慶應生が『バイスジャンガル』で牛糞をかき集めた話

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このストーリーは、

途上国のド田舎『バイスジャンガル』で牛糞をかき集めるうちに

己の中に眠る『野生』を目覚めさせた慶應生の話である。




大学1年生の夏休みに、

僕は『バイスジャンガル』という森の奥地で

牛糞を素手でひたすらかき集める作業を繰り返していた。。。



いきなりこんなことを言ってもびっくりするだろうから、

どうしてこんな事態に陥ったのか簡単に経緯を話そうと思う。



今考えると、大学生活初めての夏休みに

サークル仲間の女の子たちと海辺でパーリナイすることなく、




牛糞をただ黙々と素手でかき集める作業をすることは

小学生の頃から決まっていたのかもしれない。。。





第一部 <原始人に憧れていた小学生時代>


【先生】あつし君は将来何になりたいの?  

【僕】 原始人です!!  

(小学校の頃の実際の会話)


僕は小学生の頃から『原始人』に憧れていた。



本能のままに走り回り、

木に登って果物を食べまくり、

とりあえず思うがままに雄叫びをあげる。



そんな『原始人』のイメージに憧れていたんだ。




現在は理性を備えた大学生に成長した僕だけど、

小学生の頃は競争本能と縄張り意識に完全支配された

ただのザコい太ったサルだった。


(自分の幼かった頃の写真なのに、見てるだけでムカつくのはなぜ?)



冬になれば実家から歩いてすぐの『亀田公園』で

雪だるまを作って自己満足することが通な過ごし方だったけど、



こんな時にも、

僕の競争本能と縄張り意識は問題を引き起こしていた。



ある日、友達と一緒に雪だるまを作っていると、

他のグループも少し離れたところで雪だるまを作り始めた。



みんなで仲良く公園を共有すれば良かったのに、

その頃の僕にとっては自分の縄張りである『亀田公園』に

侵入者が無許可で植民地を作り始めているような気分さえした。。。汗



そこで僕はメンバーに指示を出して

一方的に雪合戦を仕掛けた。



僕の小学生時代は、

『やるかやられるか』という常に戦国時代モードだった。



相手グループが呆れて『亀田公園』から離れると、

僕はスコップを持って相手グループの雪だるまの首を討ちとると



『武将!!打ち取ったりぃぃい!!(三国無双!?)』

それはもう原始人のように勝ち誇って雄叫びをあげていた。



『どうだまいったか?亀田公園は守淳史のものだぁ!!』

と縄張りを守れたことにホッとため息をついていたのを覚えている。



そしていつかは、原始人のような野性的な生活をしてみたいと

ずっと心の底に秘めた強い思いを持ち続けていた。



そんなわけで、大学に入学してすぐの夏休みには

『発展途上国の奥地で農業体験する!』とずっと心に決めていた。



前置きが長くなったが、

これが『バイスジャンガル』という森の奥地で

ひたすら牛糞をかき集める作業をするに至った経緯だ。





第2部 <バイスジャンガルで農業体験>


原始人生活、、、思ったよりも辛すぎワロタ。。。。(^^;)


最初は意気揚々と始めた農業体験だったが、

『原始人最高!!』とか抜かしてる余裕は一瞬もなかったし、

今までに築き上げてきたもの全てを全否定されるような経験だった。



まず結論から話すと、

『途上国の農業体験を舐めすぎていた』と痛感した。



日本の農業なら、ほとんどの作業が機械化されてるけど、

『バイスジャンガル』だと、まだ全ての作業が手作業だった。



お世話になっていた農家では雌牛と子牛が飼育されていて、

『お散歩・搾乳・牛糞の始末』これら3つの仕事を任された。



人によっては、

『なんだ簡単じゃないか。(^^)』なんて思う人がいるかもしれない。

今からそんな甘っちょろい考えを覆すんでよろしく。



世界一リスキーなお散歩


まずは『お散歩』だが、

『バイスジャンガル』でのお散歩は常に危険と隣り合わせだった。。。


なんてったって、、、


お散歩コースにトラが出るんだよ。。。



繰り返すけど、猫じゃなくて虎が出るんだ。。。

お魚咥える要領で、俺が咥えられちまうよ。。。



だから、雌牛のお散歩に出かける際には毎回、

『虎に襲われない暗くなる前に帰ってこいよ!』と声をかけられてたけど、

『いや、そもそも行かせんなよ?』っていうのが本音だった。



日本なら、『暗くならないうちに帰っておいでよ!』

といったことはよく言われるけど、運が悪ければ虎に襲われるとか、

なんのリターンもないロシアンルーレットじゃん。。。。



『バイスジャンガル』の住人は

虎に襲われるリスクを覚悟でいつもお散歩してるんだ。

今でも彼らのこの価値観だけは理解しがたい。。。汗



しかも、『バイスジャンガル』は森の奥地だから、

基本的にお散歩コースは一本道。逃げ場はない。。。



もし虎に出くわしたら、闘牛士顔負けの足さばきで

なんとか牛を盾にして虎からの攻撃を防ごうといつもビクビクしながら歩いてた。



これだけのリスクを冒して、

毎日夕方頃に散歩に連れて行ってあげるのに



雌牛に懐かれるどころか

子牛がいるからいつもピリピリしてるし



立ち止まったかと思ったら、

大量の糞をブリブリもらすだけ。。。

『今まで思い描いてた原始人生活、辛すぎワロタ(><)』




雌牛との真剣勝負


お散歩が終わると、雌牛の搾乳のお時間。

要するにおっぱい揉んでミルクをゲットする作業だ。



これもなかなか最初は上手くいかなかった。

コツがつかめなかったこともあるがいくら絞っても出てこない。

『もう、おばあちゃんなんじゃない??』とか疑ったりもした。(笑)



グラドル顔負けのZカップ巨乳ちゃんだったが、

『母乳の出ない婆ちゃんの胸を延々と揉みまくってる俺って何。。。。』

なんて心の中で思ったことはここだけの話。


(こんな穏やかなもんじゃない。いつも僕と牛との真剣勝負だった。。。)




自尊心を打ち砕く最終試練


そして最後は、死ぬまで忘れないであろう

素手での牛糞かき集めタイムである。



牛小屋の近くに直径10メートルくらいの池があって

大きな魚が飼育されてた。



この池で、魚をある程度大きくなるまで育てると、

釣り竿で釣り上げて料理に使うんだ。



そしてここがポイント。



もう勘の鋭い人は気づいたかと思うけど、

この魚たちの餌が牛糞だったんだ!

『早い!安い!美味しい!バイスジャンガルの牛糞!』



だから僕は、雌牛の牛糞をバケツいっぱいにかき集めると、

それをヨロヨロと抱えながら池にまで運んで投げ入れる作業をしてた。



『少しでもバランスを崩せば、たちまち糞まみれになるから、

 それはもう爆薬を持ち歩くかのように慎重に運んでたよ。。。』



バケツもかなりの大きさで、

タップンタップンになるまで牛糞を詰め込むと相当な重さになった。



そんなバケツを2つ持って歩くものだから、

ぱっと見綱渡りしてるような滑稽な歩き方をしていたと思う。(笑)



ある時、運んでいる途中でバランスを崩して倒れて、

上半身にべっとり浴びてしまったことがあった。



この時は、さすがに日本に帰りたいって思った。。。

まるでボットン便所に頭から突っ込まれた感じ。。。(汗)



そんな様子を見て、農家のおじさんは

『日本人の男は力がないの〜ホッホッホ。』とか言ってた。



マジで、スカ◯◯な変態は

『バイスジャンガル』で農業体験してくればいいと思う。



こんな調子で、2週間の農業体験の

最初の1週間はあっという間に過ぎていった。






第3部 <バイスジャンガルで本能が覚醒!!>


原始時代 感じてきたぜ!!




ところが、1週間も経つと農業生活にも慣れて、

『原始人ハイ状態』になってきた。



あんなに農作業が辛かったはずなのに、

あれほどまでに虎に襲われることをビビってたはずなのに、



なぜだか、毎日を必死に生き抜くことが楽しくてしょうがなくなってきた。

今考えると、この瞬間に守淳史の『野生的本能』が覚醒したんだろう。




『野生的本能』が覚醒してからは、

『バイスジャンガル』での日々の些細な作業からでも

感動や喜びを感じるようになった。




特に記憶に残っているのは、

自分で搾乳したミルクでヨーグルト作りに挑戦したことだった。



搾乳したミルクを数日間放っておいて、まずは発酵させる。

次にミキサーくらいの大きさの容器に移してかき混ぜていくと、



少しずつネチョネチョした感じになってきて、、、

早朝の渋谷でよく見かける。。。。。


いやいや!


『バイスジャンガルヨーグルト』が出来上がった!



味に関して言うと、

『バイスジャンガルの草』を存分に堪能できる仕上がりだった。。。



でも食事をしていた時に、『こうすると美味いから!』と

勝手にご飯にかけられた時は、さすがにイジメかと思ったことは内緒。。。汗



それでも、自分の手で搾乳したミルクを使って、

乳製品を作ることができた経験はとても心に残ってる。



日本で売られているような

綺麗な見た目で美味しいわけでもなかったけど、

まるで自分がハイジになったような新鮮な体験だった。



他にも、牛糞をぶっかけまくって育て上げた

お魚さんたちを釣り上げて食べる経験もできた。



魚を焼いて食べる時は、

『もしかしたら、牛糞の味するんじゃない?』なんて不安もあったが、



焚き火で焼き上げた後に塩をふって食べると
『バイスジャンガル』の恵みを全身で感じることができた。


(結局何食べてても、魚は魚の味なんだ!自然の恵み最高!!!)



日本にいると、お肉やお魚が

どういった過程をたどってスーパーなどに

食材として並べられているのか分かりにくいけど、



『バイスジャンガル』で農作業を経験したおかげで、

農家という狭い範囲だけでも生態系の循環を実感することができた。



こうした経験を続けていくうちに、

中学生の頃から抑えていた『本能』が少しずつ頭をもたげてきた。




小学生の頃までは、本能のままに生きていた守淳史も

中学時代から周りの大人や友人からの影響で、



『日本の一流大学を卒業して、

 名の知れた大企業に就職できれば幸せに生活できる。』

という日本の常識に洗脳されかけていたんだ。



でも、『バイスジャンガル』の経験がキッカケで、

小学生の頃、原始人に憧れていたワイルド守淳史に戻ることができた!



海外の土地で日本では体験できない刺激を感じたり、

触れたことのない価値観をもっともっと肌で感じたい!



『こんな人生が送れたら、

 他に何も要らないし、何だって犠牲にできる!』

という生きる意味を見出すことができた。



『バイスジャンガル』での農業体験以降、

日本で一般的に受け入れられている成功の形を実現させても

僕の求めている幸せは実現できないってことに気づいた。



今まで信じてきたものが無意味に思えるってなかなかないと思うけど、

当時はあまりにも呆気なく、一瞬で何かが崩れ去るような感覚がした。



だから、今まで積み上げてきた学歴や他の何もかもを捨ててでも

『海外旅行をし続ける』という目標をだけ考えて行動していこうって決めたんだ!



もしかしたら、このストーリーを読んでいるあなたも

自分自身にとっての幸せな生き方を捨てたり、諦めて、

日本の常識や価値観に無理やり合わせているのかもしれない。



でもそんな時には、少しだけ勇気を出して行動するだけで

今までの悩みや迷いが一気に吹っ切れるかもしれないよ!




最後までお読みくださりありがとうございました!



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理想的な人生を生きるために内定を辞退した経緯について書いています。


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僕は2016年9月に大学を卒業しますが、

『就職を諦めて自由を追い求める!創職男子!!』をモットーに

自由な人生を実現させるための準備をしています。



ブログやFacebookもやっているので、

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守 淳史

慶應義塾大学に通う大学4年生です。 就職を諦めて、自由を追い求める! 『創職男子』として活動中!! ・メインブログ はコチラです! 【Affiliate Business Community】 http://perfectlifeproject.com ・Facebookでの友達申請は大歓迎で

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