介護の現場から!1年9ヶ月つづけて僕が思うコト。

もっともやりたくないと思ってた。


お久しぶりの更新になりますね。

気づいたら、前回の介護の現場から!がありがたいことに3000PVを超えたみたいです。

つたない文章をお読みいただき、ありがとうございます。

感謝の気持ちをこめて、つづきを書いてみようと思います。

もっともやりたくないと思ってた介護のシゴトを1年9ヶ月つづけてみて、僕が思ったコト。

ただ、素直に書きます。


死生観。





介護のシゴトをつづけていく中で、いちばん思うところは、やっぱりココ。

驚くほど、ばたばたと人が亡くなっていきました。

僕が入社してすぐに3人くらい、亡くなりました。

次の日から、ベッドの上はからっぽ。不思議な感じがしましたね。


特別養護老人ホームで、重度の認知症・病気の方が多いし、ご高齢だし

当たり前のことかもしれませんが、僕の親族は元気だったもんだから

あまり人が亡くなる場に居合わせたこともなく、おどろいてしまいました。


特に、言葉は悪いのですが、とても手がかかる人が急に亡くなってしまったとき。

食事を介助するときも暴れるし、毎晩のように便まみれになっていた方で

夜勤のときは、いつも覚悟が必要でした。

だけど、大往生のように朝方に急に亡くなってしまったんですね。

シゴトは楽になった。だけど、なんだか落ち着かない。

手がかかる人って、やっぱり、よく覚えています。さびしく感じたものです。


こういう場所にいうと「やっぱり、人は死ぬんだな」ということを嫌でも考えます。

アップル社のスティーブ・ジョブズさんが生前、こんなことをいっていました。


「いつも、明日はないかもしれないと思いながら、鏡をみて、今日も一生懸命生きる」


正確な文章ではありませんが、僕はこんな感じの意味の言葉だったと記憶しています。


よく、終末医療に関わったり、病院に入院したときに

「人は死ぬことを意識させられて、それからがんばって成功した」

みたいな話を聴くことがありますが


僕も介護を経験して、そう思うのかな?と考えてたんですが、そう上手くはいかないようです。

と、自分では思っているのですが、自分のことは、自分ではわからないものですよね。

昔よりは、ずいぶん一生懸命になったのではないかとは、思うのですが・・・。


みんな、なに考えてるのかな?って思うコト。





認知症や、重度の病気で動けない、話せない方々をみていて、思うコト。

みんな、なにを考えて日々をすごしてるんだろう?

認知症の人は、まだわかりやすいのかもしれない。


その瞬間、瞬間で、感情がダイレクトに顔や言葉にでるから。

もちろん、さまざまな認知症があるので一概には言えません。

僕の感覚では、こちらが笑顔になると、彼らも笑顔になります。まるで鏡のよう。

だけど、赤ちゃんがなにかを訴えて泣き叫んでるときのように

なにが言いたいのかわからないことも、あります。


いっていることがめちゃくちゃなんだけど、なにかを訴えてるんですね。

そんなときはできるだけ、目をみて、笑顔で、体に手をふれながら、話しかけます。

なにもわからないときもあります。でも、落ち着いてくれることもあります。

おだやかさは、相手に伝わるのですね。怒っても、仕方ないのです。

僕も何度もイライラして、怒ってしまったことがあります。

そういうのを経験して、やっとこうした対応ができるようになってきました。

そしてこれは、認知症や高齢者でなくても、だれにでも使える「テクニック」です。


おだやかさという、魔法です。


もしできるなら、ご家族や友人にもつかってあげてくださいね。

個人的には、家族と深く理解しあい、大好きなことをやっていれば、

認知症や病気にはなりにくいのではないかな?と思っています。根拠はありません(笑)


やっぱり、大変なシゴトだよな、って思うコト。





介護、やっぱり大変なお仕事でした。

24時間制のシフトって、結構きついんですね。

夜勤で帰ってきた次の日は、朝6時におきて出勤したりすることもある。

失った体力が、なかなか戻ってこなかったりする。


1人で、10人の方々を介助しなければならない。ただ、シゴトすればいいってもんでも、ない。

ベッドでオムツを替えてる間に、共有スペースで、だれかが立ち上がろうとして、転ぶ。

一度転んで骨折でもすれば、一気に状態が落ちることもよくある。油断は、できない。

常に全体に意識を配っておかなければならない。


2年近くつづけてみても、まだまだだなと実感することばかり。

日々成長、ですね。


楽しいこともあります。

敬老会や、七夕には職員によるコンサートなんかもあるんです。

僕は6年間ギタリストをやっていたので、ギターで参加。

プロレベルのピアニストも、なぜか同僚にいたりして。

元世界レベルのマジシャンなんかも、混じってます。不思議な同僚たち(笑)

そんな彼らと、ステージを手作りしていくんですね。


おじいさんおばあさん、泣きながら、喜んでくれます。家族からも好評。

音楽っていいよなぁって改めて思います。

ただこういったイベントの裏には、少ない職員でどうシゴトもイベントもまわすのか?ってコト。

いろんな人の努力で成り立っています。ボランティアで出勤してくれる人もいます。

ありがたいことですよね。


僕が将来、やりたいと思うコト。





僕はいま、26歳です。たくさんやりたいことがありますけれど

そのひとつは、介護職員の心のケア。

今後10年くらいの間は、今以上にお客さんが増えてしまうでしょう。

介護職員は、いまでも大きく不足しているのに。


僕がいちばん悲しいなと思うのは

優秀な職員や、がんばりやさんの職員が心や体が疲れて、やめてしまうことです。

そういった職員や、もちろんほかの職員の方々が長く続けるようにできる

システムをつくれたらなと思うんです。


正直、僕はそういう方々みたいに優秀でも、強い奉仕の心もありませんが

自分が学んできた心理学や知識は、彼らをサポートするのに生かせるのではないかなと。

どんな形で貢献できるかまだわかりませんが、少しずつ、準備していきたいですね^^


おわりに。


もしかしたら、いまこれを読んでくれているあなたは

「介護なんて絶対やりたくない!」と思っているかもしれません。

僕も、やりたくはないです。夜は寝たいです(笑)


それでも、一度やってみることをおすすめします。


コミュニケーションのむずかしさ、人の便を処理する大変さ

やったことないことをやればやるほど、自分のセカイが広がります。

その分だけ、モノの見方を多く身につけることができます。

特に介護は、人がやりたがらないコト。ほかの人とは違うモノの見方が身につきます。

一生のシゴトにしなくてもいい。だけど、人生で一回くらいチャレンジしてみませんか?


それでは、お読みいただいて、ありがとうございました^^

読んでよかった
このストーリーをブログ等で紹介する

私も看護師として介護をしていて良かった事はたくさんあります。そして、介護者の心と体のケアは絶対必要だと思います。
気持ちも身体も元気だと楽しく介護ができる。そして、家族にも優しく出来る。
バキバキになった身体を皆でストレッチやヨガをして帰宅する〜とか出来たらいいのに〜という現場の声はよく聞きます。

千春さん、コメントありがとうございます~^^
なるほど、そんな現場の声が。。
みんなでできる何かがあれば、現場のコミュニケーションもUPしそう~!

アタシも介護職です。辞めたくてしかたないです。介護の仕事ではなく、今の職場を…
昔のながらの病院で認知症患者さんは物扱いです。アタシだけが笑顔で接しているといつも叱れます。悲しいです。病棟師長に話してもラチがあきませんでした。どうにもなもなりません。

Wakaiさん、コメントありがとうございます。
返信が大変遅れてしまいました。。

職場の人間関係、とても大きな悩みですよね。
笑顔で接しているのに叱られるとはいったい。。
ラチがあかない、これは私も感じることが多くあります。

田口 洋祐

はじめまして、田口 洋祐と申します。江口洋介と一字違いです(笑) みんなからは「よーすけ」って呼ばれてます。 僕はギタリスト、介護士を経て、 いまは星占い師をしてます。 どんな経歴だ!?って自分でも思いますが 自分がワクワクすることを選ぶようにしてきた結果、こうなりました。

田口 洋祐さんが次に書こうと思っていること

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田口 洋祐

はじめまして、田口 洋祐と申します。江口洋介と一字違いです(笑) みんなからは「よーすけ」って呼ばれてます。 僕はギタリスト、介護士を経て、 いまは星占い師をしてます。 どんな経歴だ!?って自分でも思いますが 自分がワクワクすることを選ぶようにしてきた結果、こうなりました。

田口 洋祐

はじめまして、田口 洋祐と申します。江口洋介と一字違いです(笑) みんなからは「よーすけ」って呼ばれてます。 僕はギタリスト、介護士を経て、 いまは星占い師をしてます。 どんな経歴だ!?って自分でも思いますが 自分がワクワクすることを選ぶようにしてきた結果、こうなりました。

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