引きこもり生活から少しでも抜け出すためにボウリングをはじめてみた 【其の三】

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【ボウリング・カムバック】


大学時代以降はほとんどボウリングをする機会はなかったように思います。


時折会社のイベントなどで投げることがあるぐらいでした。


ただ、そんな時は「昔とった杵柄」が生きてくるものです。


元々ハウスボウラーの時期が長かったものですから、真っ直ぐ投げることはお手の物。


周りからは「スーパーボウリングマシン」と呼ばれていたとかいないとか。色々景品をいただきました。


ただ、その頃はあまり深いことを考えず、その日のストライクゾーンを見極めたら、淡々とそこに投げるだけというボウラーでした。


そんな私があるキッカケでうつを患い(うつのお話はこちら)、よほどの予定がない限りは家に引きこもる生活がここ数年続いています。


平日は全く外に出ないことも日常茶飯事です。


外に出て太陽の光を浴びたほうがうつに良いこともわかってはいるのですが、ひどい時は寝床から起き上がることができないのです。


そんなうつ症状に対しての理解がよくできているとは決して言い難い父ですが、そんな父なりに私を何とかしようと思い、誘いの声をかけてきたのがボウリングでした。


誘われた当初は正直「めんどくさい」という気持ちが強く、何度か話をのらりくらりとかわしましたが、一度ぐらいは誘いにのらなければ申し訳ないかなとも思いしぶしぶ了承しました。


平日、週に一度でも外に出るキッカケづくり。そう自分に言い聞かせました。


長いこと離れていたボウリング。単なるやっつけで再開したボウリングでしたが、これが意外な展開を迎えることとなりました。

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