占いを実行して、占いの意味を知る 【行動】

1 / 5 ページ

前話: 占いを実行して、占いの意味を知る 【効果】
次話: 占いを実行して、占いの意味を知る 【そして、多くの人へ】

 

「年内いっぱいで閉店となります。

ご愛顧いただき、ありがとうございました。」

 

と書いた紙をお店の受付に張り、お客さんに頭を下げていると、次の職場はどこにするの、そこに行くから連絡してね、と励ましの言葉をかけてもらった。

ありがたかった。

どこの馬の骨ともわからない私を、この街は受け入れてくれ、必要としてくれたのかな、と涙がにじんだ。

 

そして、ドラえもんに連絡をとった。

 

私、この近辺で開業したい。時期と方位を教えてもらえますか?

 

そして2度目の、八王子の事務所の扉を開いた。

前回と同様に応接室に通され、ほどなくしてドラえもんがやってきた。

 

どうですか。

この1年でずいぶん色々なことが変わったでしょう。

顔つきも変わりましたね。だいぶしっかりしてきた印象を受けますよ。

1年前のあなたでは、お話になりませんでしたからね。

あの頃のあなたは、開業したい、と口では言っても、

なぜやりたいのか、というものはありませんでした。

ただ現状から逃げたかっただけです。

理念もなにもありませんでしたよ。

そんなお店がオープンしても、お客さんが迷惑するだけです。

あなたには判断力がなかったのです。

当たり前ですが。

そうなるように動いてしまっていましたからね。

お渡ししたマニュアルもしっかり読めましたか?

あれの意味が伝わらない人も多いのですよ。

実際、時期と方位を示しても、動かない人もいます。

それも致し方ないと思います。

私もボランティアでやっているわけではないので。

無理強いすることはありません。

ただ、わかってほしいですよ。

自分が何を求めるのか、わかって動いてほしいんですよ。

あなたの人生を私が代わりに生きることはできないんです。

私も必死でやっています。

年末まではお仕事があるわけですね。

そこから最短の時期を出しましょう。

いいでしょう。自分の店を持つ。

貴方、やれるでしょう。

 


私は前回と同様にファーストキッチンの座席について、封筒からマニュアルを取り出した。

購入したコーヒーにはミルクと砂糖を入れた。

まだ湯気の上がるコーヒーに少しだけ、口をつけた。

 

2008年2月7日から3月4日の間に、

 別紙、地図の東南、若しくは北西の範囲内に

 事前の情報収集なしに、事前の連絡や下見なしに、

 突然にテナントなどを探し始めて(それまでは人に言わず行動もしない)

 2008年2月7日から3月4日の間に

 事業などの場合は、

 連絡の開始または、下見したり、営業を始めたりすること。』

 

今日は2007年12月7日。

年末で仕事が終わって、1月の間はじっとしているのか。

開業準備を始めるには、都合がいい。

 

指定期間が到来するまではじっと待つのです。

ストーリーをお読みいただき、ありがとうございます。ご覧いただいているサイト「STORYS.JP」は、誰もが自分らしいストーリーを歩めるきっかけ作りを目指しています。もし今のあなたが人生でうまくいかないことがあれば、STORYS.JP編集部に相談してみませんか? 次のバナーから人生相談を無料でお申し込みいただけます。

著者の三輪 ミキさんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。