逆張りは本当に「自分の意見」?

一時期日本の風雲児とも言われかけた男が、最近ニュースによく出てきます。ただ、その内容が何かに対する反発であったり、誰かに対して喧嘩をふっかけたりというそんな内容ばかりです。


そんな話を某SNSでつぶやいた所、「逆張りする奴が多いなぁ」という言葉をもらいまして。


【逆張り】・・・株式などの取引で、人気のよいときに売り、悪いときに買うこと


つまり、世間の流れに逆らう言動を発信することで注目を引くという意味合いでこの言葉を持ちだしたのだと理解しております。


先日ここで書かせていただいたソーシャルジャスティスウォリアーの類とはまた異なるのでしょうが、大多数とは違う視点から物事を焚きつければ注目が集まることを計算しているという意味では似通った部分はあるのかなと感じています。


逆張りする方の言葉にも一理あるなと感じることはありますが、それは表面的にそう思うだけであって「この人の本心や本音は一体どこにあるんだろう?」と感じざるをえないのもまた事実です。


「わざわざこのタイミングでその発言は不必要だろうに、なぜ今なの?要は注目されたいだけ?」


まるでどこかの国のミサイル発射のような不必要さ。そんな風に考えてしまうんです。


反発することや否定すること全てが悪いことだなんて思いません。私もそういうことは少なからずしているはずです。ただ、最近良く見かける発言は「粋」を感じないんです。あまりにもストレート過ぎて。


これは読み手のことを考えてのテクニックなのかなぁとも。文字だけ追ってそれをそのまま鵜呑みにする、行間に何が潜んでいるのかまで把握する余裕のない人を「読み手」として考えていたら、わかりやすい言葉でそのまま伝えるのが一番手っ取り早いですからね。


ただ…そんな著名人たちの「どうでもいい話」をマスコミがわざわざ取り上げるからこそ、ここまで話題になってしまうだけなのかもしれませんが。そういえばマスコミそのものも、結構逆張りなこと書いてるなぁなんて…



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