日本の企業、全体的にブラックかもしれない話


   



いいかえると、日本の働く環境自体、ブラックなんではないかという話です。

オーストラリアに来て、そう思いました。

海外かぶれ、そう見えます?笑

いや、世界を知るってことは、すばらしいと心の底から感じてます。すてきなすてきな体験です。


早速ですが、なぜ私がそう感じたか、

オーストラリアの労働環境をお伝えします。


その1. 



時給がべらぼうにいい。

日本人のワーキングホリデーの人がよく始めに働く場所、日本食レストランは、大体時給1500円です。

たまに、アジア系のレストランでは違法で時給1000円くらいのところがありますが、平均1500円くらいだと思います。

オーストラリア人が働くカフェなどでの平均は、2000円くらい。

なので、シェアハウスに一緒に住んでたこっちの友達は、週3日くらい働いて、他は家にいました(笑)

会社勤めになると、もちろんもっとです。


その2.



日本でいう正社員もしくは契約社員にあたるフルタイムでは、


1年間に1ヵ月の休み

が取れます。

しかも、有休です!!!!

オーマイゴッドです。

私がそれを知ったとき、

えー!えー!えー!私の当たり前ってなにー!ちっぽけー!不公平ー!!

と、めちゃめちゃめちゃ衝撃を受けました。その時に、だいたい、海外で生きていくことを決めた気がします。単純(笑)

私は英語学校に通っていました。他の国の友達や、他国の情報に興味のある旅行好きの英語の先生によると、

日本での有休、「連続10日間とれてめっちゃラッキー!最高!」となるのは、「クレイジーだ」(訳すと「ありえない!」て感じですかね)とのことでした。

日本は、世界的にも有休が少ない国のようです。

ちなみに!!!

職業にもよりますが、有休を1ヵ月続けて使うことも可能です!!!

ボスは、いやな顔は基本的にしません。


その3.



上司がすばらしい。


もちろん、人によるところが多いとは思いますが、基本的に上にたつ人々の姿勢がすばらしいと思います。

今まで見てきた英語学校の校長先生と先生の関係、私の仕事先の店長やオーナーなどなど。

基本的に、働く人たちの人としての関係は平等です。

みんな英語で敬語がないからなんでしょうか。若者とおじちゃんが、「ヘイ、友達、今日の調子はどうだ?」と言い合ってるのは、いまだに違和感あります。(笑)

そんな感じで、オーナーとバイトの子も話しています。


その流れで、とくにすばらしいのが、物を教える時の姿勢と、物事を決める時の上司の姿勢!!

日本では、仕事の先輩は自分より「えらい」存在ですよね。

こっちでは、あくまで基本的に平等で、個人の考え方や意見はその人のものとして、尊重されます。

基本的にボスが決めたことに店長はNOとは言いません。それは、ボスのそのビジネス戦略が良いものだと賛成したからであったり、ボスがその方法が好きだから。という理由です。

上司の言うことは、絶対!の世界とはちょっとちがいます。

むしろ、上司は他のワーカーの提案や希望、シフトの希望に、基本的にyesというのがふつう、もしくは、yesといえるように努力するのがふつうな気がします。

最近、働いてるお店の隣に、とんこつラーメン屋さんができました。同じ仕事の子と一緒に食べに行きたいから、休憩一緒にとっていい?(お店から人が2人消えると、少し大変になる)と怖々マネージャーにお願いしたら、(お店は)大丈夫だと思うよ、楽しんできて!と快諾されました(笑)

日本じゃまず、お願いすることすらありえないですよね(笑)

粋です

オーストラリア最高、と思った出来事でした(笑)


その4.



残業がない。サービス残業なんて、ありえない。


私の仕事先のオーストラリア人は、仕事が2時までだと、2時1分にすでに自分の片手にバッグをもって、お店のドアを開けています。(笑)

はじめは、びっっっくりしました。

いつの間に準備してたの?!みたいな(笑)

しかも、マネージャーに、他のみんなになんて尚更、「お先に失礼します」的なものは一切ありません。

ドアのとこで、「ばいばーい、またねー」。以上です。しかも、2時1分に、です(笑)

会社勤めのサラリーマンの現状はいまいちよくわかりませんが、夕方になると、バーでおじさまたちがお酒をのみ始めるのをよく見かけるので、きっときっちり5時とかに帰ってるんじゃないのかなーと思います。


その5.



転職がふつう。


日本は、最近でこそ転職がふつうになってきました。でも、その会社がいやだからやめるのって、いまだにあんまり良しとされてないですよね?

こっちでは、転職?転社?がふつうです。

むしろ、今働いてるところの給料や待遇があんまりよくなくてやめるっていう決断をして転職するなら、賢い、良くできる人だっていうふうに思われるはずよ、と、英語学校の先生がいってました。

日本もそうなら、ブラック企業もなくなるのになーと思います。

(これについてはまた他のお話で。。)

もうひとつ、こっちでは、転職種も、ふつうです。

オーストラリアの人は、だいたい、3、4回職種を人生に変えるんじゃないかなーとも、オーストラリア人から聞いた話です。実際に、私の知ってる人は、だいたいそんな感じです。

仕事しながら大学院に行ってるって人もけっこういるみたいです。

転会社も、転職種も、その数だけ経験を積んでると、ポジティブにとらえられるみたいです。

自由に、好きなように、生きれますね。


そんな感じで、私はオーストラリアで働くことに、とっても心地よさを感じています。希望を感じています。

オーストラリアは世界的にも時給が高いですし。

旦那さんが5時にお勤め終わって育児に参加してくれるって未来が明るく見えません?(笑)

しかも、高給料、長期休みで、私のやりたかった、世界中を旅するっていう夢が、ふつうに働きながらにできる!しかも、転職がふつうなら、1年くらいやめちゃってまたどこか就職するのもありぢゃないか。。

オーストラリア、なんて夢のある国なんだ。。(;∀;)

恋しました。

国の制度で、人の生き方はこんなに変わるもんなんですね。


でも、日本人の中には、オーストラリア人は適当だから、一緒に働きたくないという人もいます。

フルタイムで働いてる割合も、たしか60%くらいで低かった気がします。まぁでも、私から見ると、時給が高いので充分バイトみたいな感じで生きていけるなっていうのが正直な意見です。

いろんな意見がありますが、日本が見習うべきところが、もっといっぱいあると思います!


他の国の労働環境も、勉強してみたいですね。

すてきな社会になりますように♪

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