アメリカで生きる時に一番大事な言葉!!!これさえ言えれば、ゼッタイ大丈夫だよ!

最近日本に帰るたびに若い人たちから、アメリカで仕事をしてみたいのでという理由でいろんなことを尋ねられることが増えてきた。

ちょっと前までは、ただアメリカで暮らして見たいという人が多かったような気がするが、今は仕事をしたい、そこで生きていきたいという人が増えてきたような気がする。それはきっと、インターネットの発達で簡単に世界中の情報が得られるようになったからだと思う。

生活するための情報は今は簡単にリサーチできるし、英語力も私よりもずーっとすぐれているし、(ちなみに私はまだまだESLを勉強中の立場である)行動力にもあふれている人ばかりなので、どんどん外国暮らしをすることをおすすめしている。

特にアメリカは移民の国なので、外国から来た人にもいろんな教育や仕事のチャンスがあり、頑張ればいくらでも成功するチャンスはあるし、日本に帰ってからもその経験を活かして、今より上のランクの仕事に挑戦できるとおもう。

ただ、日本で育った私のアメリカ暮らしの経験から、一つだけ、日本人にとって、とっても言いずらい言葉がある。それは、そこで仲良しの友達ができたときから始まる苦難である。なぜなら、彼らはとても明るいし、悪気はないことがわかっていることが多いし、自分にとって魅力的な友達だったらなおさら言いにくい言葉なのである。

それはただシンプルに ”ノー” という言葉である。なーんだと思うかもしれないが、私にとって、親しくなった人にこの言葉をはっきり言えるようになるまでちょっと時間がかかった。それは日本人特有の相手を思いやるという気持ちが、この言葉を出すことを躊躇して、数秒かかってしまうのである。相手を否定してしまうのではないか、傷つけてしまうのではないかとおもってしまったりしたのである。

でもこれは全くの勘違いで、アメリカはイエスとノーの選択を数分ごとに口に出さなければいけない生活の繰り返しである。はっきり「ノー!」と言わなければ、どんどん自分の行きたくない方向へすすんでしまう。自分がやりたくないこと、人からやってもらいたくないこと、何か嫌で行きたくないところには、思い切って、はっきりと、「ノー」といえる習慣を早くつけなければならない。

見ず知らずの人から変なことを言われた時には「ノー!」というのは簡単であるが、自分の身近な人たちにも、何かを尋ねられたら、はっきりいやなことは「ノー!」と言わなければいけない。そうでなければ「イエス」だ。中間はない。

そういう時に、私の一番お勧めする言葉がある。相手に気持ちは嬉しいけど、私はいいのよ、やめとくということばである。

” No, thanks!” である。これが一番便利な言葉である。簡単だけど、アメリカで普通に生活していく中で、私たち日本人に一番言いやすい言葉で、またやさしいアメリカ人にも一番使われている言葉だと思う。

アメリカは面白い国であると同時に、危険なこともたくさんある。”ノー!”がはっきり言えない人を尊重しない国なのである。そういう時に自分を守る言葉、自分の生き方を守る言葉としても使いやすいと思うので、参考にしてほしい。

先週、サンフランシスコで働いている息子に、携帯で「日本からお煎餅がとどいたので、おくってあげようか?」とメッセージを入れたら、彼から、

”No thanks, I'm good! Love you, " と返事がとどいた。

私の気分を損ねないように、丁寧なお断りがとどいたのである。

ヤラレテしまった!




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