究極の幸福

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私は平成26年11月に

生まれて初めて

フルマラソンを走りました。


その時のお話です。



中学、高校と陸上部に所属していた私は

走ることに関して

それなりに自信を持っていました。


そして、高校を卒業して2年目の時に

人生初のハーフマラソンに挑戦しました。


調子にのってペースはバラバラ

正直、余裕で走れると思っていましたが

奢り以外のなにものでもありませんでした。



結果は参加者400数名のうち407位。

ゴールする前から強烈な眠気に襲われ

体中ガタガタ。

ゴールした後

10分程意識を失いました。

恐らく、脱水と低血糖によるものです。



それからしばらくは

走ることを避けていました。

でも、いつかあの時の自分をリベンジしたい

気持ちがありました。


10年以上経過して

人見知りである私が

ランニング習慣を身につけて

ビジネスをするという

コミュニティーに参加しました。



ランニングを習慣にするためにはどうしたらいいのか

考えて、時間を調整して

コミュニティーの仲間からの応援もあり

週に3回のランニング習慣を身につけるようになりました。



フルマラソンの

大会当日までに走った最高距離は約20㎞。

今回の大会までに

一度30㎞を走っておきたかったのですが

仕事の都上どうしても時間が確保できませんでした。




この大会の一ヶ月前には

ハーフマラソンに出場予定でしたが

こちらも急な仕事で

大会の前日に出場できなくなる始末(笑)



今回は初フルマラソン

緊張と不安でいっぱいです。



記録は気にせずに

目標を定めました。




絶対に歩かないこと

完走すること

この二つです。

ハーフマラソンに挑戦した時に

一度歩いてしまって

そこから再び走り出すことが

とても辛かったという学びから

絶対に歩かないことを

最重要目標としました。



制限時間は5時間。

程よい緊張感の中レーススタート


最初はゆったりペースで走り出します。

焦ることなく

いつもよりゆっくり走ることを心がけました。

ペースが早い人のことを気にしてはいけません。

明らかにレベルが違います(笑)




まずは10㎞を通過。

ペースを崩さないように

呼吸と気持ちを落ち着けて走りました。


爽快な気分、景色を楽しむ余裕もありました。

この辺りから徐々に足に疲労を感じ始めます。



そして20㎞を通過。


ここから先は未知の領域です。

精神的に余裕はまだあるものの

足の疲労は既に70%くらい



ゆっくり

ペースを守って走ります。



ここからゴールまでが

とてつもなく長く感じました。


だいたい

1㎞毎に走行距離を示す

看板があるのですが

次の看板までがなんと長く感じることか



足に加えて

腹筋と背筋に痛みを感じ始めました。

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