シリンコンバレーに行ってきた シリンコンバレーってどこ? どうやって行くの? なにがあるの?

シリコンバレーというとインテル、ナショナルセミコンダクターと言った半導体メーカーやヤフー、アマゾン、グーグルと言ったIT企業や最近ではテスラモーターと言った最先端を行く企業が山の様に。

「シリコンバレー」と言う地名を耳にしたり、目にしない日は無い。

彼の地の先進的な企業の話題も多いが、日本企業が先進的な研究をする為の拠点を設けたとのニュースも多い。

ところで「シリコンバレー」ってどこにあるの?

「アメリカ。」

「カリフォルニア州」

そこまでは分かっている人も多いと思うが、地図の上で探せと言われて直ぐに分かる人は少ないのでは無いだろうか。

それもそのはず地図上に「シリコンバレー」という地名は無いのだから。

「シリコン」は言うまでも無く「半導体」の原材料。

トランジスターの発明者の一人、ショックレー博士が研究所を開設したのがこの地。

後に、「インテル入っている」のインテルを始め多くの半導体企業が生まれている事からこの名前となった。


サンノゼ、マンテンビュー、サニーベール、サンタクララなどの複数の都市を含むサンフランシスコ・ベイエリアの南部からサンタクララバレーにかけての広範な地域を指す。

空港はサンノゼ空港が地域内にあり、全日空が成田から直航便を就航させている他、サンフランシスコ国際空港から国道101号で1時間弱で到着する。

朝と夕方はサンフランシスコやその北部のベットタウンに住む人達の通勤ラッシュ。

「カルトレイン」という2階建列車が運行されていて、サンフランシスコまでやはり1時間ほどで繋がれている。

家賃や土地家屋の値段は驚く程高く。ちっちゃな一戸建てでも$2,000,000.-、2億円以上もする。


初めてこの地を訪れたのは4年前。

サニーベールに本社のある会社の面接を受けるためだ。

サンフランシスコ国際空港に着いたのは日付変更線を越えて前日の夕方。

入国管理は長蛇の列で解放されるまでに1時間近くもかかり、荷物を引きずってでぐちを出る頃にはヘロヘロ。

リムジンのドライバーが名前が書いてあるプレートを掲げており、自分の名前を見つけて一安心。

ホテルに向かう。ハイアットリージェンシー・サンタクララ。見掛けは格好良い。

後に分かるのだが、シリコンバレーのホテルはブランドと値段は高いのだが「質」は日本のビジネスホテル並。季節にもよるが一泊$500近く。

そんなホテルの中で食事をしようとしても有ってスポーツバーとイタリアン。

ハイアットは韓国人シェフが握る「スシ・カウンター」があるが、全くレストランが無いホテルも多い。車で好きな所へ食べに行けと言うことであろうが、運転をしない者には厳しい。


朝、少し早く起きてホテルの周りを散歩してみた。

「ヤフー」の馴染みのあるロゴマークが付いているビル。

その他、名前の聞いたことのあるIT企業のビルも。

(シリコンバレーなんだな)

建物の多くは2階建迄で平屋建ても多い。土地が広いからかと思ったが、後で知ることになったが日本で言う所の「建築基準法」や「市の規制」のせいらしい。


面接で訪れた社屋も平屋建て。綺麗な内装としているが前は「倉庫」だったのでは無いか?

実際、この会社に入社して別の創業時の建物のに入った時はビックリ。

天井の中が剥き出しでパイプやエアコンが露出している。

(これは大変な会社に入ってしまった!)

と正直後悔したが、急激な成長にインフラ整備が着いて行けていない為だと分かり一安心。

実際、後にグーグル等に対抗する為に紺色のガラス張りの新社屋を新設。

今となっては、あの旧社屋がベンチャーぽくて懐かしい。


会社のビルやらホテルの事ばかりだが他に何か無いのか?

「無い、、、。」

いやいや各町にはショッピングモールもあり各種料理のレストランも有る。

しかし何かしら違う。

例えば同僚に連れて行って貰った中華レストラン。入口に大きな石の馬の像。故宮の埋葬物のパクリか?ところが出てきたウエイトレスが剃り込みカラー髪、ベロにピアス。

出てきた料理も「ぬぬ、これが麻婆豆腐?」という代物。


そもそもこの地域は移民が多い。

ホテルなんかにはヒスパニック系の従業員が多く、会社ではIT部門では過半数がインド人。残りが中国系、韓国系でピュアアメリカ人はむしろマイナー。

モールの中でもカレーショップや中華のヌードルショップ、韓国のBBQの店が多いのが頷ける。

この様な多彩な人達が、様々な起業アイデアの周りに群れている、それがシリコンバレーだと言えよう。


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