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井上 勝彦

農業見習い
有機農法、無農薬栽培、自然農法など、ご指導ください。
70歳の不良老人です。
健康長寿研究所主宰

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井上 勝彦の人生のストーリー

今日は来てくれて ありがとう 

生前のご友情に深く感謝いたします。 葬儀にさいしては、わがままな私の最後のわがまま 1.抹香臭くなく、宗教や形式にとらわれないこと 2.普段着での葬儀 3.もしご供物をいただいたら全て花に代え、花で飾ってもらうこと、また献花は無記名にすること 4.花はバラを主体にして、菊はさけること 5.生前の顔は見せず、火葬後に皆様にお知らせすること という五つの願いをかなえてくれてありがとうございました。 いた

亡き妻の葬送ストーリーです。01

告別

2003.07.12午前2時45分に自宅にて安らかに永遠の眠りにつきました。 肝臓ガンと診断され余命3ケ月と宣告されたにもかかわらず1年6ケ月の命を永らえることができたのは、友人・知人のご尽力と先生方のお陰と深く感謝いたします。 とくに、今年(2003年)に入ってからは、I先生、K先生、看護婦の皆様、薬局の皆様が毎日24時間体制で、痛みを取り去るケアをしていただきました。 死去する前日は終日、赤子の

亡き妻の葬送ストーリーです。02

初七日

遺影の花飾りは取り去りました。 結婚してアメリカに行く予定の次女は分骨を望んで、小さな骨壷を買ってきましたが、隣のHさんに分骨はしないほうがいいと諭されています。 花束が届くたびに、祭壇の花を入れ替えています。 バラの花が多くなり、花の色が白系統から赤系統に代わってきました。 古い花は、庭の花道(写真下)に移し替えています。 娘婿の仕事関係者(大手企業の社長)から大きなバラの花かごが届きました。妻の

亡き妻の葬送ストーリーです。03

14日目

次女が新しいスポンジとバラを買ってきて、深夜に、2人で花を全ていけなおしました。 祭壇が一回り小さくなった感じです。 バックグランドミュージックはお経ではなく妻が好きだったアンルイスの軽快な歌です。 昼間、久しぶりの快晴。私の長姉と一番下の妹、その子供と孫の4人が群馬から来ました。 帰り際に、長姉が「香さんはうらやましい」と、ポツリともらす。70歳を過ぎた姉の子供は2人とも男。嫁ではなく、実の娘に世

亡き妻の葬送ストーリーです。04

21日め

昨日、6歳の孫と桜街道駅から自宅まで15分の道のりを歩きました。途中の家に咲いていた花を見て「この花を香に飾ってやりたいね。」「もう一度香にあいたかったね。」「もうあえないんだよね。」と、道すがら、おばちゃんの話をしきりに話します。 孫ともっと長い間いたかったろにと涙が溢れる。妻の死にゆく様をみて孫はどんどんやさしくなりました。 田無のS君一家と長女一家を交え、総勢9人で手巻き寿司でにぎやかな夕食と

亡き妻の葬送ストーリーです。05

24日目

昨日はKさんが留守中に来たようで、大きなゆりの花束と桃が玄関に置いてありました。朝8時に仕事に行く途中、S君が線香を上げていく。その後、次女が花火を見に行くと出かけて、終日一人。鶴ヶ島にある大型のホームセンターでバラの花を求め、祭壇の花を入れ替えました。 買い物では、妻の後ろに金魚のフンのように付いていただけだったので気楽だったが、いざ自分だけだと何をどう買っていいのか分からないし、買いたいものも別

亡き妻の葬送ストーリーです。06

29日目

長女と孫、次女と私で伊東の別荘に。妻と韓国旅行の際に買い求めた屏風を背景に遺骨を安置しました。この屏風は亡き妻が大切にしていたものですが、1枚にヒビが入ってしまったため、いつか修理をしたいと病身の中、次女と大切に梱包してしまってあったものです。彼女が思っているほどの商品価値はないので、祭壇の背景として使うよう促しましたが、次女は妻との約束だといってかたくなに拒否しています。でも最後には折れて使用を認

亡き妻の葬送ストーリーです。07

49日忌

49日法要を自宅で行う。法要といっても、私が簡単なお経を読んだ後、近親者と近しい友人達と会食をしただけです。これも亡妻が演出していった葬儀の形です。Hさんがチラシ寿司と「冷汁(ひやじる)」を大量に作って持ってきてくれました。特に、冷汁は皆さんに好評でした。どちらも、生前、妻が好んで作った料理の一つです。 冷汁は宮崎出身の私の母から妻に伝わった家庭料理ですが、次女も時々作るものの、まだ亡妻やHさんのレ

亡き妻の葬送ストーリーです。08

バラの花が咲いた

亡妻の49日に合わせるように庭のバラの花が咲いた。草花の世話などしなかった私だが、今は、朝晩の水遣りが楽しみになっている。バラの苗をあと5本追加して植えた。

亡き妻の葬送ストーリーです。09

バラの香部屋に満つ

伊豆・大仁にあるロックローズガーデンにてバラの花を求める。ガーデンの職人がバラの手入れの方法について懇切に教えてくれた。車に載るだけ目一杯購入、市価の半値程度で譲ってもらった。 さっそく庭にならべる。 毎日、1輪切って仏前に供える。大輪の花にもかかわらず何日たっても首が垂れない。甘い香りが部屋中を満たす。この香りが亡妻に届くだろうか? 77日目

亡き妻の葬送ストーリーです。10

オリジナル位牌

知人のS社に頼んでいた位牌がようやく出来上がった。硬質アルミ合金から形を削りだし、遺影と文字をレーザーで彫刻。塗装後、最後に妻の愛用していたダイヤを埋め込む。これを埋め込む方法についていろいろ検討した結果、台座とリングを外したダイヤの爪底にネジ山を作り、2ミリのネジで止めた。S社のO社長みずから最後のダイヤ装着を担当。神業を見せると、最後のコンマ数ミリのねじ山合わせのヤスリがけで角度も深さもピッタリ

亡き妻の葬送ストーリーです。11

4380日

13回忌祈念したるは薔薇一輪 (勝爺) 気がついたら、今日は亡妻の13回忌だ。庭にでると、ピンクの薔薇が一輪だけ咲いていた。薔薇が好きだった妻を偲んで多くの薔薇鉢を買い求めたが、その後の管理が悪く生き延びているのはごくわずかになっている。薔薇の花を切り、仏前に挿し、香を焚く。あっという間の12年。その間、新たに孫が3人増えた。その孫達の性格の中に妻の性格が色濃く見えることに驚く。さぞや孫達に会いたか

亡き妻の葬送ストーリーです。12(終わり)

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