19歳にして統合失調症になった話
19歳にして統合失調症になって、社会復帰を目指すことになった話
2010年頃のある日、それは起こった。当時中学3年生。
バスに乗っているときの話。
突然にやけ笑いが出て収まらなくなり、そして自分に対して悪口を言っている気がする。この時はなにも気に留めなかった。症状も突発的だったし、高校受験を控えていたので、親にも言わずに過ごした。
2011年。震災が起きて1ヶ月後には高校へ入学したが、特に何もなかった。
2013年のある日。「またか!」という思いでこれを受け止めた。
またあのにやけ笑いと幻聴が再発したのである。
5月くらいから幻聴がガンガン聴こえて、もうだめだと思ってバス30分と電車5分の病院に自分で電話して、3月18日には心療内科の診察室の椅子に座っていた。
「薬を飲んでください」と言われ、特に病名等は告げられずにそのまま心療内科(統合失調症だから精神科?)に通う日々が続いた。
通う回数は2週間に一回だったので、自立支援医療の申請をすることになり診断書が必要になった。
特に開封無効等されてなかったので、診断書を見たらそこには病名が書いてあった。
「統合失調症」
と記されていた。
以前から目星はついていたので、統合失調症は「やっぱりな・・・」というのが感想。
2014年3月まで通い続けた。
主治医の先生が病院(正確にはクリニック)をお辞めになるということが4月から掲示されていたため、僕はもっと近くの病院に転院することにした。紹介状を書いてもらった。
それからは薬の影響でたまに朝起きられなかったりした。
なんとか高校を卒業し、仕事をしたが、1日で仕事を辞めてきた。
バスで15分の所へ転院した。
僕の住んでいる地域は何処へ行くにもバスが必要なのだ。いわゆる鉄道空白地域ってやつ。
3種類飲んでいた薬が2種類になった。その後睡眠薬が増えたりしたが、薬に慣れてしまったのか影響は小さくなっていった。
2014年8月。それは、突然の知らせだった。
(当時)僕の通っていたクリニックの院長先生が逝去されたのだ。
あまりにも突然で、絶句した。
その後転院しようという事になり、最初は提携されている精神病院にいった。
「なんだこれは・・・。」
とても暗く、陰気な雰囲気。
これはとても嫌だと思い、当時行っていたクリニックから電車で隣の駅のクリニックに転院することになった。
診ていただくのは院長先生だった。
これまでの経過を話して、安定しているということなので、減薬という方向で進むことになった。
サインバルタ20mgとインヴェガ6mg、睡眠薬のルネスタ1mgを飲んでいる。
先月、障害者手帳を申請して、交付された。ふれあいフリーパスが申請できるのだからもっと早く申請しておけばよかった、と後悔した。
今でもたまに日中眠くなり、頭がボヤボヤする。
明日からは就労移行支援事業所への通所が始まる。
社会復帰へのスタートラインに立てるように、これからも頑張っていきたい。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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