「伊勢原」の名前の由来と神社について、と思うこと。

神奈川県の大山がある市。それが伊勢原市


 伊勢原市の「伊勢原」の名前の由来は、「伊勢」から来ている。伊勢神宮を分祀し、今の伊勢原大神宮に内宮、外宮それぞれの神様を祀っている。伊勢から名前を取り、伊勢原と名づけた。伊勢神宮は「神宮」と略して呼ばれ、それに倣わして、伊勢原大神宮も大山方面へ向かうバスなどは「大神宮」と、伊勢原を略して呼ぶ。

 私の出身大学は産業能率大学なので、当時経営情報学部のキャンパスだった、伊勢原へ通っていた。家からは遠かった。一時間半ほどかかる。のどかで静かな街だ。

 伊勢原駅から、大山方面へ10分ものると、静かな風景が広がっている。神奈川の西にいかないとなかなか見えない田園風景、たまに牛がいるのもみかける――そんな、神奈川県としては田舎な場所だった。最近、再開発が進み、駅前は以前よりだいぶ栄えている。今は少ないものの、娯楽施設がいろいろあるが、なかった時は、時間を潰すのに苦労したものである。

 また、新東名の開発が進んでいる。東海大学、産業能率大学があるあたりを、家を潰したり、木を切ったりして道路を作っている。大山の麓である、昔からある森林を切り開くのはなかなか嘆かわしいと思う。


神社について思うこと

 場所的な物を考えると、大山阿夫利神社(下社)と伊勢原大神宮、相模出雲大社分詞を直線でつなぐと、三角形になる。伊勢原駅前にある大鳥居には関東総鎮護(注:鎮護は元々、仏に地の安定を願ったものである。大山においては雨乞い。といことで、仏教系なので、明治時代の神仏分離以前、阿夫利神社下社があった場所には大山寺があった。なので、場所的には下社のほうが重要。また、関東というよりは旧相模国の守り的な意味があるだろうと個人的には考えている)と書いてあるので、そこを切り開き、道路を作るといわゆる「龍脈」が絶たれてしまうかもしれない。少し調べたところ、伊勢原駅―伊勢原大神宮―阿夫利神社ルートを横切るようだ。

 信じるか信じないかはあなた次第。



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