【第3話】父子家庭パパが所持金2万円からたった一人で子供2人を育てた10年間だったけど、これで良かったのか今でも分からずに文字にした全記録を、世に問いたい。

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【第3話】父子家庭パパが所持金2万円からたった一人で子供2人を育てた10年間だったけど、これで良かったのか今でも分からずに文字にした全記録を、世に問いたい。
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一人で生きていくためには、精神力と気力がものをいう。父子家庭として過ごした時間で、そう確信している。

なんとしても、子供達を一人前になるまで育てなければ。

僕は子供たちに対し2点だけ、それはそれは厳しく接した。

まず「どんなことがあっても自分で考え解決しなさい」ということ。そしてもう一つは、「どんなことがあっても、自分の置かれた状況に文句を言わない」ということ。

子供たちには、母親がいないこと、父親ひとりで育てられていること、周りの友達が暮らしている生活とは違うということ。

自分が今、こうしてこんなに理不尽な生活を強いられているということを、文句を言わず、受け入れなさいと、とにかく厳しく子供たちに接した。

そして「どんな困難なことがあったとしても、いつも笑っていなさい」と言い聞かせた。

子供たちが、理解していたかどうかは分からない。

笑わなければ、永遠に明日などやって来はしない。笑っていれば必ず明日がやってくると、信じていた。

小学校で、家のお手伝いをしなさいという宿題が出た。

どんなことでもいい、お母さん、お父さんが日々生活していく中でしていること、それに感謝しながら自分でやってみましょう、というもの。

ごくごく普通の家庭なら、それを「お手伝い」と呼ぶ。しかしわが家では、それはお手伝いではなく日常だ。自分たちが生活するために、自分たちでやらなければいけないこと。

普通の家庭なら、両親や祖父母や先生に褒められる類のことも、ここでは、いくらやっても褒められることはない。

なぜなら、それが日常なのだから。小さい子供たちにとっては、理不尽極まりない生活。

「なんで俺たちだけこんなことしないといけないんだよ」

ふてくされる子供たちにいつもこう言った。

「笑いなよ、笑えば楽しくなるから」

子供たちを一人で育てた10年間の中で、父親がいなくても母親がいなくても、自分一人でなんとか生きていける、そんな人間になって欲しいと、いや、そうならなければいけないという信念のもと、子供たちを育ててきたつもりだ。

それが間違っていたとは、思っていない。

ひねくれた意見かもしれない、僕の考えは間違っているかもしれない。

でも、誤解を恐れず言おう。

自分より恵まれた環境で育った奴らには、負けるな。

絶対に負けるなよ。

笑って乗り越えた困難の数だけ、お前たちは誰よりも強いのだから。

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