第百六十四章 私は感情になど興味はないby湯川(4)

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第百六十四章

「私は感情になど興味はないby 湯川」(4)

 小学生の頃に初めて教壇に立って驚いたことがないだろうか?いつも生徒の机の方向からしか教室を見ていなかったのが、逆の方から、しかも一段高い所から見ると教室の風景が全く違う。それは、新鮮な驚きだった。

  大学を卒業して、初めて塾の講師を始めた時も同じ驚きだった。いや、正確に言うと恐怖と驚きの入り混じった感情だった。生徒の側に10年以上座っていたのだから、当たり前だ。

  何も聞いていず、ただ座っていても問題はない生徒の側。しかし、先生の立場になると常に生徒から注目を受けるわけだから緊張するのは当たり前。慣れるまでが大変だった。

  Do you remember that you stood on the platform when youwere an elementary school student?  Westudents saw the classroom only from one side.  But when we saw it from the other side, things looked different.

 When at first I taught students, I had the same kind of feeling.  That was natural because I had been a studentfor more than 10 years.

 It took me years to get used to the teacher’s position.

 

ジャッキー・チェンと「TVジョッキー」で共演しました。

  

(7000回再生)https://youtu.be/sMdPLgzTjeQ   

 

  基本的に先生に間違いは許されない。英語の発音が学校の教師と少し違うだけで、突っ込まれる。数学の計算ミスをしただけで、突っ込まれる。叱り方がマズイと親に怒鳴り込まれる。

  ジタバタしながら頑張っていたら、生徒のアンケートで40人中2番の人気という結果が出たものの、気分は「その他大勢」の平均的な講師だと思っていた。だって、何か資格があるわけでもなく、テレビで取り上げられるわけでもなく、愛知県の塾や専門学校で教えているだけのただの講師だったから。

  Teacherscannot make any mistakes.  If our Englishpronunciation is a little different from public school teachers’, studentsblame us. 

 I was the second most popular student. However I felt I was just an average teacher.  I had no certificates running a small privateschool in a rural area.

 

アメリカの中学校で教師をしていました。

   
26歳、無職、貯金なし、彼女なし、資格なし、何にもなしだった(2000回再生)

https://youtu.be/QnX-TLdhqnw

 

  それで、1つずつ対策を打っていった。

「学校の先生は違うことを言った」

  と言われたら、学校の先生より信頼を得るしかない。その方法を考えたのだが、私の結論は英検だった。

「1級を持っている学校の先生は少ないから、これはいける」

 と思った。

「名大卒で、京大受験指導は大丈夫でしょうか」

 と言われたので、京大を受けて成績開示をして信用してもらった。もっとも、本当に信用してもらえたのは塾生が京大医、阪大医、名大医に合格した頃だったかもしれない。

 So I started to take some measures to stepup.  When students said

“Your pronunciation is wrong.”

 I took well known certificate.  When students said,

“Can you teach the very beststudents who will take the entrance exam to the University of Kyoto”

  I myself took it and showedthe result.  Then my students passed themedical department of the best universities.

 

「FM三重」でラジオ英会話を担当しました。

 

 

  大規模塾が進出してきて、お金もものを言わせて毎月大きなカラー広告を出してきた時は、ちょうどネットが普及し始めたので無料のホームページ、ブログ、動画などを投稿して知名度、広報の維持に努めた。

  そして、「通信生」の受け付けを始めた頃に気がついた。

「北海道から九州まで申し込みがある。これって、すごくない?」

  もはや、生徒に何を尋ねられてもアタフタせずにすむようになった。もちろん、本に取り上げられたり、テレビに出演するなど活躍しているわけではないが、

「そのようなものが基準になるのだろうか?」

 と思い始めている。 

  A big private build a big buildingin the next town and put a lot of ads in the newspapers.  At that time, the Internet spread.  So I used it for my school’s ads.

 Then I started the correspondent course. Now the correspondent course students are from Hokkaido to Kyushu.  Is a big name needed?

 

この本の中で紹介されました。

  

 

英検1級、 通訳ガイド、 国連英検A級

   

39通の「不合格通知」と「合格通知」(2000回以上再生) https://youtu.be/AoV2OKrQLLk   

 

  最初に四日市高校の「国際科」の子が来てくれた時に、

「本当に、こんな子が指導できるのか?」

  と半信半疑だった。

  次に、四日市高校の上位1ケタに入る京大や阪大受験者が来てくれた時は

「これは、指導がムリかもしれない」

  と思った。断ることも出来た。事実、近所の大規模塾では指導を断られたと言ってみえたのだ。

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