鶏のアヌスは男性へ 山羊のウエストは長女へ

先日姑から凄い具合悪くて昨日も勤務後帰宅するのがやっとだったから息子に連絡するようにと連絡が来た。旦那は帰宅後とても心配して車で40分程の実家にお見舞いに行くぞ!という事になってホールフーズ(オーガニックスーパー)で買い物をして訪問した。


姑は真冬なのに半袖で(寒そう)良く来てくれたわね、ありがとうと感謝してくれた。旦那がお見舞い?に買った物はバーベキューチキン!今は食欲がないと言われリビングルームで会話が始まった。


彼女は思ったより元気そうで旦那の顔をみてとても元気になったのかナイジェリアからアメリカに来た経歴、ビザを取ったり英語の試験を受けたり周りの人に嘲笑されたりしながら大変苦労してアメリカに来た事をとても誇らしそうに語り始めた。


元気になってきたようでバーベキューチキンを食べ始めた彼女、チキンをみた私は旦那とお肉についての喧嘩がとても不快でその事を姑に相談する事にした。


お肉についての喧嘩のリンク


すると彼女はお肉がナイジェリアではどれだけ大切で貴重で特に男性がどれほどお肉に固執しているかを説明してくれた。


まず彼女が数年前に帰国した際アメリカで沢山お肉を食べられるようになってお肉をトコトン食したのでナイジェリアで出されたお肉料理のお肉を全て食べずに他のお皿に置くと数人もの男性がハイエナのように待ち構えていてそれは食べないのですか?と聞いて食べませんというと数秒でそのお肉が消滅したとのこと。


男尊女卑が強いナイジェリアで彼女が若い頃中年のおじさんが殺したての鶏を彼女に渡して羽をとって料理しろと命令され彼女が料理すると男性の間だけで食べてしまい女性には全く食べさせてもらえなかったという。女性はチキンは食べないんだ!と怒鳴られとても不快な思いをしたそうでそのおじさんが二回目に鶏を彼女に持ってきた際姑は女性が食べられないってことは女性は鶏肉を触れないってことですよね!!男性に調理するように頼んで下さいと言い返すと周りの女性から拍手喝采を受けたそうだ。


流石強い!!


兎に角ナイジェリア人の男性はお肉についてシビアでお肉について軽く考えない方が良いと姑から忠告を受けた。


そしてナイジェリアでのお肉についてビックリする仕来りを教えてくれた。


何とナイジェリアでは男性に鶏のアヌス(肛門)をあげるのが仕来りだそうで女性の役目は調理後の鶏肉のアヌスを大きく切り取ってお皿にお尻のてっぺんが良くみえるように盛ることで男性の喜びを増す事だそうでアヌスの切り方も色々あるらしくどれだけ大きく美味しそうに切って振る舞えるかが重要だそう。


アフリカではお尻の大きい女性がもっとも美しいと賞讃されているのは知っていたが鶏のお尻も喜ばれるなんて初耳だった。

アヌスの切り方はナイジェリアでは嫁入り修行なのかと心の中で考えてしまう。そして日本の嫁入り修行でもし日本人の華奢な可愛いらしい女性が料理教室で鶏のアヌスのくり抜き方を習っていたらそれは本当に面白い光景だと思う。


へ〜〜そんなテクニックもあるのねと姑の話に釘入になっていると彼女はもう一つの仕来り、山羊のウエストについて話してくれた。


ナイジェリアでは山羊はとても大切なお肉。山羊のウエスト、腰回りのお肉はとてもボリュームがあって美味しいらしい。そして山羊のウエストはなぜか長女にあげるという仕来りがあるらしく姑は6人兄弟の長女で山羊のウエストを頂くのが毎回とても楽しみだったという。


そしてそのお肉を誰に分配するのかは彼女に権限があるため他の兄弟は彼女を尊敬してより多くの配分が自分の事にくるようにごまをすったりするそうで近所の子供達もお裾分けを待ったりするという。


これもとても面白いなと聞いていたが私は長女なのだが子供の頃の楽しみが山羊の腰肉をもらえる事!なんて考えた事もないので文化の違いって本当に興味深いなと物凄く話しを真剣に聞いていると姑が私のその様子を面白いと思ったらしく大きな声で笑いながら色々話してくれたので具合が悪い事もすっかり忘れたらしく元気になっていた。


これもお肉パワー??


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