[あとがき]友人Bの死が、俺に与えてくれた物

前話: [完結編]天国へ旅立っていった馬鹿な友人へ9

 ここまで読んでくれてありがとう。



まずは、最初から読んでいただいた方

途中からでも読んでいただいた方

お礼を申し上げます。

ほんまにありがとう。


今回このストーリーを書くにあたり

人の死をどこまで描くか?

俺のことをどこまで話すか?

ショッキングな話題についてきてくれんのか?

暗い話でうんざりせぇへんか?

様々な苦悩がありました。

嘘は書いていませんが

読みやすくするために俺なりに

あった場面のカットを行い

脚色は加え、申し訳程度のお笑い要素を入れたり

凄惨な描写を避けたりしましたが、

読み返してみると芯がぶれたりして俺の苦悩が見て取れるようです(苦笑)

読みやすさを考え、いかに書くか?

メッセージとして伝わるのか?

考えればキリがありません。





俺にとっては

ずいぶん前のことのようですが


友人の死は今でもつらいです。

俺は多くの人と共に何かをやるということが出来ず

集団生活になじめないコミュ症でした。

俺が友人と呼べそうなのは

本文中に出てきたAと

女に狂って精神疾患を患い音沙汰ない男くらいだったこともあり

書いてる際も

胃が痛くなったり

涙でディスプレイが見えなくなってしまい

PC前で一人泣きながら書いておりました。

はたからみればただの変態です。


(容姿はともかく大体あってます。)



エピソードの公開を

これでよかったんやろうか?


こう考えて

脂汗流して悩んだ作品でもあります。


ですが

読んでよかった

次もみたい

このマークがつくたび

俺のやったことは間違っていない。

そう思え最後まで書ききることが出来ました。

そのことについても

厚く御礼申し上げます。


俺とB家の関係は多分まだ続きます

完結にならないかもしれませんが、

ここで筆をおくのがよろしいのじゃないかと思います。


最後に


今死のうと思う貴方

逃げてもいいんで死ぬまで生きてみてください。

貴方はいいとしても

なんやかんやいうて

貴方がいなくなったとき心を痛める人間がいるんです。

世界は小さな世界の集合体

この世界が貴方の敵でも、他の世界へ足を伸ばす勇気を持てば

貴方を受け入れる世界は絶対あります。

俺もそんな世界になじめなかったミスフィッツの一人。

最悪の世界から逃げ続けて、住めば都程度の世界を見つけた男なら

ここにいます。



今幸せな貴方

この幸せは貴方の努力で手に入れたもの

正直うらやましいです。

だから離さないで

俺みたいにわけわからんことでいきなり

その幸せがぶっ壊されてどん底に落とされる

そんなこともありえまして…

無くして気がつく馬鹿は俺だけで十分です。

だから

この幸せを当たり前だと思わないで大切にしてください。

きっと当たり前の幸せが最高に幸せになると思います。


大切な人に先立たれてしまった貴方

辛かったでしょう。

普段ダイナソーばりに危機感ゼロの

俺ですら辛かったですもん。

でも辛いの承知でお願いします。

その人の心と共に泣きながらムーンウォークでいいんで歩いてください。

立ち止まるとずっと辛いまんまですし

誰も報われませんから。

そして大切な人と共に生きてください。

人は2度死ぬ

生命の終わり

そして

辛さや悲しさ、忙しさで忘れ去られて貴方の心から…

でも貴方が共に生きて

そして語り継げば

多くの人の心に生きることが可能です。

誰かの心に生きている

それってとっても素敵だと俺は思います。



こんな駄文でも誰か一人の人生をいい意味で変えることを願って




Special Thanks


STORYS.JPスタッフ一同様

素敵な場の提供ありがとうございました。

俺にとってただ情報提供の場ではなく

温かい人のやさしさに触れた場所でもあります。

ここまで読んで支援をしてくれた皆様

駄文ですがお付き合いいただいてうれしかったです。

コメント、ツイッター拡散、いいね、よんでよかった、次も読みたい

見るたび、涙と力が湧いてました。


PCの前で俺の文を見ている顔の見えないあなた

ただの俺の一人よがりの駄文に

命を吹き込んでくれたのは

貴方が読んでくれたからです。

本は読んでくれた読者が出来て完成する。

俺はそう思っています。


それでは

次の作品でまたあいましょう

ありがとうございました。



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