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サティ セラピー

サティの人生のストーリー

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サティ セラピーの人生のストーリー

未婚での妊娠と入れ替わるように消えていった妹の命の話

はじめに 私はアルコール依存症の父の元に育ち、10代から摂取障害、自傷行為、オーバードーズ、アルコール依存、性逸脱、自殺未遂を繰り返していました。二歳違いの妹もまた同じ苦しみを抱えていました。   妹はもうすぐ25歳になるところで生きることを諦め、植物状態になりました。ショックと罪悪感で胸が押しつぶされそうになった私は自分がどうしたらいいのか全く分からず、オーバードーズと飲酒を重ねて夜の街を寝ずに俳

未婚での妊娠と入れ替わるように消えていった妹の命の灯 第2話

未婚での妊娠と入れ替わるように消えていった妹の命の灯① http://storys.jp/story/11210 8年前の7月1日、私は新しいアパートに引越しする予定だった。 前日の6月30日、その引越しを手伝うために母親が実家から来てくれていた。 父は介護施設に入所中、田舎にある実家には妹のサトミ一人が留守番をしていた。 手伝いに来てくれた母も、そこであまりにも私が色々な騒動を起こしたので、生まれ

未婚での妊娠と入れ替わるように消えていった妹の命の灯 第2話

未婚での妊娠と入れ替わるように消えていった妹の命の灯① http://storys.jp/story/11210 8年前の7月1日、私は新しいアパートに引越しする予定だった。 前日の6月30日、その引越しを手伝うために母親が実家から来てくれていた。 父は介護施設に入所中、田舎にある実家には妹のサトミ一人が留守番をしていた。 手伝いに来てくれた母も、そこであまりにも私が色々な騒動を起こしたので、生まれ

未婚での妊娠と入れ替わるように消えていった妹の命の灯 第4話~死に向かう綺麗すぎる目~

事故から一日経ってようやく私は搬送先の病院に行ったのだけど、集中治療室で横たわるサトミを見て、ただ呆然と立ち尽くすしかなかった。血の生臭いにおいが充満して呼吸すら辛かった。 上半身は包帯でぐるぐる巻き、顔は目だけが出されて横向きに固定され、人工呼吸器をつけられてる状態… サトミとは思えない姿だったけれど、 切り刻まれた腕はサトミの象徴であり、サトミだと認めざるを得なかった。 私がなぜ引越しを優先させ

妹の命日が近づいてきたので、妹への感謝の気持ちと懺悔を綴っていきたいと思いました。

未婚での妊娠と入れ替わるように消えていった妹の命の灯 第5話~虐待~

私とサトミはいつも一緒だった。 幼い頃は2Kの狭いアパートに両親と私とサトミと四人で暮らしていた。古くて狭いアパートだったけれど、家の近所には遊び回れる山があり、川があり、多くの参拝客で賑わう寺院や活気に溢れた商店街もあり、私はいつもサトミと一緒に暗くなるまで存分遊べた。 この頃は私たち家族に当たり前の幸せがまだあった。 二歳下のサトミは天真爛漫で明るく優しい子、 家族四人で食卓を囲んで食事をし、夜

未婚での妊娠と入れ替わるように消えていった妹の命の話 第6話~摂取障害①~

私とサトミは思春期から摂取障害になった。 私たちは摂取障害に始まり、様々な精神疾患に陥っていった。 私が摂取障害になったのは中学生の時だった。 小学生の頃、私は太っていたので、自分の体型がきらいだった。 体操服に着替えなければならない学校の体育の授業は苦痛で、足も遅くて行動も鈍いので男子からよくからかわれもした。運動ができる友達が羨ましくて仕方なかった。 そんな自分を変えたくて中学校では勇気を出して

未婚での妊娠と入れ替わるように消えていった妹の命の話 第7話~姉妹で摂取障害②~

私が中学生の時から摂取障害になったのと同じようにサトミも思春期から摂取障害になっていた。 サトミは私と違って自己主張も反抗もしない子。 私が実家を出て親戚の家に下宿する時も何も言わなくて、無関心の様子だった。 けれど、私が家を出た数日後の夜、サトミは突然私の下宿先の電話に連絡してきた。 珍しく取り乱した様子で、 「お母さんがね、またお父さんに殴られて…『お姉ちゃんのところにいく』って泣きながら怒って

未婚での妊娠と入れ替わるように消えていった妹の命の話 第8話~お母さん助けて~

サトミは摂取障害から始まり、リストカット、うつ病が悪化し、自宅近所にある精神科のある診療所で診察を受けるようになった。そこで適切な診察、治療、投薬が受けられていたのか定かではないけれど、とにかく日に日に状態が悪化していった。 サトミは元々、従順な子供で誰に対しても人懐っこくて天真爛漫だったけれど、心を病み始めてから人に対して警戒心がとても大きくなっていた。精神科の医師にも心を開かず、カウンセリング等

未婚での妊娠と入れ替わるように消えていった妹の命の話 第9話~介護で得たこと失ったこと①~

10代から始まった私とサトミの摂取障害、自傷は20歳を過ぎても一進一退。 少し善くなったり、また悪化してみたり、 あるいは過食は改善してきたけれど今度は他のものに依存したり… 私たち姉妹は一緒に暮らしていなかったけれど、同じように心がいつまでも晴れずにいた。 私が24歳になる年、 父が突然脳内出血で倒れた。 ここから私たちの状況はまた大きく変わった。 当時私は病院でリハビリ助手をしていて、 ちょうど

未婚での妊娠と入れ替わるように消えていった妹の命の話 第10話~介護②~

父が倒れてから一年位が過ぎた時、 サトミの自傷行為とうつ病が酷くなって 私は重度のパニック障害になった。 “家族の介護” ということは言葉だけでは計り知れない苦労と苦悩がある。 自分も人間 一緒に介護する家族も人間 介護される方も人間 それぞれの価値観は違うし、病院や施設の対応に傷つくこともある。 私は子供の頃から父が大嫌いだったけれど、 それはお酒を飲んで暴力を振ったり大声を上げたり物を壊したりす

未婚での妊娠と入れ替わるように消えていった妹の命の話 第11話~魔の17時~

病院でパニック障害と重度のうつ病だと診断されて、 三種類位の薬を処方されたけれど、一向に不眠も強い不安感も無くならないし、 勿論外出もできなくて引きこもりのまま… 週に一回受診して、 先生にそのことを相談すると、ただ薬の種類が増えるだけ。 始めに処方されたハルシオンで短期間に体重が10㎏も減ってしまったけど、 肝心な不眠は全く改善しないから、先生に辛いと伝えると ハルシオンが無くなって、レボトミンと

未婚での妊娠と入れ替わるように消えていった妹の命の灯 第12話~妊娠~

廃人のような生活の中で たった一つだけ私に楽しみがあった。 すごく好きな人がいた。 父が倒れてから知り合った人だったのだけど、 かなり年上で落ち着いた人だったし、 ドライブに連れていってくれたり、散策に出かけたり、一緒にご飯食べたりして 他愛もないことなのだけど、私にはすごく気が休まって安心感もあった。 だからすごく甘えてしまって、 その人にすごく依存して、執着心も大きかったと思う。 ねぇねぇ私の話

未婚での妊娠と入れ替わるように消えていった妹の命の灯 第13話~蝉の鳴き声と悪寒と白い花~

私は中絶の手術をして自宅にふらふらになって帰ってきて、自宅の畳に横になった。 真夏で外は蝉が煩いくらい泣いているのに私は寒さで震えていた。毛布を出してきて包まっていた。 全身が痛かった。 “私はいくら罰を受けたら赦されるだろうか” 悲観的になりながらも窓の外を見ると空はとても綺麗に晴れて、 ベランダにはいつか植えた種がいつの間にか花を咲かせていた。 “私はほったらかしだったのにね” 咲いたたくさんの

未婚での妊娠と入れ替わるように消えていった妹の命の話 第14話~サトミを振り切ったことへの罪悪感~

サトミが夜中に友人の家でオーバードーズをして急に友人宅を飛び出し、 自宅そばの道路を徘徊、飛び出して2台の車に撥ねられた。(詳細: 第2話   第3話 ) サトミの命が絶望的だと知った時、私は本当に大きなハンマーで頭を殴られたようなショックを受けた。 サトミは私が妊娠して中絶してから、私を励ますために毎日電話とメールをくれた。私が独りでアパートにいるから悲観的にならないよう、淋しくないように気遣って

未婚での妊娠と入れ替わるように消えていった妹の命の灯 第15話~あなたなら分かってくれる?~

自分がまた妊娠していることに気付いたのはサトミが脳死してから1ヵ月ちょっと経った雨上がりの日だった。えらい初期のはずなのに、私は妊娠を確信して妊娠検査薬を試したら陽性だった。誰にも報告せず、病院に独りでいった。 「まだ陽性反応が出るには早すぎるけど…」 先生もそう言ったけど、病院でも陽性反応だった。 病院の帰り、近くの公園でHと待ち合わせた。 「私、妊娠してた!」 私は喜んだ。Hの子だからじゃない、

未婚での妊娠と入れ替わるように消えていった妹の命の話第16話~しあわせになること~

私は何故、臨終の連絡が来たにも関わらず、すぐにサトミのそばに向かわなかったのか。 また妹であるサトミの葬式に何故行こうとしなかったのか。 それはただただ、サトミの変わり果てた姿を私は見たくなかったからだ。現実を受け止める余裕が全くなかったから。 自分にとって大事な人が亡くなった時、その時はどんなに辛くても本当は会いに行くべきだと思う。その現実をちゃんと見なければいつまでも受け入れることができないから

『未婚での妊娠と入れ替わるように消えていった妹の命の話』あとがき

これまで、私と妹のサトミのストーリー『未婚での妊娠と入れ替わるように消えていった妹の命の話』を読んで下さってありがとうございました。友人に、心の整理をするためにこのSTORYS.jpで妹のことを書くことを勧めてもらい本当に自己満足で書き続けてきたのですが、 いいね、やコメントを色々な方から頂いたり、Facebookの方でも感想を頂いたり、新たなご縁が広がったり…大変励みになりました。本当にありがとう

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