就活を中断し初めてのひとり旅。何もかも分からなくなって辿りついた1つの答え。「自分で証明するしかない!」

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人はなぜ旅へ出るんだろう。




「旅行」と「旅」は違うと私は思う。


「旅行」っていうときは

自分が普段暮らしている場所とは違うところへ行って

その知らない土地の風景や文化を楽しんだり

食べ物を楽しんだり、お土産物を見たりとか

純粋にそういった行為自体を楽しむ、観光的要素が強いイメージ。

表面的な感じというか。


でも、「旅」というとき。

これは、もちろん上に書いたような「旅行」と同じ要素が含まれるのだけど

その行為を通して、なにかもっと

深い何かを探しに出掛けるような

出逢いにでかけるような

自分の人生のヒントのようなものを掴みにいくような

そういうもののような気がする。

だから、「旅行」よりも「旅」の方が

人との出逢いの価値が大きい

そんな気がするのだ





これから私が語るお話は、今から4年前。私自身が大学3回生~4回生にかけて

人生に迷い、何もかもが分からなくなって、初めてひとり旅をし

やっと1つの答えへと辿り着く、リアルストーリー。

私にとって私自身の人生を生きるための、原点であり岐路となった旅のお話です。




―就活に対する疑問―


「最近なにやってるの?」

「これからどうするつもりなの?」

「就活やりなよ」


何度も何度も言われた言葉です。


「世の中そんなに甘くないよ」

「嘘つくのなんて当たり前なんだから」

「そんなんじゃやってけないよ」


何度も何度も言われた言葉です。


言われるたびに、考える。

言われなくても、ずっと考えてしまう。


今、やってることしっかりあるよ。

これからどうするのか、それを考えてる。

それを決めるために、それに繋げるために動いてる。


わたしが今やってることは就活じゃないの?

わたしって甘いの?

え、みんな嘘つきですか?

本当のこと言っちゃいけないの?


もっともっと考える。

わたしって何か間違えてるのか。

考え方おかしいのか。

自分は現実の世界で生きてるのか。

もしかして、理想や空想の世界で生きてきたんじゃないか。


なんだか狭間にいる感じ。


自分は今どこにいるんだろう。


全部があやふやになって、わけがわからない。

自分がわからない。人が分からない。世界が分からない。


そんな状態。


分かりたい。分かりたくて、すっきりしたくて仕方ないのに

考えれば考えるほど、まるで蟻地獄にはまったみたいに抜け出せなくなってくる。

もがけばもがくほど、深みにはまって。


動くことも疲れてくる。


そんな状態で。

そんな状態のまんま、いろんな人に会いました。



京都の路上でうたをうたい、世の中をもっともっとおもしろくしようとする人。


誰かを元気にしたり、生活の中にさりげなく入っていくようなお菓子を作るひと。


企業での就職ではなく、NPOで働きながら自分のやりたいことをやって生きるひと。


まちに密着して、大学生や地域の人をたくさん巻き込みながらカフェづくりをするひと。


退職して、カフェを始めて、そのカフェに集まる人にきっかけをつくれるような場づくりをするひと。


沖縄に料理の勉強をしに行って、愛媛で出張カレー屋さんをしてるひと。


大学を卒業して、なんだかワクワクの詰まったシェアハウスを経営してるひと。


ゲストハウスに滞在していた、若い人に音楽の楽しさを伝えようとイベントを企てる歯医者さん。


京都の美しいものに惹かれて、それを伝える仕事をするひと。


世界中を旅して働いて、今では宮古島のゲストハウスを経営しながら家族とともに生きるひと。


生徒にいろんな選択肢を教えてあげれるような体育教師を目指す大学生。


後悔しない生き方をしているとはっきり言える雑貨屋さんの営業のお父さん。


建物の屋上に庭をつくってしまう庭師さん。


高校生のときにダンス留学して、今では海外で勉強しながら日本では絵のお店をしているひと。


技術系の仕事をしながら、自分で金属でつくった小物雑貨を休日に営業に行き、ついに百貨店に置かせてもらえるようになったひと


議員さんをやって、60歳超えてからいろんなライセンスもとって海の家を経営しはじめたひと。


もっともっともっとたくさんの人に出会った。


知りたかったことは。。。




大学2回生のとき、周りから聞こてくる言葉。

「3回生になったら就活やらな~~ほんまいや!」


大学3回生・秋=就活


それが当たり前のようで

その当たり前が疑問で仕方なくて。

わたしは小学校、中学校、高校、大学 と

流れにのる感じで特に深く考えることもなく

それが当たり前だと、ふつうだと思って進んできた

みーーーーーーんな、そうなんだって思って。


だけど、いつだっけな。

高校卒業後、ゲストハウスでヘルパーの仕事をしながら

役者さんや漫画家を目指している人がいるってことを知って

自分の思ってた当たり前が当たり前じゃないんだって はっ として


もっと、知りたくなった。



自分が選んできた道のほかに、どんな道があったのか

これから行く道はどんな道があるのか

それが知りたくて

わたしは就活はせずに、4回生は世界一周の旅にでよう

そしていろんな人に出会いたい。

いろんな人のことを知りたい。


そんな風に考えてた。


でも、いざ世界一周の計画をたてようとし始めると

就活 も気になりはじめる。




そのときわたしはスーツ着て働く人にすごく嫌なイメージをもっていて

なんでかと言うと

電車や街で見かけるスーツを着てる人たちは

なんだかみんな疲れた顔をしているように見えたから


けど、よくよく考えてみれば、わたしはそういった人の一面しか見てなくて

しっかり話したこともないわけで

実はなんにも知らない

なんにも知らないまんま、勝手に「スーツ着た人=目が死んでる人」

と決めつけてると気がついて。


世界一周とかする前に

スーツ着た人たちのことを知りたい って思った。


それと


みんなとは違うことをするのが怖かったんだと思う。

親とぶつかるのも怖かった。

「勝手にやれ」と放り出されるのが怖かった。


そんな大きく二つの理由で

一般的な就活をはじめた。





セミナー行ったり、説明会行ったり、選考受けたり

OB・OG訪問したり

最初は知らなかった世界を知っていってるって感覚で

楽しくて仕方なかった


そしてスーツを着た人たち、いきいきした人もたくさんいるってことを知る。

目をキラキラさせて、や、ギラギラさせて働いている人たちがいるってことが分かる。

自分の仕事に意味を見出して、真剣に取り組む人たちがいるってことが分かる。


なんだ、いるんだ!


それが嬉しくて、自分もそんな人たちとそんな風に働いてみたい


そう思った





ちなみにわたしは就活をはじめたころ

自分が本当に、心から行きたいと思う会社を数決めて受けて

全力で受けてダメなら就活やめる。

内定もらえるまでだらだら就活する なんてしない

そう決めてた。


実際、選考が始まってみると

思ってたよりも、案外ぽんぽんと選考に進めたりもして


「なんだ、そんなに難しくないんじゃん」


なんて、ちょっと天狗になってた


けど、2次、3次と進んでいくと、落ち始める。

うまくいかない。


3月初めに受けた、ある広告会社での面接。

あれがわたしにとって大打撃だった。

役員の方と1対1、1時間半、たぶん圧迫。


とりあえず、全力で否定される。ひたすら疑われる。

今思えば、試されていただけだったのだけど


「それってほんとの岡田さんなの?」

「無理してるように見えるよ」


その言葉に、とまどって

え、そうなんかな・・・?


とか思ってしまって、分からなくなってしまった。


あの日、あの面接のあと、わたしに会った友だち2人はほんと災難だったと思う

幸運なことに、ほんとにいつもよくわたしのことを受けとめて、

わかろうとしてくれる友だちだったから


うまく接してくれてたけど

とにかくもう、ひたすら泣いてた





自分が一体どんな人間なのか

ほんとのわたしって何なのか

わたしって真剣さ、足りてないのか

無理してるのか


そんなの人に聞いたってわかることでもないのに

自分でわかるしかないのに


友達に問う。

きいても結局わからない

考えてもわからない

わからなすぎて、わからない

でてくるのは涙ばかり


あんな自分、初めて出会った。


―「わたし、もう嘘はつけない」―

そんな風に

わからなくて、ぐちゃぐちゃのような状態になっても

相変わらず選考は受けた




だけど、あの面接以来

なんだか自分の言葉に自信をもって話すことができなくなってた


自分で自分に疑いをかけてたから

だんだん疲れてくる


広告業界にしぼって選考を受けていたけど

なんだかよく分からない不安から

他の業界の説明会に行ったり、選考に進んでみたりする

それでもやっぱり、面接で嘘は言いたくなくて

完全な嘘ではないような本音を織り交ぜた、よく分からない言葉を使う



自分の思う確固たるものを少しずつ曲げて、合わせていく。


そんなことを繰り返してた。

そしたら、なんだか少しずつ、何が本当で何が嘘なのか

分かんなくなってくる

どんどん分からなくなる


そんな中、ついに

ある面接で、ものすごい大ウソを言ってしまった


「今日のは嘘だった・・・」

はっきり分かる

なんだか心の中にずっっっっっっしりと

重たいものがのしかかっていて

ついでに黒く塗りつぶされた感じ





そんなどんより黒くて重たい気持ちで、大阪から京都に帰ろうと駅で電車を待ってると


突然、近くにいたおばあさんに「○○に行くにはどの電車に乗ったらいいのか」

と尋ねられる。

携帯で調べて、おしえると


「ほんまにありがとうなぁ~たすかったわぁ~」


と何度も何度もお礼を言われた

そのあとやってきた電車に乗って、ガタンゴトンと揺られながらぼんやりしてると


なんでだか

涙がでてきた


ありがとう なんて言われるような人間じゃないです

さっき大嘘しゃべってきたとこなんです

ごめんなさい 

ごめんなさい


自分が分からなくなっていること

本当か嘘か判断できない言葉をしゃべっていること

ついに自分で嘘だと分かる嘘をしゃべってしまったこと

それは決してやりたい仕事をやるためだったり、

一緒に働きたい人たちと働くためのものではないこと


いろんなことがもう悲しかった

こんな自分好きじゃない

はっきり思った





自分はどこに行っちゃったんだろう


分かんなかった


ただ、1つだけ分かったこと。

「わたし、もう嘘はつけない」

それだけはハッキリと分かった。


本気で行きたいとこ受けてダメならやめると決めてた就職活動。

気がつくと、全然興味ないとこでもとりあえず受けてた。


落ちてもあまり痛くない。


―私だけの旅のはじまり―

だけど

そんな状態で受けていることがものすごくダメな気がしてきた。


数打てばあたる?

そんなので受かるの?

そんなんでいいの?


そのころから、だんだん選考を受けなくなる。

なんていうか、もうそのときはほぼ義務感のようなもので就活をやってた

やりたくて始めたはずの就活。


それがいつのまにか


よくわからない不安と義務感で選考に進んでる自分。


おかしい。

このままだと、なんだか取り返しがつかないことになるような気がして

もうすでに失くしたものがあるように感じてた


そして。

就活をわずかにやりながら

自分のやりたいことをやり始める。


twitterなどを使って、おもしろそうなことをしている人に会いに行く。

おもしろそうだと思う人のフォローしてる人や、フォロワーの中から

またさらにフォローして、そこからまたその人のフォロワーに繋がっていく。

そしたら、興味のあるイベントのスタッフ募集なんかを見つけて


直接そのイベントに参加しに行ったり。

そんな感じで、今まで大学で出会ったことのなかった人、働いている人たちと会うようになる。





自分なりの就活が始まる。

就活というか、結局わたしがやっていたのは、

就活をはじめる前に

「いろんな人に出会って、いろんな道を知りたい」

そのための行動だった。


世界一周ではないけれど。

そのときの自分ができる手段を使って。


最初は、いろんな人に会うことで何か見えてくるかも

そんな風に思ってた


けど、実際、いくら人の話を聞いても

わからなくなった自分がわかるわけでなく


むしろ、どんどん分からなくなった

正解や不正解があるのなら

迷わず正解を選びたかったんだ

だけど、そんなものはなくて

わからないだらけで


一体、自分が何を探してるのかも分からなかった



迷宮みたい



そう思った。



いろんな人に会ってて

大学4回生だと告げると必ず聞かれるのは


「就職決まったの?」ってこと。


あー、またか。

はっきり言って、その質問されるのもうしんどい。

もちろん決まってないから

「や、まだです!今やめてます!」

とかって元気にこたえてみる。


別にそれで責められるわけでもないし、なんでもないんだけど

わたしの進路がどうなろうが

その人には関係ないわけで

単にその場の話題の1つとして聞いてくれただけで

深く聞かれることもないし


「あーそうなんだー今年はなんか大変そうだもんねぇ」


って大体こんな感じ。


だけどなんか、もやもやした気持ちになる。

それはきっと、自分で自分のやってることに対して自信を持ててなかったからだ。


本当は、わたし悩んでるんです!!って言って、いろいろ話聞いてもらいたかった

けど、そうゆう自分を人に見せるのがホントに嫌で。

のどの奥におっきな石がつっかえたみたいになって、

どうしてもその言葉が出てこない。


出せなかった。


すごく く る し い。


―初めてのひとり旅。沖縄離島、宮古島へ―




そんな中、宮古島に行くことになる。

以前から関わりのあった京都路上の唄うたいさんに、

ひとり旅の話を熱っぽく一晩じゅう聞かされて

「わたしも旅を経験したい!行かなきゃ!」と感化されたのだった


遊びに行ってたように思われているのだけど

個人的にはそうゆう目的ではなくて

京都とか、関西とか、そうゆう場所では会えない人に会いたかった


話してみたかった



宮古島での出会いの中で

わたしにとって大きなきっかけになった人。


それは泊まっていたゲストハウスで出逢った

歯医者さんの女性と

出張カレーのお兄さん。





このお二人は、真逆の道にすすんだ二人なんだと思う


宮古島では、わたしは少し素直に自分の話をしていて

自分のこれからの生き方ですごく悩んでることとかも話してた

就活で嘘はいいたくないってこととかも。

そしたら、歯医者のお姉さんに

歯医者のお姉さん
そんなの甘いよ。就活で嘘つくのなんて当たり前。私だって嫌だったけど、嘘ついてたよ。ものすごく苦しかったよ。でも、みんなそうなんだよ。

社会ではそんな本当のことばっかじゃやってけないの。もうそこは割り切るしかないんだから。お金がなくちゃ生きてはいけないんだよ。1万円稼ぐことがどれだけ大変なことか。自分で働いて実感してみたらいいよ。

やりたいことやって生きてたり、仕事が楽しい人なんて世の中の1%くらいだよ。みんな仕事なんて辛くて嫌なものなんだから。会社の人がどんな人が欲しいか考えたら分かるでしょう?

世渡り上手そうな子が欲しくて当然よ。


出張カレーのお兄さんには


出張カレーのお兄さん
それってただ受かるために嘘いうの?
んー・・・嘘をついて会社に入るか、
本当のことを言って会社に入るか、
それって最初はほんのちょっとの角度の差かもしれないけど。そのそれぞれの道をずーっと進んで行った時、その差ってものすごく大きな開きになってるんじゃないのかな?

そんなことを言われた。


なんていうか。

真逆。

でも、どっちも本当。

どっちも自分が現実に体験してきたことを話してる。

だからリアルで説得力ある。


じゃぁ、わたしは一体どんな言葉を語る人になりたい?

そう考えたら、 はっ  とした。



そっか。


自分の語りたい言葉を語れるような経験を自分でつくるしかないんだ。

証明するしかないんだ。





誰が正しいとか、間違ってるとかじゃなくて

自分はどうありたいのか。


わたしはこのお二人の生き方のどちらかを否定するつもりも全く無いし

ただ、それぞれが自分で自分の生き方を選択してて

その結果、してきた経験をもとに語っていて


それは言葉だけでなく

その人のもつオーラにもなって表れている。


じゃぁ、わたしはどんな人になりたいのか

どんな経験をして、どんな言葉を語って

どんなオーラをもつ人になりたいのか


自分の周りの友達や、後輩、これから出会う人たち

そして将来の自分の子どもに

どんな言葉を言える人になりたいのか


そしたら、答えは簡単だった。


やっと、やっと、やっと


わかった


宮古島から京都に帰ると

ある人からメールがきていた。




それは神戸のある雑貨屋さんやカフェ、イベントスペースを複合したお店の

営業の方からだった


実は、宮古島に行く前に1つだけ選考を受けてた

それまでずっと受けてなかったけど、ほんとそこだけ。


そこは、新卒採用はしていないところで

でも、「行きたい」って思ったから試しに電話してみたら

面接をしてくれることになったとこ


もちろん嘘なんか言ってない

そもそもずっと雑談をしてた感じ


その面接は結局落ちていて、その知らせのメールを宮古島で見ていた


よくある「今回は残念ですが」っていうやつ

だったんだけど、

わたしは、なんだかその営業の方と話せたのがすんごく嬉しかった


なんだろうなぁ。


なんか目がイキイキしてて、


営業さん
自慢になっちゃうけどねぇ、この会社、ほんっっとに楽しい会社なんだよ!!


と、聞いてもないのに話してくれた人。

もってる雰囲気がめちゃめちゃ明るくて。

やっぱ会社で働いてても、こうゆう人いるんよな!

って、元気もらえた人。


出会えたこと、話せたこと、元気もらえたこと

すごく嬉しくて、

そのよくある選考結果のメールに対して

気付けば返信をしていた


自分が今まで就活で考えるようになったこととか

出会いに感謝してるってこととか

なんか一気に言葉がでてきてて。


ちょっぴり泣いた。


宮古島の居酒屋さんで、ひとり、おでんの豚足つつきながら。

その返信に対して

返信がきてたんだ

まさか   だった。


返信くるなんて、まさか思ってないし。

返信求めて書いたんじゃないし。

とりあえずびっくりしすぎた。


それで、おそるおそる内容を見てみる。


メールには

選考結果の理由や、実は最近奥さんを亡くすというとても辛いことがあったこと

それでも自分は後悔のない生き方をしてきてるということ

いっぱいいっぱい書いてあって




営業さん
そしてどこの会社に入ろうと、どんな仕事をしていようと、今自分がいる状況から気づき!学び続けていって下さい。

そして仕事の辛さ・厳しさも全て含めて、楽しめる岡田さんでいて下さい。

あなたなら出来ると思います。

ながながと書いて来ましたが
最後にまわりが何を言っても何を言っても岡田さんの人生は岡田さんでしか作れないのですから、

どんなことからもいっぱい学び 後悔のない人生を送っていって下さい。
自分の人生を自分自身で楽しんでいって下さい。そして今を生きて、たくさんの人・ことに感謝していって下さい。

10年後の成長した岡田さんを心から楽しみにしています。


そう書いてあった。

もう、涙が止まらなかった。


こんな素敵な人いるんやなぁ って。

嘘つかなくて良かったなぁ って。

正直にぶつかってみてよかったなぁ って。

こんな反応返ってくるんやなぁ って。


わたし、ちゃんと自分で証明しよう


強く思った。



―私は私の人生を、生きる―


絶対に嘘なんかつかない

就活で自分の思ってないことを言わない


そう決めた


それでもやってけるんだって

証明する


今まで散々いろんなこと言われた

その度に

わたし甘いんかなぁって考え込んでた


親にだって言われた

「変なとこで評価落とすようなことするな」

わたしは、本当のことしゃべって評価落ちる意味が分からない


周りの友達も

思ってないことしゃべるようになった

別にそれはそれでいいと思う

ただ、わたしがそれをできないだけで

というか、やってみたら、本当に苦しくてしんどかったから


自分にはできないと分かっただけ


しっかり目的があって、そのためにそういう手段とれるなら

わたしだってできるようになりたい

器用になりたい

だけど、それをしたら

わたし は わたし を嫌いになってしまう


だから、わたしは本当のことを話すっていう方法をとることにした







そしてもちろん、結果を出せなきゃだめなんだ

証明できなくちゃ


誰にもわたしの言葉はとどかないし、響かない


ほとんどの場合は。

ただの夢見がちな、現実見えてないひと

そうゆう風に見られるだけなんだ


お花畑にいるみたいに思われてるらしい



んなわけないやん!!!!!



その過程を聞かれるのはいつだって


成功した人。

結果をだした人。


たとえどんなに努力をしていようと


結果がなければ、見向きもされない。

否定されるだけ。


ほんと腐ってる。


だけど、だからこそ、結果をだすことは大事なんだ。




―旅を終えて創った1つの証明―



選考を受け始めた

企業は1社だけ


フリーペーパーの制作をしている会社

決闘に行くような気分だった


1次、2次と進んで

営業責任者の方と個別面談

とにかくもう全部しゃべった

聞かれたことに対して、全部本当のことしゃべった


やっぱり何度も試された

でも、もう戸惑ったりなんかしない

自分に疑いかけたりなんかしない

考えていたのは、説得すること


それだけ


わたしはこの会社で働きたい

この仕事がやりたい

ここの人と一緒に働きたい


それを全力で伝える

それだけだった。

話すこと、すごく楽しかった。


最終面接は、ほぼ聞くことだけだった。

今までいろんな人の話を聞いてきたのと同じように


一生懸命聞いた


結果は・・・


泣いた。

めちゃくちゃ泣いた。

嬉しすぎて

本当に泣いた。


そんなつもりないのに


もう勝手に涙がでてくる

ぽろぽろ、ぽろぽろ涙でてきて

「ありがとうございます」って言葉もうまくしゃべれない



電話の向こうで、ずっと関わってくれた人事の方の笑顔の声がきこえる

それから

おばあちゃんや親に


「遅くなっちゃったけど」

って、泣きながら電話した



―旅のきっかけの人―





いろんな人から言ってもらえた「おめでとう」の言葉。

その中でも一番嬉しかったのは



公晴さん
しゃちょー!!やったやん!!
ビールや!ビール!!



っていう、公晴さんからの おめでとう だった。

(※「しゃちょー」はニックネーム。)


実はこっそり泣きそうになったくらい、嬉しかった

あんなにビールが美味しいなんて。


これまで書いてきた中に

公晴さんのことは書かなかったけど


わたしに一番大きな影響を与えてくれたのは

まちがいなく、公晴さんだった


四条界隈の路上でDoREDとして うた をうたう公晴さん。

公晴さんとのエピソードは、もう、たくさんありすぎて

どう書いたらいいのか分からない


宮古島行くきっかけだって実は公晴さんだし

もう一度、広告に携わる会社を受けたのだって公晴さんとの関わりがきっかけだった



蟻地獄みたいなとこで、もがいているときに、公晴さんの うた に出会って

うたを聴いてて、励まされることも山ほどあったし

苦しくなることだって実はあった


公晴さんの本気の一言一言から

背中を押されたことも山ほどあったし

逃げだしそうになることも実はあった


それでも


そんな風にわたしに対して

全力でぶつかってくれて

全力で怒ってくれて

しっかり認めてくれるような人

出会ったの、初めてだったんだ


いままでいろんなことがあって、いろんな気付きがあったけど

ココに書いた言葉のいたるところに

公晴さんがよく使う言葉が入ってる


公晴さんからは、ほんとにいろんな言葉をきいてきたけど

わたしの心にずっっっしりと重たく刻み込まれてるのは


「ずっと素敵、一生素敵っていうのは、とてもしんどくて難しいことなんですよ」


って言葉。


わたしはこの言葉を聞いたとき

いろんな言い訳をして、自分をごまかして、納得させようとしてたんだ






自分の本音から逃げたかった

「こうありたい」 と

心から思う自分でいるためには

はっきり言って、もう戦わなくちゃいけなくて


でもそれってすごくしんどかった

すごくしんどくなるって分かってたから


逃げようとしてた


「別にわたしはそんなしんどい思いしてまで、何かを目指したいと思わない。

公晴さんとわたしは違う。そんな風になれたらいいけど、そこまでの強さはない。」


そう言ってしまえば楽になれる。何度も思った。


いろんなことに対して、そうゆう言い訳というか、妥協というか

そうゆう風なもので自分を納得させたかったときに言われた


すごく

すごく


重たかった


たぶん、公晴さんは分かってたんだ。

あの時わたしが逃げそうになっていたこと。


きっと、これからもこの言葉を何度も何度も思い出すことになるんだ。



―旅とは人との出逢い、自分との出逢い―




これが、私の過去の忘れられない旅のお話。

自分にとっての原点であり、人生の岐路。

人との出逢いの中で、初めて自分自身に出逢えた気がする旅でした。


自分が今いる世界を飛び出して、遠い土地へ行くのもいい。

もしかしたら、ちょっとした近場でもいいかもしれない。


自分とは違う、他人の価値観・生き方に触れること。

そして自分自身を見つめ直すこと。

それこそが私にとっての旅なのです。





読んでよかった
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このストーリーをブログ等で紹介する

読ませていただきました!じんわりきました。。大学4年の僕の心境と重なりすぎて、驚いたと同時に安心しました。ありがとうございます。僕もストーリーを書いているのでもしよければ読んでいただけると嬉しいです!

ぐっじょぶ

明日、旅に出よう。

山下さん 初めまして!コメントありがとうございます!少なからず共感してくださる方がいて嬉しいです^^ストーリーものぞかせていただきますね!

いけ兄 見つかってしまった!笑

たけちゃん よし、出よう。

最近現実逃避の旅で、2週間ほど沖縄行ってました!宮古も行ってきました!

自分と似たよーな考えで、読んでてすごく心にしみました(ToT)

寛子さん 初めまして!読んでくださってありがとうございます!沖縄旅いいですね*たのしめましたか?私はしばらく行ってませんが、また宮古にも行きたいです^^

かっこいいです!!

自分がいま就活の真っ最中。岡田さんと全く同じことを感じていました。画面見ながら、うんうんって何度も何度も頷いてました笑
自分らしくいよう。肩の荷が降りたような気がしました。ありがとうございました。

岡田 智紗さんが次に書こうと思っていること

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