世界中に友達を作る事が世界平和の第一歩だと思い世界一周をしていた時に切なさを感じた男性のSTORY

こんにちは。なんだか関東もやっと梅雨らしくなりましたね(^^)

地球、人類大好きチアリーダーの松本真奈美(MOMA)です!

さて今回は世界一周中に訪れたカンボジアの閑静でなビーチリゾート、シアヌークビルでのSTORYです。




カンボジアにビーチリゾート。あまりピンと来ないと思いますが、カンボジアにもあるのですビーチリゾート地が(^^)

海はそこまで綺麗というわけではありませんが、流れる時間がゆっくりで、なによりすんごく美味しいシーフードがとてもお安くいただけちゃいます!

定年退職した後の海外からの長期滞在者の方が多かったです!

いいですね!スローライフ❤️





さて、そんな町中をぷらぷらし、歩き疲れたので、道端で座ってひと休みしていたときのことです。

足が片方ない40代後半であろうおじさんが、深いため息をついて、私の隣に座りました。

右手には帽子を持ち、中にはほんの少しだけお金が入っています。

すごくボロボロの服を着ていました。


私から彼に話しかけてみました。

英語がわかるようだったので、日本のことや、私が今世界中の国を周っていること、私が今考えていることなどのお話しをしてみました。


にこにこしながら、すごーく嬉しそうにうんうんと、頷いて聞いてくれた。

私もそれが嬉しくて、どんどんお話しをした。

紙切れがバックの中にあったから、出会いのシルシに、それでツルを折ってプレゼントしました。


そしたら、なみだぐんで、私をそっと抱きしめてくれた。


そして一言

「こんなに、人らしく扱われたのは初めてだよ」

と言って、また私に優しく微笑みかけ、彼はその場をそっと後にした。


すごく、悲しい気持ちになった。どこにぶつけたらいいかわからない切なさでいっぱいになった。


カンボジアは今だにたくさんの地雷が埋まっています。

地雷の被害を受けるのは、いつも罪のない人々。

今日この時だって、地雷の恐怖に怯えている人が、カンボジアにまだまだはたくさんいる。


きっと彼も、地雷で足をなくしたんだろう。

年齢や彼の感じからいって、多分うんと小さい頃に、地雷によって足が飛ばされてしまったのではないだろうか。


働くことができないから、観光客やお金を持っている外国人の多いこのビーチで、お金を恵んでもらって、なんとか生活しているのだろう。


足がないからか、お金がないからか、いい職についていないからか。何日もお風呂にはいってないからか。今まで人間らしく扱われてこなかったこだろうか。



私たち、同じ人間なのに。

ましてや、なりたくてなったわけではない、戦争による被害者なのに。



戦争。

戦争は人が起こすものだから、人が解決しなきゃいけない。


人間。

どんな人間だって、世界に一人しかいない尊い存在。バックグラウンドに関係なく、相手を思いやり敬う気持ちが大切。


ほんの短い間の出来事でしたが、いろいろ考えさせられたエピソードでした。





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