神ひろしの0からの出発・第六十七話 知らない男子からの悲しいお話

5月に入って、知らない男子からメール来ました。

ドラマのような話です。

★神ひろし・写真はディスコで踊ってた時に雑誌のモデルにスカウトされたその時の1枚。★


『昔 新宿の近くで さまよってる僕を ダンスレッスン場を持ってる方に助けられました。スタジオに一泊とめて頂き、食事もおごって頂いたのに、お礼も言わず 出てきてしまいました。あれから 脳の手術し 今でも病気で 記憶を忘れていましたが 今日 突然 過去の記憶が よみがえりました。

死んでしまったら お礼が言えない。

もし 神ひろし様でしたら 本当に ありがとうございました。

もし 間違えてましたら ごめんなさい。』


僕は全く覚えがなく、親切する時は、親切にしている意識もないので、イタズラだと思い、シカトしました。

が、一週間経った5月14日の土曜日『神ひろしSHOW』ライブ中に、突然思い出したんです。


レッスンの後、朝までディスコで踊り、京王ホテルで朝食とる事が多く、帰れなくなったファッション関係のモデルさんを数度スタジオにとめた事があります。


最初は参宮橋にスタジオをかまえていました。

で、『もしかして、参宮橋のスタジオに泊まったモデルさん?』と、ライブ終了の翌日に返信しました。


すると、

『僕は 現在 てんかん の 病気が進行し 脳手術も失敗。唯一 残されている過去の思い出で かなり楽しかった記憶に ふけっていました。

迷惑なメール 本当に ごめんなさい。

今回 親切 丁寧な回答 本当に ありがとうございました。

やはり、違う方ですね。

僕が泊まったスタジオは参宮橋ではありませんでしたから。

優しくして頂き、本当にありがとうございます。

ご迷惑なメール、本当に本当にごめんなさい。』と、返信が来ました。


ところが、さっき、新宿の花園神社の裏にあったスタジオだったかもしれないーと、気づきました。

が、返信はやめました。


唯一 残されている過去の思い出で かなり楽しかった記憶に ふけるしかない顔も知らない病氣の人に、僕は何も出来ないばかりか、かえって、メール返すと、あれこれ考え疲れさせるだろうと思ったので。


それにしても、脳手術の失敗なんてかわいそうすぎる。

記憶喪失で、何故に、『神ひろし』と言う名前だけは思い出したんだろうか?


優しくしてる意識もないが、何十年も前のちょとした善意を楽しい思い出として覚えてくれてる人がいたなんてビックリ。


多分、記憶に間違いないなければ、深夜、帰れなくなった遊び仲間を数人は、泊めてあげた記憶はある。

けれども、相手の顔も覚えてないし、困ってる人を助けただけで、見返りを求めたわけでもない。

なんか、少しは良い事をしてたんだなあーと、思った。


が、寿司屋で、知らないオッサンが、そっと僕の寿司を食べてたので、

『どうぞ。』と、別の皿を出したら、箸が止まって、『ごめんなさい❗️』と逃げて言ったオッサンには笑うた。(≧∇≦)

何だったんだろう?あの人・・・・笑・・・

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