こんにちは! 先日、「あいりん地区で元ヤクザ幹部に教わった、『◯◯がない仕事だけはしたらあかん』という話。」というストーリーを投稿しました阪口と申します。

あいりんの記事は、自分でも信じられないほど拡散され、投稿から10日間で、

  • 500,000PV
  • 11,000いいね!
  • 6,800tweet
  • 2,000はてブ

今回の反響に対し、STORYS.JPの運営者様からお声かけ頂き、

というご依頼を受けましたので、私がストーリーを書く際に気をつけたポイント、ならびに、STORYS.JP内のたくさんのストーリーを読んで気がついた『拡散されるストーリーに必要な3つのルール』 を、皆様にご紹介させていただきます。

ルール1 どんなに長くても1つの話にまとめること!

反響があるストーリーは、どんなに文章が長くても、一話完結しているのが特徴です。
たとえば、12月末に書籍化も決まったTsubota Nobutakaさんの『学年でビリだったギャルが、1年で偏差値を40あげて日本でトップの私立大学、慶應大学に現役で合格した話』は、1万字以上あるボリュームを 1記事の中に収めています。

他にも、反響を呼んだストーリーはどれも一話完結で、冒頭からオチまでしっかりと書かれています。つまり、最後にオチを書いて読者を満足させないと、「いいね!」や「Retweet」はしてくれないと結論づけました。

これに習って、あいりんの記事も、6000字というボリュームでしたが、分割はせず、すべてを1記事に収めることに。タイトルの「◯◯がない仕事だけはしたらあかん」という、◯◯の部分への解答を一番最後に持ってくることで、わかりやすいオチも用意しています。もしこの言葉に共感してくれたら、その下のいいね!やtweetボタンも押してくれたらいいな、そういう流れを考えた構成を心がけました。

ルール2 タイトルとTOP写真の選定に本文以上の力を注ぐこと!

本文以上に大切なのが、タイトルと写真です!ご覧のとおり、STORYS.JPのTOP画面には、「タイトル」と「写真」しか掲載されません。そのため、タイトルで興味を引くことができなければ、どんなに良いストーリーも読んでもらえないと考えました。

実際、過去に話題となったストーリーのタイトルを見ると、

「学年でビリだったギャルが、1年で偏差値を40あげて日本でトップの私立大学、慶應大学に現役で合格した話」
「受験に失敗した引きこもりが、ケンブリッジ大学合格に至った話」
「大学生が22歳の時にたった3か月で500万円貯めて憧れのドイツ製最高級車BMW M3を買った話」

と、タイトルを見ただけでその内容が浮かんでくるようなものになっています。
「偏差値40をあげて」と数字を絡めたり、「BMW M3」具体的な名称を入れているのも特徴です。「大学生が」とか「受験に失敗した引きこもりが」と自分を第三者的に促えているのも面白いと思いました。

関連して、『面白いブログの記事タイトル』についても調べました。

『ブログの出来は89%くらいタイトルできまります。念頭に入れておく3つのポイント』
『10個の実例から学ぶ!読まれるブログ記事タイトルの6つのルール』

これらの記事で、『キラーキーワードを入れる』『役に立つことが伝わる』『伝えるべき情報を絞る』といったルールが紹介されていたので、それに照らし合わせながら、自分のタイトルを調整していきました。

最初は、
「あいりん地区で元ヤクザに、人生と仕事について教わった話』
「あいりん地区の共同風呂で、元ヤクザ幹部に人生を教わった話」
みたいな、タイトルだったのですが、上記のようなことを踏まえてブラッシュアップし、

「あいりん地区で元ヤクザ幹部に教わった、『◯◯がない仕事だけはしたらあかん』という話」という形に。ストーリーを読んだ人にしか「◯◯」に入る言葉はわからないようにしました。
その結果、

というように、Twitterやfacebookでこの『◯◯』の部分がシェアされ、答えが気になった人が記事に訪問し、記事に共感してくださった方がまたシェアしてくれるという循環を起こすことができました。

ルール3 誰に何を伝え、どんな感情を引き起こしたいのかまで考えること

STORYS.JPに投稿された過去のストーリーを読んでいると、最後までどんどん読んでしまう記事と、途中で読むのを辞めてしまう記事に分かれました。その違いはなにかを考えた所、良いストーリーの特徴は、「誰に」「何を伝えたいか」がハッキリしていて、ストーリーの軸が冒頭から最後までブレないことだと気が付きました。当たり前のことかもしれませんが、反響が大きいストーリーは特にこれが明確なのです。 僕の記事でも、この部分がブレないように気をつけ、次のように設定しました。

誰に伝えるのか

この部分では、

  • 26歳の、社会人4年目の男性。
  • 月収20万くらい。一人暮らし彼女なし。
  • 会社で働くことに違和感や不満を感じている。
  • 本当はやりたい仕事があるのに、その一歩が踏み出せない。
  • 結果、充実感がなくても、なんとなく鬱気味。

というくらいにまで、超具体的に読む人を意識しています。
ちょうどそんな具合に病んでいる友人がいましたので、彼を応援するような、奮起を促す手紙を書くようにストーリーを執筆しました。

何を伝えたいのか

この部分では、

「充実感がない仕事をしたらあかん」ということを伝えています。記事の冒頭でも、

と伝えることで、この記事のメッセージは何なのかを明確にしました。

そして読んだあとで、ターゲットとした彼が、今の仕事を見直して、今後の人生や働き方を真剣に考えずにはいられない、そうゆう感情を呼び起こしたいと考えました。

そのメッセージがより具体的に伝わるように、
僕自身が鬱病で会社を辞めたり、その後あいりん地区で独立をしようとしたエピソードを挟んだり、中條さんの人柄が伝わるような印象的なエピソードを紹介したりして、「今の仕事に充実感、感じとる?」という言葉が刺さるように何度もストーリーを書き直しました。



また、文章にメリハリをつけることも効果的です。

ターゲットを26歳の社会人に設定したので、だらだらとした文章は読んでもらえないと思い、

ポイントで写真を入れたり、会話文には吹き出しを使ったり、スマホでの読みやすさを考えて、改行の間隔も調整するなど、細かいところで色々工夫してます。ストーリーを書き上げた後、このあたりの調整に2日くらいかけました。

結果、6000字という、スマホで読むにはあまりに長い記事になりましたが、最後まで読んでいただき、その感想をソーシャルメディアでシェアいただくという、想像以上の結果を得ることができました。

まとめ:自慢話ではなく、WEBコンテンツとして面白いものを書く!

以上、良いストーリーを読んで気がついた3つのルールについてお話してきましたが、その根底にあったのは、 『自分語りの自慢話ではなく、WEBコンテンツとして面白いものを書く』という書き手の意識だったと思います。

自分のストーリーを語るとき、どうしても自慢話っぽくなりがちです。しかし反響の大きいストーリーは、自分をひとつのコンテンツとして客観視し、どんな構成で、何をどう語るかが、考えて書かれています。

オチを最後につけるのも、魅力的なタイトルや写真をつけるのも、ストーリーの軸をブらさないことも、すべてはこの『面白いコンテンツを書く』という意識から、自然と出てきたもののように思いました。

今回の記事が、少しでも皆様のストーリー執筆のお役に立てば嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!