口裂け女児 ストローで愛情を感じた話
がつぅぅ~~ん!!
保育園児の頃の話し。
園庭で外遊び中の出来事。
走り回っていた私は、友達の頭と衝突し、一瞬にして唇と歯茎の間が裂けた・・・。
もはやしびれにより痛みは感じず、生ぬるい流血の感覚だけあった。
母親が駆け付け、近医にて縫合。
しばらく保育園は休んだ。
「はい。ふぅ~~っ。」
そこから毎日、父親によるストローでの食事と投薬が開始された。
まるでスズメの餌やりのように。
始めの5日間くらいははすごく腫れるからね。ストローがぎりぎり入るくらいしか口が開かない。。
母と父は、野菜などの固形物をゆでで潰して離乳食のように加工し、
毎食、毎日、
「はい。ふう~~っ。」って感じで。
粉の薬は、ふう~~っとやられるとむせる。
むせて咳き込むと傷口が痛い。この方法は嫌いだった。
5日間くらいすると腫れは少しずつひき、あとは小さいスプーンで食べられるようになった。
結局、おてんば少女の幼少期の事故はこれだけに過ぎず、雲梯(うんてい)から落ちたり、
自転車に乗って車とぶつかり空中2回転したりとその後も続いた。
おそらくこの時に、脳の組織が一部負傷したと思われる。
時を経て、小学校後半から、急に頭を縦に振り始める癖が出現したからだ。
その後は続きで。
著者の長谷川 彩未さんに人生相談を申込む
著者の長谷川 彩未さんにメッセージを送る
メッセージを送る
著者の方だけが読めます