博論の内容(時空を超えて人が物を語ること、因果関係)

人が物を語るとき…
ゴシップだったり、過去の話だったり…
時空を超えて話すことができる。
あっちに飛んだり、こっちに飛んだり。
それもひとつの言語習得(ディスコース発達)。認知の発達とともにできるようになる。
認知発達が十分な大人でも、第2言語になると、子どものような話し方になってしまう…不思議だと思う。語彙力の問題ではないらしい(修士論文。Studies in Language Science (7), N Akiho-Toyoda)
でもそもそも第1言語(母語)で、ちゃんと物を語るってどういうことだろう?物語論(ナラトロジー)で議論されていることを踏まえて、言語習得的に考えてみよう。
というのがテーマの論文。未完成。
お話していて、
あっちに飛んだり、こっちに飛んだり、
それでも言っている人も聞いている人も、なにがどう起こっているか、分かり合いながら、語ることができる。
そこには、物事の因果関係が深く関わっているらしい。
論文の展開としては、
ディスコース発達の一つの段階である「逆順方略」(時間と逆に物を語る方略)について、日英のナラティブをコーパス化して、日英の差分を統計的に求め、分類し、因果関係との関連性を考察しているところ。関連性理論を応用して、負荷値を変えて人工知能で実験すれば、面白いと思うのだが。
ここ数年、子どもの日本語教育のプロジェクトで忙しく、学会発表の内容もそちらばかりだったので、自分の研究についての学会発表や論文がないという、スタート地点でうろうろしているような状態。

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