よく晴れた土曜日に少しだけ衝撃が走った話。
今すべきことは、
ホウキをつかんで、
不安という猛獣を追い払うこと。
- ゾラ・ニール・ハーストン -
(米国の黒人女性作家 / 1891~1960)
ポカポカ土曜日。
ブーンとわごんあーるちゃんとお出かけお出かけ。
ふぅ。
一通り買い物を済ませ、帰路に着く。
家に到着し、
うし、先に鍵出しておこう。
そう思い、ポケットに鍵を入れておこうと、カバンをゴソゴソ探し始めた。
しかし、、、
探せど、探せど鍵が見つからない。
探せど探せど鍵が見つからないのである。
私は、不安になった。
このまま車の中で一夜を過ごすのかと。。
その時、ラジオからMISIAの澄んだ綺麗な声が聴こえてきた。
あぁ、昔MISIA好きだったな。。
あんなに存在感があるのに、おんなじ身長っていうことを知って少し親近感を覚えたっけ。ふふ
私は、先ほどまでの焦りを少し忘れしばしMISIAの声に聴き惚れていた。
・・・・・・・・・・。。
!?!?!?
よし、帰ろう。
私は、MISIAの声を聴きながらそっと自分の気持ちを落ち着かせ、静かに車の鍵穴から、鍵を抜いた。
そして、ジャラジャラとついている鍵の束をポケットに忍ばせ、カツカツとヒールを鳴らしながら、何喰わぬ顔で、玄関へと向かった。
MISIAありがとう。
いや、MISIA様ありがとうございます。
久しぶりにまたMISIAの歌を聴きたい。
そんなふうに思った土曜日なのであった。
皆さん、
素敵なホワイトデーをお過ごしください。
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