第六十章 絶対にこの町から出て行く!

 第六十章

「絶対にこの町から出ていく!」

  高校生のクラスは常時満席。お問い合わせはありがたいですが、現在外部からの入塾は出来ない状態でご迷惑をおかけしております。入塾を希望される方は、中学クラスから始めていただき継続生として持ち上がる道しかありません。

「なんで、こんなことになったのだろう?」

 と分析している。他塾と異なる点は何だろう。一生懸命にやってきただけであまり考えて来なかった。よく give & take というが、経営は give & give くらいでちょうどいい。経営優先で差別化ばかり考えると、塾生の方も保護者の方もすぐ気づく。

 ひたすら授業の改善に突き進むと、自然に結果がついてくる。よく言われることだ。

 四日市合格者数     
                     H27   H26             
1、陵成中学校(桑名市)      16    23
2、光陵中学校(桑名市)      24     9

3、藤原中学校(いなべ市)      6     6

4、東員第一中(員弁郡)        3     4

5、員弁中学校(いなべ市)      1     4
 高木教育センター          2     3 

6、 大安中学校 (いなべ市)     4     2

7、東員第二中 (員弁郡)       1   1
  北勢中学校(いなべ市)       1   1 

  この結果を見て、北勢町と東員町以外の町の中学生は

「北中(二中)の生徒はアホばっか!」

 と言っている。地元の優秀な生徒は

「バカと一緒にされたくない」

「こんな町は絶対に出ていく!」

 と言っている。日沖市長はご存知なのだろうか。過疎がさらに進む。有能な子はみんなこの町を捨てていく。

  私も10年ほど前から

「この町はもうダメだ」

 と思い、中学生主体の塾から高校生主体の塾に移行していくことを決めた。その予測どおりに推移している。中学生クラスは維持するけれど、やる気のある子限定。ここでは、Cランク高校は定員割れしていて

「名前を書いたら合格する」

 と生徒がバカにしている。勉強しなくても合格するのだから、塾に行くはずがない。真剣に勉強しているのは「四日市高校」「桑名高校」「川越高校」という進学校をめざす子だけ。上位の2割くらい。あとの8割は遊んでいる。勉強そっちのけでクラブと称して遊んでばかりいる。

 高校生クラスが満席になったら

「通塾クラスが満席なら、せめて添削だけでも」

 との要請があったので、通信生を募集したら北海道から九州まで生徒が増えて驚いた。ネット社会の普及に乗っただけだけど。今年は、京都大学にチャレンジする子が10名を越えそう。

 それで、気がついた(続く)

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