私たちはどんなふうにも生きられる。無計画に世界を旅した私のはちゃめちゃ冒険記。クアラルンプール編#1

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【クアラルンプール1日目】初日から波乱づくめのKL



バンコクからクアラルンプールに飛ぶ飛行機は、インド人でいっぱいだった。イミグレにおとなしく並んでいるわたしに、さほど混雑していないのにやたらとぶつかってくるインド人にはとてもイライラさせられた。周り見ろ!前見ろ!




飛行機に、日本人は見当たらなかった。


たくさんの外国人に囲まれて、たったひとり、日本人であるわたしがここに立っていることに、すごく自分の可能性を感じた。わたしはただの日本人の女の子で、本当にちっぽけな存在。けれどちっぽけな存在だからこそ、無限のパワーがあるように思えた。


マイノリティは可能性。同じようなアイデンティティを持つ集団にいると、自分の希少性を感じることは難しい。周りを自分と異なるものでいっぱいにしたとき、人は自分のオリジナリティに気づくことができるのだと思う。


安全圏から出て、自分のオリジナリティ(素晴らしさ)を肌で感じられた。





そういえば、わたしは生まれて初めて外国の空港から外国の空港へ飛ぼうとしている。間違えて「ASEAN」のイミグレに並びそうになったことと、荷物を検査に通さず預けようとして追い返されたこと以外は順調で、ちゃんと搭乗することができた。すごいわたし!英語が話せるわけではないけれど、「雰囲気」だけでなんとか乗り切っていく。こうやってできることが少しずつ増えていくのはうれしい。





バンコクからマレーシアまでは、2時間ほどで着いた。飛行機でわたしの前の席にアジア系の若いイケメンが座っていたので、彼について飛行機を降りた。クアラルンプール空港は初めてだし、わからないから誰かに着いていくという口実で、イケメンの後を追いかけた。


けれど途中でトイレに行きたくなってしまったので、仕方なくイケメンを追いかけるのを諦め、心の中でお別れを言った。トイレから出ると見事に誰もいなくなっていた。仕方なく「多分こっちだろう」と思われる方を進んでいくと、行き止まりでエレベーターがあるだけの場所にたどり着いた。え?これ何階に降りればいいんですか?誰もいないエレベーターホールでひとりうろうろしていた。怪しい。


5分ほどあたふたしていると、インド人ファミリーが来て迷うことなくエレベーターに乗り込んだのですかさずわたしも後に続いた。よくぞ来てくれた、インド人。今回だけはお礼を言おう。


入国審査の場所にたどり着き、列に並んでいると、周りを見ないインド人にまたもや意味のないプッシュをされてイライラした。さっきの感謝を撤回した。





クアラルンプールに住んでいる日本人の友人にホテルを取ってもらっていたので、ホテルがある市街地を目指した。空港と市街地をつなぐ電車に乗るためチケットを買う。クアラルンプールの交通機関事情を把握していなかったので、どの電車に乗って、どう乗り換えたらホテル付近まで行けるのか全くわからない。


チケットカウンターの女性に話しかけてみた。その女性はムスリムで、ヒジャブと呼ばれる頭髪を隠す布を巻いていた。おお!ムスリムの国に来たんだな!


その女性にホテルの住所を見せ、「どの電車に乗ったらいい?」と聞くと、英語で超無愛想に答えてくれた。え〜っと、なんて言ったんだろう?全然聞き取れなかった。もう一度ホテルの住所を見せて、「ここへ行きたいんです」と伝えると、無愛想3割増しで「KLセントラルまで電車で行って、その後タクシー!」と吐き捨てられた。


おお、こわ…親日の国じゃなかったのか…。弱腰のわたしは、すごすごと引き下がり、となりの優しそうな男性係員から切符を購入した。男性係員は「OK〜Aラインの電車に乗ってね、Bじゃなからねっ」と陽気に答えてくれた。初めからこの人に聞けばよかったじゃん…。




空港から市街地までは、KLIAエクスプレスに乗り、終着点のKLセントラル駅まで行く。乗っていれば着くのですごくラク。そこからタクシーチケットを購入し、空港前にいるタクシーに乗り込む。わたしを乗せてくれた運ちゃんは白髪のおじいちゃんで、とても陽気な人だった。見知らぬ地で不安だったので、おじいちゃんとの会話で少し安心できた。


わたしが着いたとき、クアラルンプールは強い雨が降っていた。空港でのあたふたぶりといい、大雨といい、わたしはクアラルンプールに歓迎されていないのではないかと思った。




15分ほどでホテルに到着した。クアラルンプールには2泊だけの予定だったので、ちょっと贅沢しようと思い、四つ星ホテルを取ってもらっていた。





フロントで「予約した者ですが」と伝えると、強面のメガネ女性が出てきて「どこのサイト?」と聞いてきた。そういえば、友人がどのサイトで予約したか知らない。わたしが知らないのもおかしいと思い、「え〜っと〜う〜んと〜」とごまかしつつ、そっこー友人に「どのサイト?!」とLINEで聞いた。


それにしてもまじでメガネのフロント係、怖い。隣にいる見習いと思われる女性もあきらかにメガネに気を使いまくっている。



サイト名を伝え、メガネがPCをいじっている間、しばらく無言の時間が続いた。見習いちゃんと目が合うと、気まずそうな笑顔をよこしてくれた。わたしも気まずい笑顔で返した。


もしかして、代理で予約ってダメなのかしら?どうなるんだろう?泊まれないのかな?やっぱりわたし、クアラルンプールに歓迎されてないんだ…と考えていると、確認をとるのに少し時間がかかるから、ソファに座っていて、とメガネに言われた。


言う通りにソファで15分ほど待っていると、見習いちゃんが「予約が確認できました」と伝えに来てくれた。ああよかった!見習いちゃんの後についてフロントに戻ろうとすると、メガネが「あなたはまだ座ってて!」と大声で言われた。す、すいません…。




さらに10分ほど待って、ようやく部屋に入れた。やった〜!



部屋はこんな感じ。もはやバックパッカーではなく、ただのツーリストです。




よ〜し気を取り直して、クアラルンプールを散策するぞ!と思ったらホテルのベルボーイにナンパされて…




って感じで激動のクアラルンプールの旅は続く。

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Takagi Yukari

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