から離れない。 「先日面接を受けた23歳の子が、なぜこの会社で働きたいのか、非常に説得力のある言葉で語ってくれました。いったいあなたは何がしたいんですか?」 堤真一に似た、いかにも頭の切れる部長からの問いにひとつもちゃんと答えられなかった。「言っていることの意味がわかりません。もう一

電車男―映画版の山田孝之は偽物で、ドラマ版の伊藤淳史が本物であることを見分けられる背景~プロローグ

すみません、こちらせっかくリクエストいただいているのですが、書く時間がなかなかとれないので、先に予告を載せておきます。 ここでいう「電車男の本物性」とは、「電車男的な人」≒オタク、非リア充、コミュ障、恋愛経験に乏しい人→もっというと、「非電車男な人からネタか異質な存在として見られる人」の人物造形としての正確性を問うています。 いきなりですが、ここでクイズです。 この画像の中に、解答があります。 電車

からっとした高原の夏では頭痛がし、むわっとした関東平野の夏が好きな理由 2

家  甲州街道をぬけ、甲府盆地を西に進み、南アルプスを越えると、仙丈ケ岳のふもとと、中央アルプスの谷間に盆地がある。2つの川で作られた河岸段丘の一番上の段、日当たりのよい台地の上に住宅造営団があった。僕が育った場所だ。  その団地がある高台から西に向かって下に下がり、天竜川を超えて西側の河岸段丘の一番上に登ると、父の実家があった。国道356号線をぬけると、牛の糞の臭いがいつも車の窓から入ってきた。次

目の前で1,500人がいっせいに引くと「音がする」んだという事実を知った日 2

その瞬間、音がしたのだ。 その音は耳でキャッチしたものではない。 でも、確かに僕には聞こえた。 1,500人の声なき「えっ・・・」が共鳴した瞬間の音を。 おそらく5秒間無音だった。 僕は、ゆれていた手を下げ、体勢をもどすと、 「スミマセン」 とひとこと言って、ステージを降りた。 司会の人はつっこまない。 見ていた社員は何も言わない。 席に戻る間、周りに並ぶ同期は僕に声をかけない。というか視線を合さな

電車男―映画版もドラマ版も結局本物だったけど、どうして本物なのかをせっかくなので論じてみようと思います

正解は、「ウェストポーチ」 2004年7月、大学3年生だった僕は、いつものように市ヶ谷駅から総武線に乗った。 そして、ふと見上げた電車の中吊り広告。 その広告が僕の運命を変えることになる。 「あれ、自分と同じ格好の人がいる―。」 その広告は、7月から始まるテレビドラマの告知だった。「電車男」―。 流行に疎い僕でも、当時散々話題になっていたこのストーリーのことは知っていた。映画に引き続き、伊藤淳史主演

「プロローグ編」のクイズの回答つきです。

自分が電車男であったことに気づいた男がとった行動~パルコ渋谷店編

2004年夏の電車男事件の後、僕は自分について省みるようになっていた。 当時の僕にも、「オタク」という概念はあった。そして「オタク」と呼ばれる人がどういう格好をしている人たちなのか、というイメージもなんとなくあった。 そして自分の恰好は「オタクではない」という判断をしていた。 当時の僕の定義だと、「オタク」は、「黒縁眼鏡をかけていて、シャツをズボンにインしている人たち」のことだった。それが「オタク」

電車男からの目覚め~完結編

熱さと鎧とメンズ・メルローズ 先に丸井メン新宿店に行った。 正月の丸井メンはごったがえしていた。 「ビルまるごと服が売っている・・。」 それがまず最初の衝撃。そして男がこんなに一生懸命服を買うんだということが最大の衝撃だった。 僕は見始めてすぐに後悔した。その頃の僕には、「服を買いに行くための服」がなかったのだ。 お店には、店員がいる。そして店員は、放っておいてくれればいいのに、話しかけてくるのだ。

会社を辞め、30歳からバスケットボールを始めた理由 2

うまくいかない人生の始まり 思春期以降、僕は一日の90%は鬱屈した気分で生きていた。 確かに高校はつまらなかった。もっとワクワクするような日々を想定していたのに、待っていたのは、何も起こらない毎日で、画期的な手法もあるわけではないのにひたすら受験問題だけを解かせる田舎の公立進学校の日々に辟易していた。高校時代のクラスの女の子の顔は一人も思い出せない。 勉強をするわけでも、何か他に趣味があるわけでもな

会社を辞め、30歳からバスケットボールを始めた理由 3

閉店ギリギリで、とりあえず目についたボールを購入して店を出ると、地下鉄に乗り込んだ。 運よく目の前の席があいたのでボールを抱きかかえてそこに座り、僕は呼吸を落ち着かせた。 急に盛り上がってボールまで買ってしまったが、よく考えると大学生の頃にもバスケをやろうとしたことがあったな、と思い出した。あの時は何でやらなかったんだっけ。 人生後悔したくない病 ものごころついたころから、目の前のことの目的を常に考

バスケットボールを始めてみてわかったこと

バスケットボールを始めて一年半が経った。 始めてみて、気づいたことがある。 この国では大人が新しいスポーツ(特に団体競技)を始めることのハードルが極めて高いということだ。 やる場所、教えてくれる人、一緒に始める仲間、その全てを見つけることが困難だ。特にバスケットボールは、中学か高校の部活の経験がない初心者が、成人後にイチから学ぶ環境がほとんどない。 そんなニーズほとんどないから必要ない。と言われれば

【メンバー募集】「そういうわけで、僕たちはバスケットボールを始めることにした」

このストーリーに参加してくれる仲間を募集します このSTORYの続きは、まだ存在していない物語です。 これまでの筆者の個人的なSTORYに共感してくれた方は、この後のSTORYに参加していただけないでしょうか。(一緒にバスケやりませんか?) これまでのあらすじ 転職活動中の筆者(伊藤)は、街中の公園でバスケットゴールを見つけたことをきっかけに、自分の人生がうまくいかなくなった始まりは、中学生のときに

【後日談】「そういうわけで、初心者のためのバスケットボールチームができました」

【メンバー募集】「 そういうわけで、僕たちはバスケットボールを始めることにした」 を書いてからはや2年・・・。後日談を少しだけ書いておきます。 <結果報告> 結局、チームは立ち上がったのか? 立ち上がりました。予定からだいぶ遅れましたが・・・。 募集を始めてすぐ、スポーツ科学専攻の女子学生がコーチ希望で連絡くださったり、近くでバスケをやっている方から連絡があり、数回練習もしました。 が、肝心のチーム

読んでよかったストーリー

Nakamura ichika
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6

アッコにおまかせの藤井隆のラーメン食べ歩きにハガキを書いたら藤井隆さんが本当に来た話。当時、高校三年生の私は推薦入試で会えなかったのだが・・・。

 いまだに健在、アッコにおまかせ。噂では打ち切りの話もちらほらですが、当時、高校生の私は東北の田舎村で、テレビくらいしか娯楽もなくて、お笑い番組や笑点が好きでした。   当時の私は大人しく地味で、友人も少なかったのと、祖父母の影響でみるテレビ番組も渋いものが多くて同級生から変わっている子だと思われました。それは大人になった今もあまり変わっていませんが。   藤井隆 藤井隆のラーメン食べ歩き~  そん
長谷川 弘樹
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【色覚異常の話】周りの人達には、どうやら虹が虹色に見えるらしい。

周りの人達には、どうやら虹が虹色に見えるらしい。 虹が本当に7色に見えるのであれば、どれほど美しいのだろう。 僕は、2色で構成される世界で生きている。 先天性の色覚異常だ。 これといった先入観がない限り、水色、青、紫といった色は「青系」として、黄、赤、緑、茶、肌色、朱色、オレンジといった色は「赤系」として識別される。 それ故の失敗談は、掃いて捨てるほどある。 幼稚園の参観会では、背面黒板に貼られた「
西畑 良俊
338
3

やりたいことがない若者は、田舎へ行こう!

~人生で大切なことはすべて、粟島で学んだ~ 「もうだめだー」  その日、僕は倒れた。。。。  「何でこんなに生きづらいんだろう?」  「何で、毎年3万人以上も自殺者が出続けるんだろう?」  「何で、こんな世の中なんだろう?」 当時の僕は思い悩んでいた。  いわゆる「名門」と呼ばれる早稲田大学を卒業し、「優良企業」と呼ばれる一部上場企業に入社し、「いい大学 ⇒ いい会社 ⇒ いい人生」という、「エスカ
板越 ジョージ
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僕がジャニーズを辞めた理由

 僕の知人に有名な演出家がいる。彼はよく言っていた。学校では成績が悪く、進学したい学校に行けなかった。就職しようとしてもいいところに就けない。そして彼は どうしても人には選ばれないようなので、選ぶ立場の人間になろうと思ったという。 大学受験失敗、決意  確かに僕も日本の大学受験は思うようにいかなかった。当時の日本はというと、いい大学に行き、いい大企業に就職するという図式しか無く、そうでもなければ出世
森内 剛
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【夜と朝がつながっていた話】

 先日娘と話していて,甦った大切な思い出。  もう20年ほども前のことでしょうか。娘は当時,幼稚園に通っていました。何に対しても興味を抱く年頃,私は毎日,娘の質問攻めに合っていました。 「お父さん,お月様はどうして落ちてこないの?」 「お父さん,走ると汗がでるのはどうして?」 「お父さん,……」  子どもの好奇心を大事にしたい私は,毎日返事をしていました。そんなある日,娘が思いつめたような顔で私に訊
山下 昌志
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学校に馴染めず中学を3回転校した引きこもりが、全校生徒1500人のマンモス高校の生徒会長になった話①中学生活卒業まで

ああ、、、もう限界だ、、、 「 どうしてこうなってしまったんだろう。」 ひたすら真っ白な天井を見つめ続けていた。 14才。健全な中学生ならとうに眠っている時間だ。試験電波発信中のカラーバーが、 7畳ほどの真っ暗な部屋を照らす。午前四時半。画面が切り替わり、日の出に照らされる富士山の映像が眩しく、僕の視力を狂わせた。 朝がやってきたのだ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  
小林 佳徳
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6

読書感想文が何より嫌いだった自分が、アラフォーになって出版をすることになった話

いつまでもあると思うな親と金、ないと思うな運と災難 40歳のとある冬の日のできごとでした。 STORYS.JPの中の人 小林様のストーリーに関しまして、ある出版社より書籍化の要望が来ております。もし興味がありましたらご連絡ください いつものように仕事でクタクタになって帰宅したあと、これまたいつものようにメールボックスを開くと 見慣れない人からメール が届いていた。 「え?」 「え?」 「え?」 出版
高原 響
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マタニティマークの話。

マタニティマークをつけていると、いろんなドラマがある。 私が十月十日の妊婦生活の中で印象に残った、あるオジサマの話をしたい。 いまお腹にいる子どもが大きくなったときに 「あなたはこんな人にも守ってもらってたんだよ」 と伝えたいから、書き残しておこうと思う。 自分がなってみて初めて分かったけど、妊婦は本当に身体がしんどいことが多い。 個人差があるけど、多くの人が 初期はつわりでツライし、 安定期を越え
Abe Masakazu
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サッカー観戦ツアーでたまたま隣に座った人から聞いた、サッカー観戦で癌を克服した話。

日曜日にバスツアーで大宮に行ってきた。  アウェイの試合はバスツアーをよく使うわけだけど、僕はその際、隣の席の知らない人とよく話をする。  僕は知らない人の、特に年上の人の話を聴くのがすごく好きだ。  知らない人の話を聞けるというのがバスツアーの楽しみのひとつでもある(もちろん知り合いが隣の場合もある)  今回の隣席は五十代くらいのメガネのシュッとしたおじさんだった。身なりも綺麗だし、顔つきがいい。
寳槻 泰伸
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強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に放り込んだ話 パート3 オヤジの教育論編

家庭教育の役割って何だろう 破天荒で型破りなオヤジが繰り広げる家庭教育のストーリーもいよいよ最終章。 パート3では、家庭教育の役割についてオヤジや僕の意見を書かせて頂こうと思います。 前回まではオヤジのぶっとびエピソードが中心でしたが、今回はマジメに教育論を語っています のでご了承ください。 まず、興味関心を育てることに心血を注ぐ。 お父さん・お母さん

書きかけのストーリー

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