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中村 麻美

15歳のトキ映画「ファザーファッカー」で主演デビュー。その後、数々の映画にたずさわる。
現在は潜在意識に関するカウンセラーもやっていますhttp://www.humanwaltz.com/

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中村 麻美の人生のストーリー

【2】痛みと温度が同居した日 ~ブラウン管の向こうに想像した世界~

当時10歳のわたしにとって現実は残酷なモノにしか映っていなかった。 学校でのイジメ、両親からの愛を感じられない日々 また 三姉妹の中で一番できない子、という自らが押した烙印。 現実は色味も味気もなく 閉鎖的でした。 子供にとって親というのは 自分の命をつないでくれる存在。 親は数々の選択肢があれど、子供にとってみたら 家の中、そして学校での生活 それ以外の選択肢はなかった。 必死でした。 「嫌われな

【1】痛みと温度が同居した日 ~ブラウン管の向こうに~

わたしがはじめて観た映画 それはチャップリンの 『キッド』 だった。 無声映画だったけど 当時10歳だったわたしは ブラウン管の向こうに 新しい世界を見たような気がして 思わず涙したのを覚えている。 モノガタリに泣いたのか それとも別に理由があったのかはわからない。 それから 映画という世界に引き込まれていった。 両親が映画好きだったこともあって 身近にその世界を感じることができた。 『サウンドオブ

【3】痛みと温度が同居した日 ~決意の瞬間~

中学校に入り 相変わらず地に足のつかない日々。 自らに押した できない子という烙印も もはや日常に溶け込んでいました。 いまなら よくわかる。 自分にとって そして誰かにとって ひび割れたように見えていたって それは ちょっとした味わいなのだと。 変わらずに映画だけは愛していました。 たくさん見た訳じゃなかった。 こころに響く作品を何度もみた。 この頃はデビッドリンチ監督作品に魅せられていました。

【4】痛みと温度が同居した日 ~息を切らせて本屋に駆けた あの日~

高校1年生の春と夏のあいだ。 学校をさぼって映画館へ行ったのを思い出す。 平日の昼間はほんとうに人が少なくって 貸切のような贅沢な環境の中で スクリーンを独り占めできたんです。 今のようにシネコンがなかったから 単館どくとくの 古い匂いがしました。 制服を着て家を出て、横浜の駅前で私服に着替えた 自分だけの秘密のじかん。 とても愛おしい ソノじかんは宝モノ。 そんなある日の昼下がり、家でごろごろしな

【5】痛みと温度が同居した日 ~映画監督との出逢い~

東京は目黒駅を降りて 権之助坂をくだる。 向かった先はホリプロ。そこがオーディション会場だった。 とても緊張していたのと、迷ったら困ると思って早くに到着してしまい 待合室でまつも落ち着きません。 周りには同世代の女の子たちがたくさんいました。 目を合わせないように・・でも凛とした姿だけは必至でたもって。 目を合わせた瞬間に自分の決意が揺らぎそうで怖かった。 15歳のこれが精いっぱい。 ふるえそうな手

【6】痛みと温度が同居した日 ~処女の強さ~

探検ごっこしたり 秘密基地つくったり  大好きなぬいぐるみを抱きしめて寝た日 誰の中にも 懐かしい匂いと ぬくもりと 景色がある。 その ときめくような輝きの追憶。 童心まるだしの それらは永遠の処女性を秘めている。 わたしにとって 新しい映画の世界は それと変わらなかった。 怖いコト なかったし 何よりも希望にあふれていました。 主演が決まり、そして夏の間中はずっと お稽古がありました。 はじめて

【7】痛みと温度が同居した日 ~ホンモノの女優 桃井かおりとの出逢い~

わたしが幼少の頃から見ていた映画は洋画ばかりでした。 日本の女優さんといえば トレンディドラマで見る顔ぶれ以外の人たちは ほとんど知りませんでした。 桃井かおりさんを知ったのも この映画を通してです。 無知。 これほど強いモノは無いのかもしれません。 ただ 桃井さんは その無知を決して認めることはありませんでした。 新人だろうと 素人あがりだろうと 関係なかった。 桃井さんにとっては 同じ土俵にあが

【8】痛みと温度が同居した日 ~本当の孤独は現場をはなれた後にやってきた~

クランクインからクランクアップまで 向けられたカメラが捉えたのは 素のわたしだったのか それとも演じた静子という少女だったのか わからない。 わたしはセリフを棒読みだったし  演じることが何なのかよく分かっていなかった。 でも それでも監督が最後の最後までわたしに言ったのは キモチだった。 芝居はしなくていいし 棒読みでもいいから 静子のキモチだけを感じてくれたら それでいい、と。 それだけは守ろう

【9】痛みと温度が同居した日 ~あたらしい世界の幕開け~

衝撃的な映画でデビューをしたものの 興業的な評価は 低かったようで、公開直後、監督が行方をくらました。 わたしにとっては 親のような存在だったから ショックだったのと同時に それこそ映画のようだと思ったのを覚えている。 ヤクザのような世界があるのだと知ったのも このとき。 それ以降に 再会もしたけれど どこかぎこちなかった。 現場で約束をしたのです。 それは 2人だけが知る約束。 監督はもう 忘れて

【10】痛みと温度が同居した日 ~大人に恋をした~

十代はたくさんの恋をするモノなのかもしれない。 ときめくことはいっぱいあったけれど  わたしの恋は小学校から高校まで ひとりの人に片思いでした。 ソノ恋こころは 17歳の夏 3度目の告白し失恋したのを最後に 静かに 明け方の月夜に封印をしました。  その月はなんども滲みそうになったけれど わたしは 辛い時ほど 笑ってしまうようで やっぱり その日も 笑った。                     

【11】痛みと温度が同居した日 ~大すきで大きらいを知る~

すき。 ただ そのキモチを伝えるだけで良かったはずなのに 気づいたら それだけじゃ物足りなくなっていった。 それは呼吸とおなじ。 吐いた息の届く距離で 同じように言ってほしくて。 夕暮れ時 ひとり 家の電気をつけるのがイヤで よく 散歩にでかけた。 一回り上だと 当たり前のように 仕事の帰りはおそかった。 お休みもほとんどなくて 楽しそうに疲れてた。 わたしの初めての恋は お友だちに見たモノとは違っ

【12】痛みと温度が同居した日 ~やわらかな時間と沈黙~

風邪をひいていた猫は1週間の入院で すっかり元気になって 帰ったその夜は いつものように わたしの寝るベッドの中へもぐりこんできた。 猫の肉球はとても やわらかくて 心地よい。 元気になった猫を眺めながら それに触れていたら いつの間にか一緒に寝てしまったようだった。 その夜 夢を見た。 こころがザワつくのは 気のせい そう言い聞かせて クリスマスの街をあるいた。 正確には仕事の帰り道。 街は おも

【13】痛みと温度が同居した日 ~成人式の告白~

二十歳になった。 二十歳になった翌日 成人式があり、 その日は地元のお友だちと鎌倉の鶴岡八幡宮にお参りをしました。 19歳と二十歳の違い 大きくは無かったのだけれど 友だちと祝福しあえた その祈りがとても心地よかったのと 大人の仲間入り、というキーワードにワクワクしました。 何かがはじまる気がして 胸いっぱい 歓びにあふれたのを覚えています。 そして その後、彼も祝福をしてくれました。 照れくさそう

【14】痛みと温度が同居した日 ~男と女の間に友情は成立するのか~

わたしの仕事柄、やはり似た職の人たちでした。 ミュージシャンや役者、ヘアメイクに写真家、 陶芸家に画家、プロデューサーや監督、デザイナー アーティスト、クリエイターと言われる人たちだった。 やはり刺激がそこにはありました。 話をするだけで学びがありました。 若い女の子同士は この世界とても厄介なことが多いから。 わたしは割と男っぽい性質があり 違和感なく すんなりその中に入って行くことができました。

【15】痛みと温度が同居した日 ~違いに気づけず葛藤した日々~

地の底へ落ちるトキ  こわい それは まるで広い青空に真っ逆さまに 放り出されるような感覚だった。 暗ければ 何も見えない。 でも 明るいと丸裸にされるような恥ずかしさがあるモノ。 何がいけなかったのだろう。 どこで間違ったのだろう。 君と私の違いはどこにあったのだろう。 これは 身近な仲間たちが 明らかに別の扉を開き 歩み始めたと感じ始めた頃のお話。 毎日のように遊んで 転げるほど笑って 真剣な

【16】痛みと温度が同居した日 ~わたしのステージに360度の視界が開けた日~

あれは夜明け前 わたしは渋谷の街にいて 遊んでた。 君から一本の電話が鳴ったとき 躊躇したのを覚えている。 なぜ躊躇したのかは君に秘密にしていたことがあったから。 後ろめたさがあった。 でも 電話をうけると君はこう言った。 「新しい曲ができたんだ」 電話の向こう側で 君のはにかむ笑顔が想像できた。 あの時に後ろめたさなんて考えずに 素直に歓べたら きっと何かが違っていたかな。 仲間が心地よいのは 

【17】痛みと温度が同居した日 ~あなたが生まれた日、わたしも生まれたんだよ~

8年前 あなたは生まれた。 そして わたしも同時に生まれたんだよ、母として。 このストーリーは わたしにとって語らずにはいられないエピソードです。 なぜなら、わたしの人生にとびっきりのギフトをくれたのは娘の存在でした。 現在8歳の娘はこのストーリーを描く わたしの横でテレビを見て笑っています。 「ねぇ、さき。ママは本当のことを語ろうと思うよ。」 2006年、今から9年前。 いつもと様子の違う自分に気

【18】痛みと温度が同居した日 ~眠れない日々が永遠に思えた~

みるくの香りがする。 はじめて娘をこの胸に引き寄せたトキ そう思った。 真っ白で 頬はほんのりピンクに色づき ふわふわしてて やわらかくて 心地よい温度。 まるで 生きたホワイトアウト。 あまりに小さいから はじめは不慣れな手つきで 触れていいのかも分からないくらいに丁寧に、を心がけていました。 母乳で育てよう、そう思って 一日 一日 また一日が過ぎて行った。 助産院を数日して出て家に戻ってからは

【19】痛みと温度が同居した日 ~誰かの願いが叶うころ~

こころも体も 眠ることを忘れ始めた 頃 そう 寝るってことを もう求めなくなってた 気づけば娘は2歳になっていて 歩いたり 手にスプーンをもって自分で食べるようになって もちろん コトバもかすかに出すようになって よく笑ったし またよく泣いた。 そしたら 寝れるわたしが そこには居た。 出産してから ひさしぶりに深い眠りについた あの日の至福は忘れない。 今なら言える どうしてもっと ゆったり過ごさ

【20】痛みと温度が同居した日 ~異次元の住人たち~

きっと きっと 誰もがどこかで自分を疑っている 自分にはどうしようもないことが存在するって きっと きっと 誰もがどこかで 信じている 自分には何でもできるパワーが内側にあふれているんだって これは 既に夫とは離婚をした後のお話。 彼とのストーリーは彼との約束でその一切を語ることをお互いに禁じています。 離婚するトキ、彼への敬意と心からの感謝のキモチでそうすることにしました。 娘とそしてわたしの生活

【21】痛みと温度が同居した日 ~異次元の住人たち 2~

生きるって仕事を 与えられ 引き受けてから どれくらいのエネルギーを使ったのだろう それに見合う自分は そこにあったかな それに見合う報酬は 受け取ったかな それに見合う人との出会いは果たしたかな いや まだだよ もがいて 葛藤して 自分の居場所を探して 同じことを繰り返しながらも なんとか生きてきた あきらめることなんて できるわけなくて かろうじて 自分を律してきた 人に良く思われたくて 嫌われ

【22】痛みと温度が同居した日 ~求めたモノは与えたかったモノ~

行先はどこですか どこまでの切符を買っていますか 目的地までは この金額が必要ですよ 荷物は 別料金必要です もっていないのですか 途中 トランジットするなら 予め教えておいてくださいね  それから 手に持っているモノはなんですか 身分証明は必ず みせてくださいね うるさいヤツ この人には見えないのだろうか 手をつないでいる子供の姿が 身一つで なぜ乗ってはいけないの わたしが私である為に どんな証

【23】痛みと温度が同居した日 ~エピローグ~

ねえ、さき。 ママは何を見ていたんだろう あなたの。 ママが子供時代にね、さきのおじいちゃんとおばあちゃんに対して思ったこと、 それは  ありのまま のわたしを見てよ、だった。 そして どんなに出来損ないでも  信じてほしかった 。 それなのに、あなたに、あの時のママが感じていた様な 悲しい想いをさせてしまったね。 はじめての立っちしたとき、喜んだ反面、動かなければいいのに、そう思ってごめんね。 風

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