23歳、社会人1年目の僕が“うつ”で死にそうになり、8コ上の萌え声お姉さんの「そっか、あなたは○○をしたかったんだね」というたった一言に泣き崩れ、生きる活力をもらった話。

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そっか、あなたは○○をしたかったんだね。





この出会いがなければ、僕は死んでいたかもしれない。



はじめまして!心の事をお仕事にしながら、旅を続けるライフスタイルをしている西勝ユズルと申します。




タイトルのとおり、僕は社会人1年目の時に“うつ状態”となりました。そして、半年で完治をするという経験をしていくのですが、その時に家族や友人など、様々な方から、涙のでるような言葉を何度も頂き、僕はスピード良く社会復帰することができました。




そして、僕のように悩んでいる人たちのために、今のような活動をしています。




その感謝の気持ちを込めて、書いていきたいと思います。もし、うつや自殺を考えてしまっている方や、将来の夢がなくて諦めそうな方、ぜひ読んでみて下さい。





お姉さんとの出会いは、大学4年生の春。



「キレイなお姉さんは好きですか?」



と質問されたら、何人のメンズがYES!と答えるだろうか。恐らく内閣の支持率よりは大幅に高い。ちなみに、そんなCMを見ながら僕は「そんな愚問な…!」と思い月桂冠の月を買うような人間だ。




さて。当時、僕はどこにでもいる、大学4年生だった。おいしい事に、筆記試験で受験をパスした経験がなく、高校受験は内申点でスルー。そして大学へはエスカレーターという何ともステキなご身分である。恐らく、そんなご身分だからなのだろう。内部進学者として、大学時代からは“焦り”を持ちながら毎日を過ごしていた。




「他の部分で頑張らないと、認められないんじゃないか?」




大学1年生はサークルで飲んだくれた事に焦り、大学2年生から「意識高い系」の団体に顔を出し始める。いわゆる学生団体だったり、企業が学生向けに主催しているセミナーだ。よくスーツを着て、大学を颯爽と(自分なりには)歩いたりした。色々な事を、やっては、みる。




そしてサークルやゼミの皆からは



大学の友達
西勝はすごいな〜色んなことやっていて。羨ましいよ



認められる事には嬉しい。でも、心の中はポッカリしてる。




「自分が本当にしたい事は、なんだろう?」「やりたいことは、何なんだろう?」どこに行っても、誰と会っても、「分からない、分からない・・」そんな繰り返し。




そして大学4年の春。リーマンショックの前年、売り手市場と言われた最後の世代の僕らは、多くの友達に内定が出た。



僕も「教育」という分野に興味を置いた事だけして、ご多分に漏れず、企業教育のコンサルティングをしている会社の内定をとり、就活を終えた。でも、焦りは止まらずに続いて行く。




「ぴょん」と言う、萌え声。



お姉さん
若いのにスゴいね〜頑張ってるね*きみ何歳なのー?
あ、こんにちは!今21歳です!よろしくお願いします!
お姉さん
あらら〜私よりも8コも違うんだ!でも嬉しいな♫ユズルくん、なかよくしてピョン*
(ぴ、ぴょん…!?でも、なんか…イイ!)



いや、あのお姉さんは魔性です。ぜひ、一度きみも、あって欲しいくらいだ。




さて。




とある教育関係の、勉強会で会ったお姉さん。彼女は交流会のときに、キョロキョロしてる僕に優しく話しかけてくれた。僕は色んなところに、頑張って顔を出して行くのだが、家に帰ると、「どーーーーっ」と疲れてしまうタチで、特に年上の方がいらっしゃる場所なんて、気を張りまくっていた。




けれども、不思議とそのお姉さんには、柔らかい雰囲気の安心感があった。いい人だったなー。そう思って岐路に着いた。




その後も、その勉強会にちょくちょく顔を出していた僕は、顔を合わせる程度で、あんまり深いハナシをするような関係ではなかった。





そして僕は、22歳社会人・彼女は30歳OLに。



2009年、春。僕は社会人になった。やりたい事は、まだ明確ではない。けれども、興味を持っていた会社に入ることが出来たんだから、頑張ろう。そう思って入社をした。一方お姉さんは、OLをしていた、そうだ。と、しか言えない。だってその位の距離感だったんだから。




3ヶ月のOJTを終えて、配属。取引先を周り、議事録を書き、先輩と打ち合わせをして、また別の取引先へ営業。そんな日々を繰り返し繰り返しやっていた。周りは優秀だし、とてもステキな人たちばかりだった。




でも僕はそんな中、仕事が出来ずに悩んでいた。



分からないことが、聞けない。



先輩
いいんだよ。まだ1年目。気張らずにやるべき事をしっかり覚えて行こう。何かあれば相談してね。


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