私がサプライズの会社を立ち上げた理由

最高に楽しいキャンプ


会社を辞めることが決まった1ヶ月前、

6月下旬の梅雨ど真ん中のある日のこと。


会社の仲良しメンバー13人でコテージを取ってキャンプをすることになった。


せっかく行くんだからチームごとに勝負をしながら楽しもう!ということで


1回戦:お買い物ゲーム

2回戦:釣り!

3回戦:宝探しゲーム


で、負けたチームが肝試しをするっていう企画をたてた。


買い物を済ませてキャンプ場へ。

くつろいだあとは釣り勝負!


そしてBBQ。

食事の途中でタープの外に出てみると今までに見たこともないような満天の星空!

あんなに転機が心配だったのに雲一つないとっても澄んだきれいな空・・

みんなBBQもお風呂もわすれて流れ星鑑賞。


そして、フロに入った後はいよいよ3回戦。

宝探しゲームの始まり。

コテージのあちこちに宝のヒントをちりばめて

ヒントから宝物のある場所を見つけていく形式のゲーム。


わがチームはいい感じに宝を隠せて相手が見つけるまで20分ぐらいかかったかな?

交代してわがチームが宝探しの番。

いろんな場所に隠されたヒントをつなげると、

「リンカーン」

これはメンバーが乗ってきた車の名前!


よしっ、きたーーっ!!


すかさず車に駆けよって中をみてみると・・・

車の中が装飾されていて、そこには「こいけん」と書かれたダンボールと

手作りのプレゼントが置かれていました。


なんだこれ・・???

と一瞬、時が止まったと思ったら、後ろでみんなが声をそろえて

「こいけんさん、お疲れ様でしたーー!!」


自分が会社をやめることはまだ誰にも内緒にしていたつもりだったのに。


初めから私にサプライズをするつもりでBBQもゲームも

すべてが仕組まれていたことだったんです。


本当に本当に嬉しかった。

人前で泣いたことなんてないけど、やばかった。


その後は、みんなで撮影して、トランプして

バカ騒ぎして、寝て。


起きたら次の日もありえないくらいの快晴。

みんなで遊んで、またBBQして川ではしゃいで、花火して。




サプライズはまだ続いていた!?


くたくたで家に帰ってシャワーを浴びた後、携帯を見ると1通のメールが来ていた。


題名は

これで終わったと思うなよ


そのメールには動画が添付されていて、なぜか私の車に向かう仲間の姿が・・

運転席の後ろのポケットに何かを入れている。


え????

何置いたん??


すぐに車を確認しに行くと

そこには1枚のDVDが隠してあった。

見ると中身は当時の会社のたくさんのメンバーから

ひとりずつ今までお疲れさま!の感動的なメッセージ。


こらえていた涙が全部出てきました。

これで感動しなかったら、ただのクズです。笑


今までの起業の計画を白紙に


サプライズをされるまで私は、住宅のコンサルタントになろうと思っていました。

これから家を建てる人にアドバイスするアドバイザーとして起業することを決めていました。


でも、この思いをしてから、急に「人を感動させるサプライズを仕事にできないか?」

と強く思うようになったんです。


心から満たされて、究極の幸せを味わってしまったんです。

「世の中の人にもっとこんな感動を味わって欲しい」

感動することで、人から本気のサプライズされることで

人は必ず人のために何かをしたいと思うようになります。


このサプライズがきっかけで、やることが何も決まっていないまま

私はサプライズの会社をつくりました。


その後、たくさんの山と谷がありますが、

その話はまたいつの日か・・


https://storys.jp/story/1027


著者の小泉 憲一さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。