到底無理と思えた「Tシャツ99円」完成までのエピソード!物の価格の正体とは…?

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たまたま行った場所で、ある体験がきっかけで

それが記憶に残っている事ってありますか?


今回の99円Tシャツプロジェクトが生まれたのも、

記憶に残って離れない体験をしたことがきっかけでした。


日本からフィリピンへ。


今年の初めに99円プロジェクトのメンバーでフィリピンへ研修に行くことになりました。

日本からフィリピンへはたくさんの航空便が飛んでいるのですが、

最近では、セブパシフィックなどのLCCがキャンペーンなどで、

大阪からマニラまで100円という価格でプロモーションをしています。

実際の価格は、100円に燃油サーチャージなどが掛かり、

合計で1万円ぐらいになるのですが、

それでも、国境を超えて海外に行くのに片道1万円以内で行けるとは…

本当に価格ってなんだろう…って思わされます。


今回はこのLCCに乗ってフィリピンに到着したのですが、

到着してからすぐに衝撃を受けました。

フィリピンに行く前は、フィリピンって田舎町のようなところで、全然発展していないんだろうなぁ…と思っていたのが…空港から街中へ移動するに連れて、だんだんと高層ビルが見えてきました。

フィリピンの中でも一番の都会と言われているマカティーという場所に着くと、「あれ…ここってどこだっけ…。。」というぐらい大きな高層ビルが立ち並び、スターバックスやショッピングモール、そしてオシャレなレストラン等がありました。


普通に過ごしやすく、それでいて物価が安い。

多くの日本人がフィリピンに行く理由が分かったような気がしました。

フィリピンの表と裏の顔


その後も数日掛けて様々な場所を見て回ったのですが、

どうせなら…とショッピングセンター等がない裏路地なども歩いてみました。

しかし、ひとつ裏の路地に行くと、全く別の光景が広がっていました。



家はすべてトタン屋根で作られた手作りの家が立ち並び、



靴も履いておらず、ほぼ裸状態の子供がたくさんいました。


近くには大きなゴミ捨て場などがあり、使える物を拾って再利用したり、

そのゴミの中で遊んでいる子供もいました。


その子供たちは、私たちを見つけると


お金をちょうだい。


と駆け寄ってきました。

あまりにもたくさんの子供が駆け寄ってきて服などを引っ張るので、、

びっくりしてその場から少し離れてしまったのですが、


しばらくすると、

1人の小さい女の子がスタッフの服を引っ張って何か呟いていました。

話を聞いてみると、


「私も服が着たい…」


と言っていました。。



その時は、あげる物など持っておらず、話を聞くだけで、

その場を後にしてマカティーの中心街に戻ったのですが、

華やか街に戻ってもなぜか頭からその事がずっと記憶に残っていました。


夕食の時に、その事を話題に出すと、他のスタッフも同じように感じていたらしく、何か自分たちに出来る事はないか?を色々議論し合いました。


そんな議論の中で、日本では普通1500円程度で売られているTシャツもフィリピンの人にとっては、高くて手が出せない。だとすると、「日本の価格っておかしいのでは…?」という話になり、


実際の原価はいくらなのか?どこまで値段を下げるのか?を日本に帰ってから様々調べました。


99円Tシャツプロジェクトがスタート


まず世界中で売られている価格の最安値はいくらなのか?を調べましたが、

それが1.68US$でした。Tシャツを作っている国はバングラデシュでしたが、

日本から遠い事と工場を見つけ出すのが難しいので、次に探したのが中国でした。


中国の工場は、インターネットなどで比較的簡単に見つかり、

まずはそれぞれのサンプルを取り寄せたのですが、

届いた物でカビが生えていたり、、おかしな匂いがしたり、、

生地が薄く破れていたり…とまともな物がほとんどありませんでした。


まともな物があったとしても20元程度からで1.68US$に届く物ではありませんでした。


ユニクロやシマムラなども中国で作っているので、

同じような物を作る事ができる工場がきっとあるはずだ!とインターネットには載っていないような工場を色々な方法で調べていきました。


調べていく途中で分かった事なのですが、

インターネットに載っている商品は、ほとんどが余った商品やB級品と呼ばれる商品ばかりで、

いくら探しても良い商品が見つからないのは当たり前だったようです。


そんな事にもやっていくうちに気づき、1枚のTシャツがようやく1.68US$程度まで下がってきました。Tシャツを1枚作るのには工賃+生地代金が掛かります。1US$程度まで下がらないのかを何度も交渉したのですが、工賃は下がる事は出来ないので、「生地を見つけてきてそれを持ち込んでくれたら価格は下がる」という事を言われ、次に向かったのは生地市場でした。




生地市場には本当に様々な生地が並んであり、まずは1つずつをサンプルで少量ずつもらい、

それを持って帰って「あーだこーだ」言いながら触り心地なども確かめつつ、

生地の確認をしていきました。


この中でいくつか良い生地があったのですが、良い生地はどうしても高い…という事になり、どう考えても1.68US$以下にはならないという結果に…。。。


しかし、安かろう悪かろうでは、誰も喜ばずフィリピンの子供たちの笑顔が見たかったので、「品質にはとことんこだわろう」ということで、どうすればさらに安く出来るかを追求しました。そこで色々な方法を探っていく中で見つかったのが、工場などで余った生地を買い取る場所で生地を購入するという方法です。

このような普通の人なら絶対に行かないような場所に行き、

良い生地なのに安い価格で売られている=お宝物の生地を探しに行きました。


時間を掛けて探していくと、お宝生地がいくつか見つかりました!


今回は、色違いで5種類の生地が見つかり、1種類で100枚程度のTシャツが作れるので、

初回は合計で500枚のTシャツが作れました。


この生地を使い、実際に加工して出来たTシャツの費用が8.5元=約140円で、

1.68US$よりも安く、さらに高品質なTシャツが出来ました。


最初はまずは日本で多くの方に実際に体験をして頂き、

その後、東南アジアなどにどんどん広げていければと思っています。


まだまだ走り始めたプロジェクトですが、

これからも走り続けますのでよろしくお願いします。

読んでよかった
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miura様)ありがとうございます!!

がんばってください!
READY FORとかサービスサイトで支援者見つけられるいいプロジェクトですね!

菊池様)READY FORなどのサービスなど初めてお聞きしました!一度検索してみます!

素朴な疑問なんですけど、利益はでるのですかね?

sadamuさん)利益は出ないのですがまずはこの形を広めていければと思っています。

商売ではなく、慈善活動の話なんですね。勘違いしてました。

この商品だけでなく今後GBCから多種の商品が出たとき、商品と価格が良ければかなり売りやすいですね。

すごい行動力ですね!
尊敬します^ ^
今後の展開が楽しみですね!

このようにして、99円Tシャツが作られたんだと、目を見開く思いがしました。
子どもたちにTシャツを着せてあげたいために、ビジネスを初め、その子たち以外の人たちも恩恵を受ける。ビジネスって、こんな形でも展開できるのですね。チャーリーさん、すごい人です!
私は、このTシャツを使って、アートプログラムをしようかなあ。こういう基本商品は、さらに次の展開ができますよね。それも見越してのことなんでしょうか。ビジネスの感覚があるというのは、こういうことなのかと思います。ビジネスには今まで縁がなく、なかなかついていけないんですが、お話を毎日見ていると、思考が変化する気がします。

素晴らしいです。

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