ブラジルにバスで入国したら、知らずのうちに不法入国になっていた話。その1

皆さん、こんにちは。

現在、海外で活躍する日本人をインタビューしながら世界一周をしている、鈴木太郎と申します。


一人で世界中を旅をしていると、絶対に起こるのがハプニング。


今までも色々とハプニングを起こしてきたけれど、日本の反対側の国・ブラジルにて、とんでもない出来事を起こしてしまいました。


このお話は、アルゼンチンのブエノスアイレス〜ブラジルのサンパウロまでの40時間のバス移動から物語が始まります。


アルゼンチンの出国スタンプはあるけど、ブラジルは。。。

南米を2ヶ月旅している私。

もう国家間の長距離バスもお手の物です!


バス乗ってイミグレでスタンプもらって、出国そしてお隣で入国!


そんな感じで今回もアルゼンチンーブラジル間を移動しようとしたのです。


しかし、現在の私のパスポートにはアルゼンチンの出国スタンプのみ押されており、ブラジルの入国スタンプがないのです。


じゃあなんでそれで入国できているの!?


そう思う方ばかりだと思うので、順を追って説明します。


国境でバス会社がミスりやがった!!

時を遡ること約2日前。


アルゼンチンのブエノスアイレスを出発してから12時間ほどした頃でしょうか。


ようやくアルゼンチンとブラジルの国境に到着。


そうしたらバス会社の社員がパスポートを集めにきたんですね。


もちろんこれはバス会社がアルゼンチンとブラジルのイミグレを代理でやってくれるため!


乗客はパスポートさえ渡しておけば、あとは車内でのんびり待っていればいいのです。

1時間ほどしてか、スタッフと共にパスポートが返却。


するとバスはすぐに出発。


ちゃんと押されているかなーと確認したところ、アルゼンチンの出国スタンプはちゃんと押されていて、ブラジルの入国スタンプは何故かバス会社の証明書に押されていた。


でも、今までも交通会社の証明書に押されていたこともあったから、これでいいのかなーなんて思いながら証明書を見ていたら。。。


証明書の名前が違う!!!

氏名欄のところを見たら、Mariaになっているし、国籍はフランス!!!


おいおい、スタッフさん、証明書どこかのフランス人と間違えて俺のパスポートに挟んでるよ!


と思い、フランス人のマリアを探す僕。


それっぽい人2人組に話かけたら、その一人がやっぱりマリア!!


太郎
マリア、君の証明書を僕が持っているんだけど、君が持っているの僕のじゃないかな?
マリア
いいえ、私の証明書にはちゃんと私の名前が書いてあるわよ!何かの手違いじゃないかしら?

そう、マリアも自分の証明書持っていたんです!!!

ということは、ここにマリアの証明書が2枚あって、僕の証明書はなし!!!


どういうこと!!!


急いでスタッフに話に行こうとするも、バスはすでに発車済み。


スタッフがいる運転席と乗客席は階が違くて(2階建バス)、スタッフを呼びかけても全然出てこない。


仕方なく、次の休憩所まで待つことになりました。



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