20代はタパス

20代って今思えば本当に
タパスでしかない。
タパスとは。ヨガ用語で苦行、のこと。
レゲエは楽しかったけど。
そのためにパチンコ屋で休みなく働いたり
色々苦労も伴った。
レゲエを辞めたキッカケの、ツライ恋もあった。レゲエといえば。空腹を紛らわすために歌っていたボブマーリーじゃないけど。
レゲエで知り合い付き合った彼はボブもビックリのゲトーファミリーで刑務所の横に住んでいた。
うちは金持ちってワケじゃない。
家族も色々大変なキャラ揃いで家庭は崩壊しているし、幸せな家庭からは程遠い。
でもこんなにも。こんなにも貧しく激しい、、、人々は見た事がないってくらい。
ヤクザのおじさん、シャブ中の従兄弟の方、一族の一人一人に強烈なストーリーがひしめいていた。
彼との間にあったアクシデントもキツかったけど この平和な日本にこんな人達が山盛りいるってゆうこともかなりの衝撃だった。
24才くらいのある日に彼は街から消えてそっから
そんな全てを忘れるべく歌やダンス様々な習い事とその月謝を稼ぐために働いて働いて

何も考えたくない

から
水泳もはじめて
泳げば泳ぐ程にどこか
もっとマシな未来に辿り着く気がして
仕事の後は終電まで泳いだり
走り続ける車輪のハムスターみたいな
20代を駆け抜けたある日、
ああ、この街にはもう何もない、
ってようやく気がついてでていく事にしたころには29になっていた。
人って その渦中にいるときは
そこそこ難なくいるときは気がつかない
ぬるま湯のゆでガエルみたいに。
でもね ある日サイフ、すられたの。
しかも当時流行ってた細木数子の
いいサイフを持ちなさい、てゆうのを信じてわざわざ購入したばかりの超絶高いプラダのサイフを。
その時に思ったの。
マジメに生きててもサイフをすられる。
てことは、いくら健康オタクやってても明日は事故って死ぬかもねとゆうことね。
とゆーことはもう保険かけるような
生き方なんてなーんの意味もないってこと!
いつ死んだって悔いのないように
もっとやりたいことやりまくらなあかん

行きたいとこにいますぐいかな!って。
それが私の10年タパスの、結論。


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