長期インターンとやらに憧れた私について(2)

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長期インターンとやらに憧れた私について


以前まずは書いてみました。併せて目を通していただけると嬉しく思います。



前は小学校~高校入学までを書きました。

ザックリいえば、小学校~中学校=地味&不真面目、だったんです。

では高校ではどうなったのか。

生徒会に入りました。アコースティックギターの部活に籍を置きながら、演劇部を手伝い、会計業務をこなす。

いまなら余裕でこなせる気がします。でも当時は無理だった。なぜなら、生徒会の過去の資料の管理があまりにも杜撰だったから。去年、どの部活にいくら予算を振り分けたか、はかろうじてわかる。でもなぜその額になったのか、おととしより前はいくらだったのか、さっぱりわからない。生徒会室は汚いし、会計局の先輩は「放課後ティータイム」とやらに憧れて生徒会に入ったようなコミュ障でした。

わたし、申し訳ないですがアニメ・漫画が大嫌いだったんです。アニメは今も苦手。明確な理由はありません。ただ、「難しい本を読むこと」に陶酔していましたから、興味はとってもあったんですけど遠ざけていたんです。

まずは税務課勤務だった母に予算の立て方を相談しました。全く触ったこともなかったワード・エクセルに奮闘しながら資料を作り、まずは生徒会メンバー、次に委員長会や部長会でプレゼンしました。

興味も持ってもらえず、「そうすれば?てか拒否権無いんでしょ?」といった感じ。

なんとか後輩には気持ちよく引退してほしいと思って、何でも相談しました。過程も含めて知り、頑張っている実感を感じて欲しかったんです。

同期の生徒会役員は生徒会室にすら来ません。週に一回の定例会のみ。対して私は連日ある委員長会、部長会、その資料作り、会場確保、担当顧問との打ち合わせ、各部活動顧問や会計担当の子からの問合せ、毎月ある予算請求の打ち込み作業、その後お金の受け渡しなどのために毎日昼休みと放課後は生徒会室や特別教室で後輩と分担して仕事。これに空き時間を作っては中途半端に部活動をやり、授業中は熟睡する毎日でした。

なんだかんだで予算は完成しました。折衝や改正案を何度も繰り返して、修学旅行の前日まで予算案と向き合い、修学旅行中は仕事をしない!と決意して、帰ってきたらまたたまった分をこなしていました。

卒業式では私がいつも気にかけていた会計局の後輩が送辞を立候補してくれ、先生にokもらった台本ではなく2/3を私の話が占める送辞をマイクで読み上げてくれました。足が震え、へたり込んでしまうくらい泣きました。(耐えました)後輩も泣きながら送辞を読んでくれました。同級生も泣いていましたが、割と式の前半にあった送辞で号泣していたのは私くらいだったのではと思います。言葉は思い出せなくとも壇から降りてすれ違う時に涙も拭かず、こちらを見てくれた後輩の目が忘れられません。

人と話すとき、「泣くこと」は私の都合だと思います。相手の時間を頂いて話しているので、「仕事」と割り切っているタイミングで泣いてしまった時はどんなに泣いても話します。私が後輩にその話をしたことがあったかは定かではありませんが、泣いてもきちんと送辞を読み、泣き声も出さずに席まで戻ったことを私はとても誇りに思いました。自慢の後輩です。


さて一方受験もしました。それ以前に担任から「高3になれない」と告げられました。先生に学校に親を呼び出される前に、自分でアポを取り、親を学校に呼びました。生徒会の仕事量が多いと言ったら「やめていい」と言われました。教員ですら私に問い合わせに来る状況だったのに、誰でもできる仕事だと思われていました。確かに誰でもできるように何でも記録に残し、分類して、様々なマニュアルも作っておきましたから、他の人でもできなくはないと思いましたが、自分で最後までやり切りたくて、わがままを言いました。

30点ないと単位取得できないところを、32点とかでクリアしたような気がします。

卒業も同様に危なかったです。

中学の頃からお世話になっていた大好きな塾にまた高1から通わせてもらいました。母の影響で社会学が出来る学科を希望していました。第一志望は立教、第二志望は東京女子大学、第三希望は武蔵大学、その他東洋、専修、日大を受けました。受験科目は国語、英語、世界史でした。

高校では進路相談もしなかったし、進路指導もろくにうけませんでした。ヘアアレンジが好きで、イベントの時には友達にやってあげていたので、専門に行くとも思われていたようです。

結果は武蔵、専修、日大に合格して、今は武蔵に通っています。楽しいです。


次があれば大学入学からサークル、初めてのインターンをやる辺りを書きたいと思います。


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長期インターンとやらに憧れた私について(3)

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