自分のこと

子供のころ、祖父と祖母も一緒に住んでいました。その祖父母から「跡取りだから…」「うちの孫は…」「勉強して偉くなって…」などたくさんの期待をうけて育ってきた。両親からも期待はされていたとはおもうがジジババの期待は大きかった。年を重ねるほどに自分の才能に限界を感じ、期待にそえないことがわっかたとき、情けなくなってきた。そうすると、料理や家事をやり手伝ったりすることで期待をそらすようになった。ただ料理は好きになりバブルのころのグルメブームや料理漫画なんかを読んだりしていろいろできるようになっていった。
また早く独立、結婚することに気持ちがうごき、高校生のころには本当にすぐにでも結婚したいと思ってた。
それは結婚、独立することで家族の期待から逃げたいと無意識に思っていたんじゃないでしょうか。
今、24才のときに結婚して18年がたち、子供にも恵まれそれなりに充実している。5ほど前に祖母が亡くなったのですが、4番目の男の子を抱っこして「かわいいなあ。」と言っていたのを今でも思い出します。期待通りに育ったわけではないけれどひ孫にあわせてあげられたことで、少しは恩をかえせたような気がします。
でも親になって思うのは子供に何かしてもらおうと子育てしてるんじゃないってことでしょうか。きっと祖父母も私の幸せのために期待してくれていたんだぁって思えるようになりました。
そうこうしているうちに42才になろうとしています。子供も大きくなってきました。自分が何ができるのか、まだまだ考えてしまう今日この頃です。

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