地震で壊れた祖父のお墓をなおす旅に、幽霊?の女の子と一緒にいった話。①

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 お盆になると思い出す。おじいちゃんと女の子の話。

父方の祖父が亡くなったのは、私の七五三と重なった日で、

お祝いのワンピースが葬儀用になり

白い羽の髪飾りがつけられなくて泣いたのを覚えている。

それが、3歳だったか7歳だったか、あやふやな記憶。

会ったこともないし

どんな人だったのかも親は話したがらなかったので、よく知らない。

函館空港から祖父の家に行き、

左側が海岸の道をずっと走った所にお墓があった。

お供え物のお菓子にカラスがたかっていて、

滅茶苦茶怖かった。


祖父に関する記憶はそれだけ。


2003年(平成15年)9月26日(金)午前4時50分07秒

十勝沖地震が起こった。

一人暮らしの明け方、まだ眠っていた私は、

強烈に心臓をつかまれた感覚で起きた。

大変だ・・・。お墓が、壊れた。

直感的にそう思った。

左胸が苦しい、朝焼けが異様に赤い。

TVをつけると、地震のニュースが流れている。

死者はなし。今のところ大きな被害はなさそうだ。

北海道の家は丈夫だもんな・・・、うわ、左胸が痛い。

単なる不安感なのかな、こちら(千葉)もちょっと揺れたし。

この地震から始まった左胸の痛みは、日に日に強まっていき

記憶に残らない夢で苦しめられる事が増え、

お墓を直さなきゃという、荒唐無稽な思いは強まっていった。

でも私、先祖とか祖父の事聞ける家族が、今は一人もいない。

お墓がどこにあるのか、

函館空港 左に海岸のある道 わき道にはいったら墓地

それしか記憶がない。


それで、どうしようもなくて、

成田山新勝寺にいって、災難消除してもらった。


不動明王様。お願いします。

祖父がお墓をなおして欲しいようですが、

私にはどこにお墓があるのか解りません。

祖父を助けてください。

私の胸の苦しみを直してください。

お願いします。


あー、すっきりした。

これで今夜はぐっすり眠れるだろう。


その夜、とんでもないことが起きた。


続く。


※ここまで読んで下さり、ありがとうございます。とてもうれしいです。

 

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Kei Sen

普通を目指す、何かが欠けている人間です。いろいろあったけど、今は幸せ。多分、これからも幸せ。そんなストーリーを書いていきます。

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