暗闇の中でジャンプ-2ヶ月の熱狂と発表前夜の不安な気持ち

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明日というか今日10/10(金)は人生でも忘れない大きな節目になるかもしれない。

12時か13時ぐらいに、今進めていたAHEADというプロジェクトの情報が解禁になり、クラウドファンディングキャンプファイヤーでの先行予約開始と、プレスリリースを出す事になる。

http://camp-fire.jp/projects/view/1278


【気軽な発案】

8月上旬から2ヶ月間、とても色んな事が合った。

社外でプロジェクトを発案し、自らが先頭に立ってプロジェクトを進めた。

8月2日、立ち上がったばかりのとあるオンラインサロンで教育に関するアイデア提案をしていた。

高校生向けの教育事業として何かないか考え、TEDカンファレンスの様な講演動画を無料で配信して、若い方がいつでも親の財力に関係なく動画が見れるようなことができないか投稿した。

8月3日、前日のTEDカンファレンス投稿を見直し、これは高校生向けというよりも若者向けの意識づけとして社会人教育になるかもしれない。そんな想いで新しくスレッドを立てた。

『TEDカンファレンスの様な講演を通じて、広義の教育にできないか?』


【勢いの先導】

たちまち賛同者が溢た。

この事業が面白いと思った人が集まったというよりも、何かやりたいという人もいたのだろう。おそらく想像できて実現が可能だったから人が集まってきたのかもしれない。

登壇者として誰を呼ぶか、誰も何の責任も負わない楽しい時間が過ぎていった。

進行速度が早すぎて、着いて来れない仲間もいた。振り返って速度を落とそうか考えた事もあった。でも、それでも自分を信じて着いてきてくれる仲間と目的の達成のために速度を落とす事は無かった。


【意識の乖離】

勢いで進めたため、皆が向かう方向にずれが出始めた。

営利目的で進める者と、非営利目的で進める者、金銭はどうでも良いもの、まずは集まろうとオフ会を開きたがる者、登壇者にタレントを呼びたい者、口ばかり責任を取って参加したいという者。

このままでは船出した船は沈むことだろう。

急いで、共有できる理念を作ることにした。

この理念に賛同ができる者だけが参加して欲しい、と呼びかけた。


【理念の共有】

同じ方向を向くためにと作った理念は、幸いにもすんなりと浸透していった。

理念と合わせて内部向けにビジネスプランを30ページほど制作した。

プロジェクトチームを書き出す段階になった時、自分は理念の整合性を取るために一歩引いて全体の整合性確認と理念の提唱、というポジションに就くことを決めた。


【決意と決断】

そしてビジネスプランが出来上がると、概算の費用が出ることになる。

今回は700万という数字が出た。

資金は誰が出すのか?アンケートで募ってみた。

100万円を出す人間が7人いればできるという事も添えて。

責任を取ると口で言う人も、100万円を支援するという声は無かった。議論は少なくなってきた。

そんなとき、初めてのオフ会が開催された。このプロジェクトの立ち上げを歓迎してくれ、走り出そう、議論も大事だけどまず実際に動こう、動きながら修正を加えて行こうという声を聴き、一人決意した。

資金は自分が出す。全責任を負うから、走り出そう。思わずその場で投稿していた。


【剥奪の危機】

そうしてまた議論は進んでいった

スケジュールイメージを確認する過程で、イベントの専門家を名乗る人物があらわれた。年内の開催は無理だとも言われた。プロジェクトを素人の私ではなく専門家に譲って再検討すべきだとも言われた。気まずい空気が流れ、議論が全て停止した。

最初は仕立てに出て刺激しないように投稿していたが、相手の勢いは止まらない。

意を決して正面から討論を行うことにし徹底的に戦った。

出来るか出来ないかを考えるのではなく、やりたいことを決めて、どうやってやるのか考える。

そんな生き方を伝えるためのイベントだ。若い者がやりたい事に対して、現実を見ろという大人から若者を救うためのイベントなんだと訴えた。今の自分の状況もその言葉通りだった

いつしかその方は居なくなった。

速度を緩めずに無理な事を承知で前を向き走り続けた。


【強固な結束】

雨降って地固まるとでもいうのか、議論は加速していった。

全体管理グループ、マネタイズグループ、マーケティンググループ、イベントグループ、ウェブ担当、ロゴ担当、プラットフォーム担当など、プロジェクトの専門支援グループを設置し、能力に関係なく最初に手を挙げた人をアサインした。

内部の話はまとまり、外部へ向けて登壇者集めや各種関係業者への打ち合わせをする段階になった。


オンラインサロンで集まった仲間たちと外部へ向けて活動するためには、サロン運営側へ話を通す事が必要だった。


打ち合わせを行い、大変貴重な意見をもらった。少し凹んだが良い意見をもらった。


また、いつまでも『みんな仲良し』ではいけない事も実感した。

しかし、おそらく今まで勢いでわいわいやっていた参加メンバーにきちんとした方向性と、遊びじゃないからきちんとやろうという事を伝えると参加者はだんだん減っていくだろう。

イベント担当の彼にだけは相談をした。


『きちんと突っ走て、ふわふわしたAHEADの参加者がどれだけ減るか。個人的には減っても良いや、と思うんですけど、どう思います?』

返ってきた意見はこうだった。

『少人数になってもいいんじゃないすか。細かいとこ詰めましょうよ。』


こうして、意見が衝突してでも自分の意見を投稿することにした。

実際に参加人数は日を追うごとに少なくなったが、プロジェクトが強固なものになっていくのが実感できた。


【会場の内見】

講演会会場は普通のホールではなくクラブを想定していた。

ビールを片手にカジュアルに話を聞いたほうが話に反発せずに心に響くという事と、勉強や仕事だけじゃなく『わくわく』させたかったからだ。

渋谷、麻布十番、西麻布、六本木のクラブを確認し、西麻布の会場に決めた。

西麻布の会場は、設立間もなく、住所も電話も無い私たちに対してもきちんとした対応をしてくれた。

ここまでは、全てが順調だった。



【登壇の依頼】

講演会で登壇してほしいとオファーを出した。

人生で初めてのオファーであったため、大変失礼な依頼の出し方だったかもしれない。

丁寧に対応頂けた皆さんに感謝を。

また、登壇者が受けるかどうかは金額ではなく内容や理念や登壇者の顔ぶれだと理解した。

オファーへの返事は想定よりも遅かった。2週間たっても返事が来ない方も居た。朝起きると真っ先にメールを確認する日が続いた。朝のメール確認が待ち遠しくて眠りの浅い日が続いた。


【協賛の救い】

イベントはスタンディングとなった。

丁度別のイベントに参加して2時間その場で立ちっぱなし、その後移動しながら2時間というイベントを経験したのだが、帰りはちょっと疲れていてUBERに乗った。

UBERに乗ってスタンディングで3時間は辛いな…と考えていた。そういえば、アメリカのイベントでUBERは協賛して最寄り駅から会場まで無料で送迎をしているという書き込みを見たことがある。

UBERへ連絡を取って担当者に会うと、快く4000円分のクーポンを出してくれた。1000人全員の分を。即断即決、仕事ができる男らしい女性であやうく惚れそうだった。

やはり勢いのある会社は素晴らしい。こちらもできる限り手助けをしたいと思った。

とりあえず現在タクシーに乗るときには、時間を待ってでもUBERを使うようにしている。


【業者の離脱】

資金を集める方法としてチケット販売だけではなくクラウドファンディングで支援を募るというアイデアが出た。

クラウドファンディングのキャンプファイヤーに申し込みをすると、審査を落ちたと連絡が来た。

とてもショックだったが、いつまでも下を向いてはられない。


次に相談したクラウドファンディングの会社は、対応が遅かったものの親切に対応していただいた。電話を頂いてオフィスを訪問し、具体的な内容を煮詰めて会議とメールを重ねた。申込書を提出し、いつごろから掲載するか日程もほぼ決まった。


ある日突然、クラウドファンディングの会社からお断りのメールが来た。


もうその協力前提でプロジェクトを進めていたから大幅に計画が遅れる事になった。突然の断りについて理由を尋ねたメールには、今も返事は来ていない。その代わりに一斉送信らしき営業メールは今も変わらず届いている。


担当には大変良くしていただいたので、社名を出すのはやめておこう。

良い会社だったんだけど、きっと設立2か月目で大金を支援してほしいという信頼性が足りなかったのだろう。

残念だったけどありがとう、緑色の会社。


【孤独な熱狂】

登壇者からは返事が無い、クラウドファンディングは2社に断られる、グループ内の投稿は自分ばかり書き込んでいる、いつの間にか参加者が少なくなってきた。


会場は抑えている、やはりこのスケジュールは無謀だったのか?

この2ヶ月長かった様な短かった様な。

途中、誰もついて来ていない気がして、業者さんにも断られたりして、各種オファーも無視されたりして、本当に凹んだ時期もあった。そんな時、トークアプリ755で見た見城徹という方の言葉に救われた。

『憂鬱じゃなければ努力じゃない。』

『人生は暗闇のジャンプの連続だ。』

『たった一人の孤独な熱狂』

疲れていた事もあって、声を出して泣いた。

感情を出して大声で泣くことで、覚悟が決まった。

全てのリスクを引き受ける覚悟を持って、その日から地に足をつけて信念を貫いた。

私の事なんて知らないだろうが、本当に感謝している。ありがとうございました。



【信念を貫く】

自分には覚悟が足りなかった。逃げ出したい気持ちをむりやり抑えていたのだ。

退路を立った。

自分の足で立つ。暗闇の中をジャンプする。自分のフォームをつら抜く。

最悪な結果が待っていようとも、正面からそれを受け止め、全て自分で処理をする。

そうこうするうちに、これ以上下にはならないという最悪の底の部分まで落ち、それから先には落ちなくなった。


【一筋の光明】

たった一人の孤独な熱狂から少しずつ、上を見上げると穴の輪郭が見えてきた。

登壇者が少しずつ決まりだしてきた。

一度審査に落ちたはずのキャンプファイヤーから審査OKの連絡が来た。


【多忙と焦り】

登壇者が確定した。

やるべき事が増えてきた。

キャンプファイヤーの原稿、各種決め事、先の戦略、登壇者取りまとめ、イベント内容の検討、イベント会場の下見、支援内容決めることはたくさんあるし、時間がたりない。連日早朝までかかることが多くなり、近所の定食屋の夜飯どころか朝食に間に合わない事もあった。


今振り返ると、この時期は本当に時間が足りなかった。

ただし、自分で掲げた理念、全力で働き、全力で遊び、全力で考えるの言葉通り、早く帰れる日には全力で遊んだ。朝まで酒を飲み酔っ払って理念を語りまくった。こんなイベントにしたい、こんな人を集めたい、こんな事がやりたい、と。今振り返ると、その時近くに居た人うざかっただろうなwすまん。


【仲間の信頼】

プロジェクトの進行は辛いことばかりではなかった。

イベント開催を支えてくれる仲間が出来た。何度も打ち合わせを重ね、会場の下見をし、イベント実行に向けて様々なアイデアとリソースを提供してくれる。


ウェブ関係を一手に引き受けてくれる仲間も現れた。ブログ、twitter、facebook、イベント用サイト、全部彼のお陰だ。遠方に住んでいるにも関わらず都内に理由を作って来て、酒を飲んだ。アホみたいに飲んで語ったけど多分一生忘れんな。


マーティングを担当してくれた仲間も何人もいる。全部で40人ぐらいか、チケットの値段を決めるためにこんな内容でこの値段だと参加してくれるか、知人に聞きまくってくれた。今回のイベントチケット先行予約の金額はこのテストマーケティングリサーチの結果を反映させている。いよいよっすね!


途中からプロジェクトに参加してくれた仲間もたくさんいる。途中参加で気まずい思いをさせたかもしれんね。ごめん。ここまで一緒に動いてくれてありがとう。絶対に成功させるからこれからも頼む。頼りにしてます。


最初から参加しているけどちょっと一休みしている仲間もいる。間が空いちゃって入り辛い空気を作ってしまってすまん。でも、速度は緩めることは出来ない。戻ってくる手助けは全力でやるから安心して戻って来なね。マジであんたらの協力が必要なんです。


進行速度についてこれず、意見が合わずに別れを選んだ人も居る。

当時はイラっとした。なぜ、爆速で進むプロジェクトの進行を緩めようとするのか?でも、それは見ていた景色が違っただけで悪気が合ったわけじゃないんだよね。同じ景色を見せてあげられなくてごめん。もっと自分が見せてあげられたら結果は違ったのかな。


みんな本当にありがとう。


【前夜の憂鬱】

個別に書けないけど、メッセージでアドバイスくれたり、嫌われるのを覚悟で反対意見を書いてくれた人も含めて、沢山の協力をもらって、10月10日、イベントを開催する事を一般公開します。


会社の共同経営者にも感謝しかない。自分のワガママで勝手に進めたプロジェクだが、何も言わず見守ってくれた。悪いな。サンキュ。


さあ、情報公開前夜の気持ちを文字に出して見た。


誤字もあるだろうけど、これは編集せずにこのまま残しておこう。気持ちのこもった文字は、気恥ずかしいけれどなんとなく残しておきたかった。


コレを読んでくれている人は、何年の何月何日なんだろう?


こちらは2014年10月10日2:00。


不安に明日潰されそうだから、もう一軒飲みに行く事にしよう。





これが私が2ヶ月動いたプロジェクトだ。


願わくば、支援頂けると嬉しい。


http://camp-fire.jp/projects/view/1278

https://www.facebook.com/events/647619848687244/



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たまたまキャンプファイヤーで覗いたけどそんな経緯があったんですね。
クラブ開催だからやめておこうってなってたけど、それだけの思いなら逆に行きたくなったので参加させて頂きます☆

南里さん、ありがとうございます!
キャンプファイヤーの原稿は少々表現が過剰だったと反省しています。
決して軽い気持ちのイベントではございませんのでぜひご来場ください。

応援してます!!

トップの知られざる苦悩ですね・・・

荒木 賢二郎

2015/05/25 iPhoneオンデマンド出張修理のiRepairsLabを応援することにしました。都内で使ったことがない人は下記よりお問い合わせ時に「arakik」の紹介だと伝えると、初回修理代金から2000円が割引されます。 http://www.irepairs-lab.com 2015

荒木 賢二郎さんが次に書こうと思っていること

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荒木 賢二郎

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