『早稲田出ててもバカはバカ』投稿→電子書籍出版→大手出版社紙書籍化まで1年間の地殻変動 

商品紹介

http://www.amazon.co.jp/dp/4835628462


しがないサラリーマンに起こった2015年の地殻変動。

storys.jpに投稿してから今まで、怒涛のような1年間を振り返る。


誰にも語れなかった過去・・・


この度、「ぴあ」さんから出版する本の内容はこれまで家族にも友人知人にも絶対に語ることができないトップシークレットでした。

私は生まれて初めて仮面を外し、ありのままの自分、個性を発露させたかった。

2014年末。普段、本を読まない私は久しぶりに読んで感銘を受けた一冊がありました。石原慎太郎さんの『エゴの力』(幻冬舎)という本です。入院先の病院にて電子書籍、kindleで読みました。

政界を引退した80代の石原氏の遺言とも受け取れる内容で琴線に触れ、交通事故のような衝撃を受けました。

エゴとは稲盛和夫さんの名言として有名な「利他の心」と180度相反する、周囲を顧みない、自分さえよければ良いという周囲に迷惑を掛ける心構えと解釈されているはずです。そして私はこれまでの人生、自身をエゴの塊、恥辱にまみれたものと猛省し、長らくそれが己の人生に影を落とし自責の念に駆られる所以となってきました。

そんな私のエゴへの想いとは裏腹に石原さんは断言します。

「エゴとは個性の発露、自我だ」

「織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、サッチャー、出光佐三、田中角栄・・・時代に強い影響を与え、変革をもたらしてきた人物は皆、エゴの塊だ」

「丸いものでも四角く見えればそう描けばいい」

「誰一人として同じ人間はいない。統一規格など存在しない。『天は自ら助くる者を助く』個人がエゴを発揮できない事態は社会にとって不幸」

「これからの時代に求められるのは橋下徹氏のような個性的で強烈なエゴ、今の日本には周囲に迎合してばかりで個性的な人間に欠ける。ひいてはそれが国力の衰退にまでつながる・・・」

私はふと思いました。

人類5000年の歴史の中で、今現在だけでも70億もの人間が存在するのであればこれまで存在した人間の数は途方もないはず・・・ある説に依れば累計で400億人。

しかし、一人として同じ人間は存在しない。400億人一人一人が違う個性を持ったエゴ、衝撃と共に心地よい自尊心を噛みしめることができました。

「遠慮しなくていい。短い人生の中でオレはオレなり自己満足できればいい。個性を発揮して胸を張って生きていけばいいんだ」

〝遺言〟を書き終えた今、私は清々しい気持ちでいます。

近年、「人生の有限性」というものを強く感じています。私は偶然にも2011年3月11日に仙台に居を構えていたため東日本大震災に遭遇しましたが、幸運にもかすり傷一つなく難を逃れました。

とはいえ我欲に天罰が下ったのか、電子書籍出版前の2014年末。頑健な肉体に自信を持っていた私は内臓疾患で緊急入院を余儀なくされました。病気に罹ったのは人生で初めての経験で、有り余る時間を消化するためベッドの上で思案に暮れ、気づきました。

近頃親族や友人知人の死が後を絶たないことを。そして強烈な切迫感を覚え、ある衝動が芽生えたのです。

「人生は短い。いつ死ぬか分からないのだから、せめて自分が生きてきた軌跡、人生の卒業論文〝遺言〟を書きたい・・・」

そうして成長著しい電子出版の自費出版(セルフパブリッシング)を決意。2015年4月に垂直立ち上げで実行したのが電子書籍自費出版の『早稲田出ててもバカはバカ』

プロは一切関知しない完全な玉砕行為であったにも関わらず、販売部数1000部超え。セルフパブリッシング電子書籍の相場などせいぜい500円に対して、1250円という設定上限MAXの無茶な値付けをしてしました。単に「本の値段はこんなものだろう」という安直な判断で後程、後悔しました・・・

注)その後、8月のamazon特別セール対象商品に選ばれたのを機に750円に値下げ。

生まれて初めて手にした印税、90万円也(印税率70%)

セルフパブリッシングの破壊力、将来性に圧倒されました。amazon、楽天、appleが力を入れるだけのことはあります。

そしていよいよ迎える2015年9月30日。拙著はあの「ぴあ」さんから紙書籍としてリメーク出版されます。さすがにプロの目から見て電子書籍の内容、構成は杜撰だったらしく内容は大幅に書き直し、表紙から何から新しい作品として生まれ変わりました。

ソーシャルメディアでの拡散で発売前から既にバズ現象が巻き起こり、今から発売日が待ち遠しく、興奮状態で眠れません。

世の中、何が起こるか本当に分からないもの。平凡なサラリーマンの日常に今、地殻変動が起こっています。

私は子供の頃から文章を書くのが苦手で読書感想文が大嫌いでした。何より本を読まないので当然ながら国語の成績はいつも悪く通信簿で3以上は取った記憶がありません。なので自分が書いた文章を人に読まれるなど恥ずかしくて最も避けたいことでした。

でもSTORY.JPとの出会いはその価値観を一変させるものでした。

「拙くていい。自分の言葉でいい。思ったことを赤裸々に自由に語ればいい。飾らない本音の言葉が実は人の心を動かし共感を呼ぶ」

とどのつまり人生を変える最大の力は「勇気」

私は弱い自分と決別し勇気を出して自分の言葉で語ることを決断しました。

STORYS.JPに投稿した原稿は数時間で衝動的に書き上げた即席です。今、読み返してみても顔から火が噴き出るような駄文です。でも逃げはしません。裸の自分を笑い飛ばされても正面から受け止める覚悟でした。

大切なのは「個性の発露」「エゴの力」

知名度や文章の巧拙、ボキャブラリーではなかった。

ありがたいことに原作の電子書籍を読んだ読者からは「続編が読みたい!」というたくさんの嬉しい声が私の元に届き、自分の文章によって周囲に影響を与える初めての経験に感激しました。

これからも無様でもいい。勇気を出して全力で発信していきたい。

だって日本という無数の仕事と娯楽が存在しチャンスに溢れた国に生まれ育った幸運を噛みしめないともったいない、命懸けて頑張らなきゃつまらない。

自分は世界一幸せな国で、極めて安全な恵まれた時代を生きていることに感謝したい。

世界には食料が無くて飢餓に苦しんでいる人が7億人、毎日3万人以上の子供たちが飢えで死んでいるということ。世界各地で日本人ならまず苦しむことがない根源的な問題と格闘し、大人たちが勝手にはじめた戦争に巻き込まれて兵士として投入される子供たちが30万人も存在し、惨い死に方をしている。

自分が悩むことなど今、地球上で起こっている様々な問題に比べれば、何てちっぽけで、何て我欲に満ち溢れたものなのだろう?つまらないことで悩んで、酒を飲んで愚痴をこぼす暇があったら、脳みそがちぎれるほど考えて、反省して、行動した方が良い。

加えて我々には「インターネット」という人類史上、類まれな魔法のツールが与えられ、誰もが世界中に向けて情報を発信することができるというこの幸運。

気の置けない友人知人には私が電子書籍を自費出版することを話すと決まって次のような返答が返ってきました。

「オマエ、バっカじゃないの?電子書籍なんて読まないって!新聞だって紙で読んだ方が快適じゃん!」

しかし、歴史を辿れば何にでも過渡期というものがあり、えてしてその時期にはその次に来るものは既成概念から叩かれるもの。

例えばインターネット通販。楽天が創業した当時はその実用性、利便性が大いに疑われたそうです。ところがどうでしょうか?amazon、楽天は今や生活必需品と言えるほどまで浸透しています。ジェフベゾスさんや三木谷さんのエゴが世の中を一変させたのです。

私は電子書籍の未来に賭けたかった。確かに慣れてない我々は物心ついた頃から紙媒体に慣れてしまい馴染みが薄く、とっつきにくい。

でも紙資源のエコ、省スペースにつながる。ポケットの中に何百冊という本を持つことができるなんて夢のようです。誰もがamazonというステータスのあるフィールドで自分の思いを自由に全世界に発信することができる魔法のツール。

絶対に世の中に普及させたい。自分が立役者になりたかった。

偉大な先達者たちは紙の本の普及に大きな苦労を強いられました。評価してくれる編集者、出版社を見つけスタートラインに立つことすら困難だったのです。良い作品が埋没してしまうリスクが今に比べて格段に高かったはず。

『永遠の0』というベストセラー小説があります。2013年に映画化され大ヒットを記録し社会現象を引き起こしたことは記憶に新しいところです。しかし本作が書籍として出版されたのは2006年でそれ以前に作者自身が多くの出版社に紙原稿を持ち込み、売り込みましたが全く相手にされなかったそうでブレイクするまでに7年以上の月日を費やしたことになります。

同様に漫才師の島田洋七さんが書いた『佐賀のがばいばあちゃん』という自叙伝は海外でも売れ、400万部の大ベストセラーになりました。が、初めは誰からも相手にされず1987年に自費出版してようやく3000部を売ったそうな。それが2004年に徳間書店から出版されブレイクし、足掛け7年以上の潜伏期間を要しています。

それがどうでしょう?今はamazonの自己出版サービス「KDP」、楽天の「ライティングライフ」、appleの「i-books」があります。いずれも無料に近いコストで不特定多数に発信でき、さらに宣伝したければ低予算でfacebook広告等の手段がある。

そして「STORYS.JP」があります。塾の先生が投稿した『ビリギャル 』が投稿した翌日に話題を呼びあっという間に出版されベストセラーとなり映画化され、社会現象を引き起こしました。

「いつか自分も・・・」

語らずとも誰にだって夢があります。でも大抵の人間はそう言いながら実現せずに終わり死んでゆきます。

「家族のため」「安定重視」「できるわけない・・・」強引に自分を納得させ惰性で過ごし、嫌いな仕事をイヤイヤこなす虚しい日々を消化していく内に気が付けば人生の晩節を迎える・・・

遅ればせながら私はようやく一歩踏み出しました。

今度は貴方の番。私の垂直立ち上げ出版で証明した自負はあります。誰もが自由に個性を発露し、想いの丈を発信できる世の中であることが。

『早稲田出ててもバカはバカ』

心血を注いだこの本、たくさんの人に読んで頂ければ嬉しい。

生まれて初めての出版、執筆。STORYS.JPさん、ぴあさんと何度も何度も打ち合わせをし、構成を練り直しました。本業の傍ら頻繁に上京しての作業は甚だ壮絶でしたが我ながら納得のいく出来栄えに仕上がり心地よい疲労感に今、包まれています。

次は貴方の番です。

きっとあるはずです。生きてきた軌跡と伝えたいSTORYが。

少なくとも私は読みます。

貴方のSTORYを。この場所で。


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