干物ガールに恋して。。。

 これはおれが高校時代のお話。

高校に入学する前に、おれはあることを決心していた。

それは、かわいい子を発見したソッコー声かけて、彼女にしてしまうこと。


尻込みをして、出遅れようものなら、かわいい子はスグに誰かのものになってしまう。。。

ぶっちゃけ、友達よりも先に彼女を作りたかった (笑)

マジ、ハンターだったんだよ。


【昼休みの廊下は、おれにとってアフリカだった】

で、ゴールデンウィークも近づいたある日。

ついに、おれのハートにどんぴしゃりな女の子を発見した。

その子の名前は、土屋さん。

なんでも、土屋さんは、山岳部という、

よくわからない人たちが入部するという部活にいた(笑)

たぶん、青春を勉強に捧げている人たちの集まりだ。


でもさ、

そんなのマジ関係ないから。


ぶっちゃけ、もうかわいければいい。

その土屋さんの何が最高だったか。というと。


眼鏡


ただ単に、おしゃれで黒ぶちメガネをかけてる奴らには興味なかった。

【おしゃれなんか気にしてませんよ】

的な、眼鏡をかけていたんだよ、土屋さんは!


あれ完全に干物ガールだから!!


でも、干物ガールが好きなんだよ!

わかるかな?

とどけ!おれの想い!!


うーん。とりあえず、イメージ画像はるよ。


うん!

干物ガールの何がいいって??

語らせていただきます。


まず、血の気の薄さがいい。

血の気が薄いっていうのかな、なんか肌が薄いというか、血管が青白くうっすら見える感じがいいんだ。

だって、なんかエロくね?


あと、干物ガールって大体、すげー痩せてたりするんだ。

細身の洋服を着ているんだけど、ちょっぴり余裕がある感じ。。

なんかエロくないですか?

ダメですか?


あと、やっぱり眼鏡だよね!

干物ガールはめっちゃださい眼鏡をかけているんだよ。

金属フレームの眼鏡。お前、、この時代になぜそれを選んだ。。。

みたいな眼鏡。

もはや、生活感しか感じないやつね。それが最高なんだよ!!

でも、そいつをきっちり掛けられちゃうと萎えるんだよね。


ちょっぴり鼻先に近い位置で掛けてほしいんだ。

少しだらしなさが見え隠れするくらいがいい!

もうエロいね!


ださい金属フレームの眼鏡はエロ増幅装置なんだよ。

わかるかな。

とどけ!おれの想い!!


で、その土屋さんにおれは、合計4回も告った(笑)

もうおれの高校生活の青春を全賭けした。

でも、

土屋さんは、一回も【yes】って言ってくれなかった。。。。


マジなんなんだよ。干物ガール。

あいつらガッサガサだよ。考え方が。


マジ、おれの青春を返せ (笑)


おしまい。

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