19.ネットショップをやっていると、時々妖怪に出会ってしまう話

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自宅で女が月15万、という仕事をしていると



時々、妖怪に出会ってしまいます。


あちこちに遊びに行って、友達付き合いから仕事のネットワークを広げていくのは、

女性らしい「共感性」を武器にした、ひとつの方法です。


男性陣の中には(もちろん女性陣の中からも)、そんなお気楽商売を起業とか、いうなよなーっ

というご意見を頂くこともたくさんありますが、

それはそこそれぞれの見解ですのでスルー。


起業前段階、とか言っておけば良いのです。

そのうち、月15万の売り上げが30万になり、50万になりし始めると、

あなたも人手が足りなくなって、スタッフを入れることになったりするでしょう。

そうしたら、誰かに聞かれた時に、にっこり笑って

「起業したのは、もうかれこれ5年ほど前になります」

と答えればよいだけ。


友達のところへ遊びに行っているうちに、仕事が入ってきます。

イラストを描いてくれ、とかイベントに参加してくれ、とか。

あなたのお品が欲しい、という注文も入るでしょう。


そこで、紛れ込むのが「妖怪」です。


あなたに近寄ってきて、あらぬ行動や言動で、あなたを揺さぶるのです。


例えば、冒頭にでてきた

「それで仕事って言えるのかね」とか言っていくるお方。

あなたの仕事ぶりに、上司でもないのにツッコミを入れてくる妖怪「ツッコミ」です。


意外と、夫や親など、家族だったりしますのでご用心。

ちょっとくらい相槌を打って、

「アドバイスありがとうね」

なんて言うと角が立ちませんが、それをやると、くどくどと繰り返してくる可能性があります。

また、あなたがうまくいっていることに気が付くと、

「俺(私)のおかげでうまくいってるんだろう」

などと、トンチンカンなことを言ってきて、イライラさせられます(笑)


ぴしゃりと扉を閉めるのも手ですが、

それをすると逆切れして余計に手だし口出ししてくることがありますので、

ここは、

「本当にあなたのおかげで、うまくいくようになってきました。

仕事が増えて、あなたの相手をする時間が減ってしまい、

ごめんなさいね。もう少し応援していてください。嬉しいです」

などと、愛ある言葉で撃退しましょう。


毎回、同じように繰り返していると、相手は自分の言い分が通ったと思って満足しますし、

たいてい深く考えていないので(笑)、言う事もネタがつきてきます。

こちらが毎回愛の倍返しをしていると

妖怪「ツッコミ」が、たいしたことをしていないのに、愛を返されることに対し、

態度を軟化させ始めます。そうなったしめたもの。

本当に役に立つことをしてくれたりします(笑)

がんばって、愛の倍返しをし続けましょう。


また、お客様の中に潜む妖怪「時間喰い」にも気をつけてください。

この妖怪の厄介なところは、半分お客様であることです。


最初はお客様としてこちらも丁寧に応対しているのですが

だんだん、ややこしいことに引きずり込まれます。


ネットでのお友達には、深入りしてはいけません。


「半分お客様」というネット友達は、なかなか危険だという事を認識しておいてください。


妖怪「時間喰い」になってしまったら、文字通り、あなの貴重な時間を喰います。

食いつくしてしまいます。


朝夕問わずメールを送って来たり、スカイプや電話をしてきたりします。

内容は、あなたの作品に対しての要望や希望、こんなのが欲しいけど~みたいな、

思わせぶりなものを絡めながらの、愚痴やのろけ、他人の悪口などです。

あなたから見たら、もうどうでもよいような内容ばかり(笑)


ですが、あなたには「相手はお客様だから…」という思考もあるので、

なかなか会話をやめることができないのです。


あなたの時間がバリバリと音を立てて喰われていることを自覚しましょう。

あなたがお客様を選んでよいのです。


他にも、よく出没するのが「妖怪出会いがしら」。

突然、親し気に現れて、うんちくを述べたり、思っていることなどを好き勝手に話し始めます。

あなたに歓迎されていると思いこんでいる節があります(笑)


あなたの友人とも仲が良いのだといってきたり、あの有名人とも知り合いだとかも言ってきます。

あなたにとってプラスになりそうなことも持ちかけてきます。

誰それに紹介してあげる、とか、私は○○の有力者である、とか、

うちのお店(または知り合いのお店)においてあげられるよ、とか

安く○○できるようにしてあげる、とか。


また、あの人は信用ならないから気をつけて~だの、あの人はあなたを悪く言うけど私は味方だよ~など、噂話もしてきます。

だんだんうんざりしてくるような自慢話、または誰かの悪口などを繰り返します。

これは「妖怪出会いがしら」で、事故のようなもの、と判断するのが良いかと思います。


出会いがしらは、好き勝手なことを言い始め、煙に巻かれてしまいます。

こちらはお客様かもしれないと思うので、一歩出遅れてしまうのです。


「時間喰い」も、「出会いがしら」も、もともとは人間です(笑)

しかも、時と場合によっては、あなたの大事なお友達であったり、家族であったり

お客様であったり…さらには、私自身、あなた自身であることすらあるのです。


実は、ここが大事なのですが、

お互いになにも悪くありません。


たまたま、タイミングが悪かっただけなのです。

時と場所が違っていれば、お互いに何にもトラブルにならないのです。


次は、妖怪の撃退法です。






































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20.ネット上で出会う妖怪のおはらいのしかた

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