悪ガキ5人組がサイパンで遭遇したグリーンモンスター!!、の謎が高校生になって分かって腰抜かした話。

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夏なのでそろそろ怖い話をするべきだと思いました。
怖いというか、人によっては感動するかもしれません。

僕は少年期をサイパンで過ごしておりました。小学校4年生の頃の話です。学校の授業で海外沿いのゴミ拾い活動がありました。

クラスにはヤンチャで家庭環境が漫画より複雑な悪ガキ5人がいて、僕はその一人でした。そんな悪がきファイブは同じ班になってゴミ拾いを始めるのですが先生の目を盗みドンドン遠くへ進みました。

と言うのもマセガキ達の集まりだったので海岸沿いにいるかもしれないビキニ観光客を想像しながらどんどん、良くわからない所まで進んでいたのです。


やがて、ビキニギャルは当然いないのですが海岸突き当りになり森が見えました。


そこは現地人なら誰もが知る「タタモナの森」です。古くからサイパンでは精霊が住んでいると言われている聖なる森です。神聖な場所なので決して入ってはならないように言われておりました。

しかし、悪がきファイブにとっては持ってもほかのチャンスです。


「大人の目を盗み、タタモナの森に入れる!」


僕らはタタモナの森に入る事にしました。

先頭には怖い物無しの2名が、リーダーは真ん中、その後ろに乗り気でない奴とビビリの僕は一番後ろでついて行きました。ぞろぞろと1列で奥まで進みだしました。まるでロールプレイングゲームのパーティーです。数分後の事です。先頭の1人がいいました。

悪がき1号
やべーオシッコしたい!
悪がき2号
あ、なんか僕もしたくなってきた!


それで畏れ多くも、聖なる森でタチションを始めました。

ボク
マジかよ? おい、「神聖」の意味わかってんか?


少し遠くから二人の後ろ姿見えました。
悪がきファイブと言っても国籍はそれぞれです。
神社や神棚やら神様がやたらと多い日本文化の僕にとってやつらの行動は罰当たりだと止めるべきかと思っていた頃です・・・・。

二人がタチション中に振り向くのです。


ふざけるなぁ~! と思っていたら、

うわぁ~~~~~~~~!!!!

と叫びながら恐怖に怯えた顔でこっちに向かってきているのでした。

1人はズボンをつかんで走り、1人は冷静にズボンのジッパーを閉じながら走りだしました。

リーダーが叫びました。


リーダー
走れ!!!!!!はしれ!!!!な、何かが追ってくるぞ!!全力ではしれ!!!! 逃げぞ!!!


僕にも何かが追ってくるのが見えていました。ゆっくりと緑色の人間の形をしたなにかが追ってきていました。



悪がき2号
ヤバイ!みどりの!みどりの!!!


僕らは全速力で走り、森を抜けました。

森を抜けてからも走り、十分な距離をとって振り返りました。


ボク
リーダーみえるか?
リーダー
バーロ、みんな見えているから逃げたんだろ・・・。
ボク
イヤ、みんな同じもん見えているのかと思ってさぁ・・・。
悪がき2号
あれだろ、あの森から出られない・・・。あの緑色のお・・・男だろ・・?
ボク
やべぇ・・・。同じもん見えてんだ・・・。
リーダー
いや。。。男っていっても・・・。無いぞ・・・。
ボク
うん。頭が無い・・・。森からは出られないようだ。
悪がき1号
やべぇよ!オシッコしちゃったよ!


僕らは呆然と森を見つめていました。その緑色の男(?)はまるで檻から出られないかのように森からは出られない様子でした。まるでミイラのように森の草が体中を巻いていて頭が無いナニカ。僕らは「グリーンモンスター」と呼び、あの日の体験を忘れられずにいました。

確かにみた・・・5人とも見た、不思議なモンスター。
本当に信じられない経験でした。ただそれが事実であった事を証明できるのは僕ら悪がきファイブがみんな同じ体験をし、同じグリーン・モンスターを見たという事でした。


約10年が過ぎ去ったのでしょうか、それから僕らは高校生になりました。サイパンの歴史をしりたいと思った僕はサイパンの歴史の授業をうけました。リーダーや悪がきファイブも変わらず同じ高校でした。僕とリーダーは同じクラスである日、授業でとてつもない事を教わります。それを知った僕もリーダーも固まりお互いを見て「グリーンモンスター!!!!」と思いお互い目が合いました。


その時の驚きは言葉で表現できませんでした。

従業中、歴史の先生はこんな話をしたのです。

歴史の先生
サイパンはなぁ、世界第二次戦争の影響で日本の侵略設けているがその前はスペインなど実に多くの国と関わりを持ち独自の文化を気づきあげてきた。

しかし、それよりもっと昔は当然サイパンにもオリジナル文化はある。昔は島にたくさんの小さな村があり、それぞれの村には村長や尊敬すべきリーダーがいた。そんなリーダーにも寿命は来る。やがて、そういった尊敬すべき人が亡くなった時、ある驚きの儀式があったと言われているんだ。

なんと、亡くなった後、首を切り取るという儀式だ。切り取った首は低調に村で祭られたと言われている。優秀な人間の「考え」や「知恵」を村に残すという意味があったのかもしれないね。
クラスメート
えぇ~気持ちわるいぃ~、体は?先生体はどうしたんですか?
歴史の先生
実はそこがクイズなんだが、実は体はみんなが良く知っている場所に集められたと言われている。
まさかね。。。。
リーダー
。。。。。。。。。
リーダー
どこですかぁ?
歴史の先生
タタモナノの森だ。

理由ははっきりと分からないが、たくさんある村の中で戦いあった雄姿や戦友を同じ場所で眠るようそういう意味合いがあったのかもしれないね。

だから、タタモナの森は聖なる森と呼ばれているのはこういった時代背景からと言われている。だから間違ってイタズラするんじゃないぞ。

僕達が見た首なしのグリーンモンスターは恐らく、古来の雄姿だったのでしょう。
残りの悪がきファイブにもこの事を伝えたら完全に固まりました。子供の頃の「想像」だろうと思っていた。偶然5人が同じ想像をしたんだろう・・・。と思っていたら、あの首なしグリーンモンスターが歴史的根拠がある超常現象だったと知り腰を抜かしました。思いでの中のホラーが錯覚ではないリアルな話をしり驚きももちろんありましたが妙な感動もありました。

神様や悪魔とかオバケとか心霊現象とかあるかもしれないし、無いかもしれない。でも、僕ら人間が生きている中で意外と目には見えないもんばかり頼って生きている。そもそも空気だって見えないわけだし、悪がきファイブを繋げているのは友情!ってこれも目には見えません。

生きている人はもちろん、物や自然にもグリーンモンスターのように「ナニカ」があるのかもしれませんね。これは、ホラーですか?感動ですか?



読んでよかった
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笑系のオチを想像してたので、背筋がゾーッとしてしまいました!それにしても、こういう話は大体一人や二人しか見ないのに、五人全員が見たっていうのは驚きですね。

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