世界一周中に訪れたキューバのビニャーレスで感じた、face to faceのコミュニケーションの尊さ

こんにちは(^^)

世界中の人と友達になるために世界一周をしてきました松本真奈美(MONA)です。

最近街中、特に都内を歩いていると、下を向いて携帯電話を見ている方がとても多い事に気がつきます。

私も少しでも暇な時間ができると、ついつい用もないのに、携帯電話の画面を見てしまいます。


少しでも暇があれば誰かに話しかけてお友達になっちゃう!!

世界一周中に訪れたそんな素敵な場所は、インターネットがほとんどない国キューバの、ビニャーレス。今日はそこから心温まるストーリーをあなたに。



キューバはメキシコから飛行機で2時間ほどで行ける、美しいカリブ海に浮かぶ綺麗な島です。1961年の断交から54年ぶりにアメリカとの国交を回復させたことでも、話題になりましたね。


さて、首都のハバナから、バスに乗り、緑豊かな山々が織り成す、体が勝手に深呼吸したくなるような場所、ビニャーレスという小さな村に来ました。




キューバにはCASAという、一般家庭のお家に泊まることが出来る、政府公認の制度があるのです。

政府認定だから安心して気軽にホームステイが出来るだなんて、素敵ですよね(^^)



この村で予約していたCASAに着くと、目がくりくりの5さいくらいのかわいい女の子が迎えてくれ、お母さんがウエルカムフルーツを山盛りに出してくれました。ここでは3食、食べきれないほどの美味しくてあたたかい家庭料理を出してくれました。





散歩が大好きな私ですが、この町のお散歩は特に好きでした。家の玄関の前には、どの家も決まってロッコングチェアーのような椅子が置いてあります。

その腰掛けている人々は、私が通るとにこやかに手を振ってくれ、お家に招いてくれます。赤ちゃんを抱っこしている人は私にも赤ちゃんを抱っこさせてくれ、町人と目が合えば、サルサのダンスのはじまりです。みんながとにかくフレンドリーで、なんだか町全体が家族のようでした。




CASAの家の女の子と、近所の家に遊びに行ったときのこと。その家の男の子は、何かの病気を抱えている為か、歩くのも喋るのも難しそうです。私は折り紙を教えてあげて一緒に遊びました。ツルを男の子にプレゼントしてあげると、凄く嬉しそうでした。すると男の子はクレヨンを持ってきて、その折り紙の裏に一生懸命に、なにかを書き始めたのです。しばらくたって家と女の子の絵が完成し、それを私にプレゼントしてくれたのです。

それがすごく嬉しくて、彼を抱きしめたら、彼ははにかんで笑ってくれました。




すると後ろからあばあちゃんがやってきて、いきなり私の顔を掴んだのです。そのおばあちゃんは、くちゃっくちゃの笑顔でした。口をパクパクさせて、私を抱きしめてくれました。「私の孫と遊んでくれてありがとう。あなたに会える日をずっと待っていたのよ。」ふっとその言葉が私の胸の中に届いた気がしたのです。




すっごくすっごく、温かい気持ちになりました。

人が人を思いやる時間

これほど尊いものはないですよね。人としてとても大切なことを、この町から、この町の住人から教えて貰った気がします。



現代は、インターネットの発達などによって、face to faceのコミュニケーションが減ってきてしまったように思います。この町にきて、わたしは改めて、face to faceのコミュニケーションの尊さに気がつきました。キューバにはwifiはほとんどないし、物もお金も決っしてたくさんはないけれど、みんなみんな、幸せそうでした。下を向いてケータイの画面を見ている人なんていません。

人の幸せは、画面の中にあるのではなく、目の前の相手を思いやる、というところにあるのではないでしょうか。

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