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Murao Masaki

Murao Masakiの人生のストーリー

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Murao Masakiの人生のストーリー

第1話:11歳で母を自殺で亡くした若者が生きることを諦めなかった『からあげ』の話。

突然の母の死 ー母が亡くなって15年が経つ。 あの日、僕は小学校の校庭で漠然とした『違和感』を感じ取った。 『嫌な予感がする…』 体育の授業中にバレーボールのコートで、クラスメイトとボールを追いかけているときだった。突然、その瞬間は訪れた。 校庭の片隅で僕たちを見守るくすのきの表情は、いつもと違う気がした。吹く風は重たく、冷たかった。この不思議な感覚は、あとに何も起こらなければ二度と思い出すこともな

人生の原点となった日です

第2話:11歳で母を自殺で亡くした若者が生きることを諦めなかった『からあげ』の話。

最後の夜 玄関は、いつもと変わっていなかった。 台所には、夕食の食材が置いてあった。カレーの食材と魚のフライだった。 「いってらっしゃい。」 朝、母の声かけにろくな返事もせず僕は学校へ向かった。ここ数日、母は朝食もつくってくれていた。夕食の買い物に出かけて、帰ってから思い立ったのだろうか。 僕が母と対面したのは、オソウシキを行う会場だった。母は狭い桶の中で静かに手を組んでいた。ただ寝ているだけのよう

あまり話さない直後の話

第3話:11歳で母を自殺で亡くした若者が生きることを諦めなかった『からあげ』の話。

後悔と自分を責める思い 母は、優しい人だった。いつも『まぁくん、まぁくん』と声をかけてくれた。 僕は、母親っ子だった。幼稚園の連絡帳には『お母さんが一人で寂しい思いをするからと、遊ぶ約束を断ってきたようです』『お母さんにプレゼントすると折り紙を折っていました』と書かれている。随分と甘えん坊の子どもだったようだ。 母の様子が変わったことを感じとったのは、小学校5年生、林間学校を終えて夏が来たときだった

当時の痛みと葛藤

第4話:11歳で母を自殺で亡くした若者が生きることを諦めなかった『からあげ』の話。

自分のことは自分で オソウシキが終わって少し落ち着いたころ、父は子ども3人に宣告した。 「これからは自分のことを自分でする。これが基本やで。」 「弟はまだ小さいから、お姉ちゃん、お兄ちゃんが面倒みてあげてな。」 父は、しばらく仕事を定時で切り上げていた。しかし、会社の人から「うちは慈善事業をしている訳ではない。」と言われたそうだ。家族みんなでご飯を食べることや出かけることは、一切なくなった。 朝は、

孤立を抱えようとしていました

最終話:11歳で母を自殺で亡くした若者が生きることを諦めなかった『からあげ』の話。

からあげが2個 そのような僕が生きることを諦めなかったのは、理由がある。 僕は中学校に入ってクラスの委員や部活動でリーダーを務めるようになった。前向きな気持ちがあったからではない。周りに心配をかけてはいけない、自分がしっかりしなければいけない、その気持ちだけが体を動かしていた。 放課後は、夜遅くまで友達と遊ぶようになった。部活動が終わって帰宅すると、自転車に乗ってバスケットボールのコートがある公園へ

今があるのは

【母の日を前に】母の日が母の命日。15年の歳月に想う4つのこと

2002年5月14日、僕は母を自殺で亡くしました。2017年5月14日、この日は母の日であり僕の母の命日です。今年2月に公開した「11歳で母を自殺で亡くした若者が生きることを諦めなかった『からあげ』の話(全5話)」は、Yahoo!ニュースや運営会社のオススメストーリーでも紹介していただき多くの人に伝えることができました。あの日から15年、改めて歳月を振り返りながら想う4つのことを今回はシェアします。

母の日にお読みください

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【母の日を前に】母の日が母の命日。15年の歳月に想う4つのこと

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自分のことは自分で オソウシキが終わって少し落ち着いたころ、父は子ども3人に宣告した。 「これからは自分のことを自分でする。これが基本やで。」 「弟はまだ小さいから、お姉ちゃん、お兄ちゃんが面倒みてあげてな。」 父は、しばらく仕事を定時で切り上げていた。しかし、会社の人から「うちは慈善事業をしている訳ではない。」と言われたそうだ。家族みんなでご飯を食べることや出かけることは、一切なくなった。 朝は、
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第3話:11歳で母を自殺で亡くした若者が生きることを諦めなかった『からあげ』の話。

後悔と自分を責める思い 母は、優しい人だった。いつも『まぁくん、まぁくん』と声をかけてくれた。 僕は、母親っ子だった。幼稚園の連絡帳には『お母さんが一人で寂しい思いをするからと、遊ぶ約束を断ってきたようです』『お母さんにプレゼントすると折り紙を折っていました』と書かれている。随分と甘えん坊の子どもだったようだ。 母の様子が変わったことを感じとったのは、小学校5年生、林間学校を終えて夏が来たときだった
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第2話:11歳で母を自殺で亡くした若者が生きることを諦めなかった『からあげ』の話。

最後の夜 玄関は、いつもと変わっていなかった。 台所には、夕食の食材が置いてあった。カレーの食材と魚のフライだった。 「いってらっしゃい。」 朝、母の声かけにろくな返事もせず僕は学校へ向かった。ここ数日、母は朝食もつくってくれていた。夕食の買い物に出かけて、帰ってから思い立ったのだろうか。 僕が母と対面したのは、オソウシキを行う会場だった。母は狭い桶の中で静かに手を組んでいた。ただ寝ているだけのよう
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第1話:11歳で母を自殺で亡くした若者が生きることを諦めなかった『からあげ』の話。

突然の母の死 ー母が亡くなって15年が経つ。 あの日、僕は小学校の校庭で漠然とした『違和感』を感じ取った。 『嫌な予感がする…』 体育の授業中にバレーボールのコートで、クラスメイトとボールを追いかけているときだった。突然、その瞬間は訪れた。 校庭の片隅で僕たちを見守るくすのきの表情は、いつもと違う気がした。吹く風は重たく、冷たかった。この不思議な感覚は、あとに何も起こらなければ二度と思い出すこともな
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最終話:11歳で母を自殺で亡くした若者が生きることを諦めなかった『からあげ』の話。

からあげが2個 そのような僕が生きることを諦めなかったのは、理由がある。 僕は中学校に入ってクラスの委員や部活動でリーダーを務めるようになった。前向きな気持ちがあったからではない。周りに心配をかけてはいけない、自分がしっかりしなければいけない、その気持ちだけが体を動かしていた。 放課後は、夜遅くまで友達と遊ぶようになった。部活動が終わって帰宅すると、自転車に乗ってバスケットボールのコートがある公園へ

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