イメージのチカラ ~色眼鏡を変えると人生が変わる~

あらすじ

何度も失敗が続くと、めげてしまうかもしれません。人はイメージに引きづられるのです。不安になるから腰が引け、成功確率が下がることにより再度失敗する、、、。こんなサイクルにハマる人も多いかもしれません。しかしこれは逆に言えば、良いイメージが頭にあれば、何度失敗してもワクワクしながら挑戦し続けることができるってことなんですよね!そのような変換を引き起こすことになった自身の体験をお伝えします♪


初めての登山 ~過酷なイメージ~

自分は 学生の時、富士山に登ったことがあります。体力に自身があった自分は体調管理を疎かにし、睡眠不足のままに登り始めました。

「富士山なんて爺さん、婆さんが登っているような山だろう?若者には楽勝に違いない!」

そんな思いで登ったのですが、実際は全然楽勝ではありませんでした。今でもよく覚えているのですが、全然足が上がらなくなり、ついには四つん這いで登ることになったのです。四つん這いでですよ!二足歩行では既に動けなくなったのです、、、

何とか山小屋に到着し、翌日にご来光を拝みに山頂を目指したのですが、一緒に登っていた友達は高山病になり、天候は雨で景色も何も見えませんでした。

これが自分の初めての登山の経験でした。ハッキリ言って良いイメージは持ちませんでした。そして、「登山は過酷」というイメージを持つことになったのです。


20年後に再度登山! ~イメージ激変!~


山梨に引っ越し、そこで出会った友達数人から登山の素晴らしさを伝えられました。写真を見せてもらうと素晴らしい景色です!何よりも、それを語る友達が本当に楽しそうでした。

自分の中に「せっかくこんな素晴らしい山々に囲まれて暮らしているのだから、自分も登ってみたい!」という気持ちが強くなってきました。「もう山は懲り懲り」と思った富士登山から20年ほど経った時の事です。

そして実際に八ヶ岳の赤岳という山に友達と三人で登ったのですが、これが最高の体験でした!この体験により、登山に対する自分のイメージはまったく違うものに上書きされたのです。今では登山が大好きです♪


イメージは簡単に上書きされる! ~悪い方向にばかり考える必要はない?~

なぜこのような体験を話すかというと、『イメージは簡単に上書きされる!』という事を伝えたかったからです。「懲り懲り」が「大好き」に!こんな変化が現れるなんて素晴らしいと思いませんか?

そんなの当たり前じゃないかと思う方も多いかと思います。しかし、、、この事を本当に深く理解している人は、実はかなり少数派だと思います。

大抵の場合、人は辛い経験が続くと意気消沈します。しかしながら、もし上記のことを本当に理解していたとすると、常に前向きにトライし続けることができるのです。

良い例がケンタッキー・フライドチキンの創始者のカーネル・サンダースです。60歳を過ぎて挑戦し、1000回も交渉に失敗しながらもついにはフランチャイズビジネスとして成功させたのです。1000回ですよ。1000回!!

4、5回失敗したとしても、そんなのでめげている場合ではないかもしれませんね。10回も連続して失敗すると、11回めも失敗かと思うかもしれません。実際、20回も30回も失敗するかもしれません。しかし、、その後に一度でも成功したとすれば、それまでの失敗は素晴らしい経験として活かされたことになるのです。たった一度の成功体験でイメージはガラリと上書きされたりするのです!

こう考えると、『失敗』というようなものはそもそも無いとも言えるのではないでしょうか?自分は元々研究者でした。世界一の印刷版を開発するため、日夜研究をしていましたが、その過程では上手く行かないことなどは日常茶飯事であり、逆にうまく行ったとしたら、それは世界一の発見に直結するのです。そんな背景から、うまく行かなかった実験は『失敗』ではなく、『データ取り』としてしか見ていませんでした。この見方は人生にそのまま活かせます♪

=参照=

  • イメージなんてそうそう変えられない? ~順番が逆~


    -内観ワークショップの登山時の写真-


    さてそうは言っても、「上手くいくイメージを得ようにも、一度も上手く行った事が無いのに良いイメージなんか持てるわけ無いだろう!!」と思われるかもしれません。実際、私の運営するビヨンド自然塾には多くの人々が『心の枠を外す』為に話を聞きに来てくれますが、ほとんどの方がそのように考えているようです。

    実はこれ、姿勢が逆なんですよね、、、。上手くいくイメージも持てていないのであれば、上手く行かないのはごく自然の流れですよね(^_^;)


    カーネル・サンダースさんを例に取れば、彼は何度も失敗を重ねながらも、「いつか成功するはずだ!!」というイメージは抱き続けていたはずです。そうでなけばは早々に諦めていたと思います。


    『順番が逆なんだ』

    目の前の光景に嫌気が差すかもしれない

    あなたはそれを現実と呼び

    受け入れる以外の選択肢は目に入らないかもしれない

    世の中を良くするために

    幸せになるために

    世界が正しい方向に行かなくてはならないと思うかもしれない

    そのための術を、そのための技術を学びたいと思うかもしれない

    しかしながら

    『心』は技術ではないんだ

    心はそのままで完璧なんだ

    変えるべきは世界ではない

    心のあり方なんだ

    物事の見方であり、感じ方なんだ

    幸せになるために目の前を変えるのではなく

    心のあり方が変わることで幸せな世界が生まれるんだ

    それに気づき始めれば

    目の前の世界をコントロールしようと言う気持ちなど

    次第に消えていくだろう

    順番が逆なんだよ


    =参照= 順番が逆なんだ


    イメージを変えるには ~環境~



    それを知ったとしても、やはり悪いイメージに引っ張られ、上手く行かないイメージばかりが頭に浮かぶ人は多いと思います。

    そんな時、環境を変えてみるのも良かったりします。「どうせできないよ」という人達に囲まれているよりも、「良し、もう一回やってみよう!次はもうちょっとうまくいくんじゃないかな。」とトライし続ける人に囲まれている方が、自分もいろいろとトライしやすくなると思います。(もちろん、失敗や挫折と呼ばれるものも多く経験するようになるかもしれませんね^^)



    イメージ上書きは実体験なしでも可能! ~瞑想~



    もう一つ、状況を打破するのに有効手段として瞑想があります。(不安が強すぎると瞑想をする事自体が難しい場合もありますが、その場合には人生に対する理解を深め、内観を進める必要がありますね^^)

    イメージというのは、実体験を伴うものが一番刺激が強くて効果的なのですが、必ずしも実体験は伴う必要が無いのです。脳科学的にもよく言われますね。「脳は現実と妄想の区別ができない」

    瞑想により、悪いイメージなどに引っ張られる力が弱まり、逆に上手くいくイメージがぼんやりとでも湧いてきたとしたら、、、

    あら不思議!?目の前の状況も変わり始めちゃったりするんですね~。自分はこれが面白くて、このことを伝えることをライフ・ワークにしています。


    =参照=

    イメージの世界、、本当に面白いので皆様も是非、ご自身で試してみてください!



    このSTORYで伝えたいこと

  • 心のなかにあるイメージで感情は変わる
  • イメージは書き換えられる(環境、瞑想など)
  • 過去も未来もない、今、どうするかだ!

  • 著者の室田 泰文さんに人生相談を申込む

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