不惑を越えてなぜか相撲に魅せられた【其の一】

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歌舞伎、茶道、俳句、盆栽etc


若い頃からこういった伝統的な、あるいは古典的な日本の文化・芸能に魅せられる者も数少なくはないのでしょうが、自身の感覚の中ではどれもピンと来ないものでした。


妻ともよく話をしていたものです。


「年配の方が嗜んでいるものって、我々がその年になった時に果たしてハマるものなのだろうか?」と。


若い世代がそういった文化に対していつまでも関心を示すことがなければ、やがては衰退していくわけです。


自らが不惑を越えてみてこういった文化に関心が芽生えてきたかというと、正直「?」です。ここから十年二十年経たないとその楽しみは理解できないのか、それとも永遠に関心を示すことはないのか…


そういった伝統的なものの一つに相撲も含まれると言ってよいでしょう。


「相撲」


子供の頃テレビで見たのは間違いありません。ただ積極的に見ていたかと言われれば答えは「NO」でしょう。


「何となく」見ていたというのが正しいのだろうと。


記憶は定かではないですが、輪島・北の湖・二代目若乃花・三重ノ海の4横綱時代の頃でしょうか。


一つ覚えているのは母親が旭國のファンだったということ。


それで、自分はわけもわからぬまま同じ大関だった初代貴ノ花を「何となく」応援していた…そんな感じでしょうか。


相撲に限らず親と同じものを一緒に応援するという性格ではなかった幼少期。


巨人ファンの父親を見事にいなしてホエールズファンに。


猪木が好きな母親をうっちゃって維新軍団・長州力のファンに。


本当に天邪鬼だったことがよくわかります。



と、少し話が逸れましたが子供の頃相撲を見ていたのはあくまで「何となく」です。それ以上でも以下でもありません。


まさか数十年後に相撲の魅力に引き寄せられる事になるとは夢にも思っていなかったのでした。


以下余談です。


なぜここでベーゴマの写真が?


子供の頃にコマ回しが流行った時期がありまして、プラスチックごまや木ごまなどで友達と競ったものですが、その時にベーゴマも少し嗜みました。今は多分回せませんが…


その当時持っていたベーゴマが、なぜか力士の四股名が入ったデザインだったのです。


今も捨てずに持っていたらかなりのレア物だったのに…

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