ブラック企業は誰が作っているのか?〜消費者心理と労働者心理〜3

前話: ブラック企業は誰が作っているのか?〜消費者心理と労働者心理〜2

消費者心理と労働者心理。そして、ここに日本の歴史と文化が加わり、

ブラック企業ができあがります。


さて、日本は、生産性が悪すぎる。

日本人は働きすぎる。

外国人
サービス残業なんてしんじられへーーーん!

こんな感じだと思います。


日本は、、、、、日本は、、、、とネガティブなことが多いですが。


日本に来た外国人の誰もが思い、

海外に行っていた日本人が日本に戻って来て絶対思うこと。


『日本のサービスは、世界一だ。』


そうなんですよ。生産性なんて低いに決まってますよ。

サービス重視なんですから。


24時間営業なんてもう普通。

コンビニに始まり、最近はスーパーも24時間。

24時間のフィットネスクラブがあり、24時間営業の漫画喫茶。

24時間対応のIT関連サービス。


もはや、日本にいると、

どこで困っていいのか探すのが大変くらい。


そんなサービス大国日本。


産業の発展は、最初は第一次産業。

農業・漁業・林業。


高度経済成長や科学技術の進歩で、

工業へ。

第二次産業の発展へ。


しかし、経済成長も横ばいに近くなり、

科学技術は進歩しているが、資源に乏しい日本。


『加工貿易』だけではやっていけない。


そして、工業系は競合が激しく、

似通った製品ばかりになる。


そして、サービス業。

つまり、見えないモノの提供。

第三次産業の世界へと。


サービスで勝負するしかない企業。


そこで、消費者心理と労働者心理がぶつかる。


低コストで、ハイクオリティなサービスを提供するには、

B先生のような人材が最高なのです。


そして消費者も喜ぶわけです。


低コストでハイクオリティを求める消費者と、

自らは、楽な高コストで楽したい労働者になりたいわけだ。


企業は売上をあげ、利益をあげなければ、

労働者に楽をさせて上げることはできない。


利益をあげるためには、競合のサービスに打ち勝たないと、

消費者には評価されない。




この、悪循環が、

ブラック企業を作りあげるのです。


ブラック企業は、誰が作っているのか?


『消費者心理と労働者心理』を考えると、自ずと答えが・・・・


おしまい

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