シェアハウス、ジェンダー、驚きの連続!海外でのひとり暮らしの探し方

私がはじめて住む家を探したのは海外だった。

ワーキングホリデーでオーストラリアに住むことになった。

ひとり暮らしもしたことのない私は、何をどうはじめてよいかわからないし、海外なのでいったん住む所を探しにいってまた日本に帰ってくることも難しい。


ガイドブックをみる限り、ワーキングホリデーにいった人は、現地に行ってから住む所を探しているようなので、イチかバチかとりあえず行ってから考えることにした。
いろいろガイドブックを読むとみんな家が決まるまで最初はホテルやユースホステルなどに泊まっていたようなのでとりあえず、ユースホステルを1週間予約をしていった。


ユースホステルについた日、さてどうやって探そうかと思案していた所、エレベーターの中に日本人がいたので、思わず声をかけてみたらなんと、ワーキングホリデーで日本にきていたオーストラリア人の友達の所に遊びにきていた日本人だった。


事情を話すとラッキーなことに私は、そのオーストラリア人を紹介してもらえた。彼女は、日本にワーキングホリデーにきて、いろいろな日本人に助けてもらえたということで、そのお返しがしたいということだった。


まず驚いたのが、日本ではなじみのなかったシェアハウスというのが当たり前だった。日本と同じように部屋を探そうとしていたのだが、ワーキングホリデーできて、そんなお金に余裕がないことを彼女は知っていたので、シェアハウスに住むことをすすめてくれ、探し方も教えてくれた。


新聞に毎週1回、シェアハウスの募集記事がでるので、それを見て条件がいいところをかたっぱしから探して電話をかけて下見をしていくという方法だった。


海外は、ベットや机、時には調理器具などはそろっているところが多いので、住んだらすぐに生活できる所が多かった、特にシェアハウスではほとんどがそんな条件になっているので、条件があえばそれこそ身の回りのもの1つで住むことができた。


英語がそんなに得意ではなかった私は電話での下見予約も大変だった。

中には英語の下手なアジア人というだけで電話を切られてしまうこともあった。
また、ジェンダーなども関係なく、恋人でなくても男女で住んでいることも当たり前だった。いろいろなシェアメイトの募集があり、レズビアン専用のシェアメイト募集などもあり衝撃だった。


今までの日本で育ってきた私の価値観が大きく変わった。


こんなさまざまな住むこと、生きることが、いろいろな出身の人が集まると変わっていくのだということを感じた。日本でも、ジェンダーなど様々な価値観がグローバルになりつつあり、20年前くらいのオーストラリアでのシェアハウス探しを思いだして懐かしくなることがある。


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