いじめも離婚も経験。だけど気づいたら周りから先生と呼ばれていた その2



お〜〜〜〜セーフ…

よし教室に戻ろう。

とトイレの個室が中途半端にドアが空いているのが気になり中を覗く。

中を覗いた瞬間、同級生が二人トイレに入ってくる。

その時、放った同級生の「ウソ」がキッカケで、

いじめられっ子に急降下する。

前回からの続き。

同級生が言った一言…

同級生

「◯んこ野郎だ〜!」

ぼく

「は?違うけど??」

同級生

「俺達見ていたし〜!」

ぼく

「嘘つくな!ふざけんな!」

と言葉を放つと走って教室に逃げて行く。

あいつら腹立つな〜!

と思いながら教室に戻ると…

「あいつ大便やろうなんだぜ〜!!!」

と大騒ぎしている。

うるせいやつらだ。

まぁいいか。

時間が経てばどうにかなるだろう?

と思っていたが、

どんどん話がエスカレートしていき…

「大便野郎が触ったやつだから汚い」

「そばに来ると臭う」

女子からも「大便野郎」と言われるようになり、

友達が日に日にいなくなっていく。

唯一、話ができていたのが「いじめられっ子タイプ」の数人。

気持ちがわかる者同士なのか?

一緒に遊んでいると一人の友達がこんな事を言い出す。

同級生

「お父さんにお小遣い貰ったから、みんなに何か買って上げるよ!」

ぼく

「え〜〜!!ホント!?」

コンビニすらない田舎。

小学生が買い物すると言えば、

駄菓子屋か文房具店しかない。

ぼく

「じゃあ文房具でキラキラする糊を買ってよ!」

三人位?で文房具店に行きキラキラする糊を買って貰う。

そして次の日…

学校に行くと、

先生に呼び出される。

先生

「昨日◯◯と買い物しただろ??」

ぼく

「したした!」

先生

「◯◯がお前に脅されて買わされたって言っているぞ?」

ぼく

「え??お小遣いもらったから奢ってくれるって自分から言っていたけど?」

先生

「お前はウソをついているだろ?お前に脅されてお金ないからお父さんのお金を持ち出しったって連絡あったぞ!」

当時は先生にすら喧嘩を売るほどやさぐれていたので、何かと問題を起こしていた櫻井少年。

勿論先生からの信頼はない。

※先生に喧嘩を売ってもボッコボコに殴れておりましたが…

周りからは「大便野郎」と言われ続け、

数少ない友達と思っていたやつにも裏切られる。

※他の同級生に「あいつとは遊ぶな!」と言われた事がキッカケでハメられたっぽい。

ドッジボールをやれば自分のチームには仲間が0。

全員に狙われる。

先生に助けを求めて相手にされず。

どいつもこいつも…

学校ってつまらね〜〜〜な〜〜!!!

あいつら全員ぶん殴ってやるか!?

と思った時に母親に言われた言葉を思い出す。

問題を起こし母親は学校に呼ばれる。

こんな事が多々ありました。

怒られるかな…

とビクビクしている時ってなぜか怒らない。

母親

「先生が脅されて買われたって言っていたけど、本当にそんなこと言ったの?」

ぼく

「絶対言っていない!」

母親

「そっか。じゃああんたの事を信じるよ」

ここに信じてくれる人がいた。

「あんたの事を信じるよ」

その言葉を思い出す為に、

力ずくで何かをしよう!と思うのは辞める。

そして一つの決断をする。

このクラスに通うことを辞めよう。

当時ではまだ珍しい「登校拒否」をする生徒。

田舎なので、全学年を見てもきっとぼくだけ。

すぐに噂も広がる田舎で登校拒否生活がスタートする。

続く。


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