マイコプラズマ肺炎大発生中

ある日突然、咳が止まら無くなる。コンコンと乾いた咳。気づくと熱もある様。身体もだるい。こりゃ風邪だ。という事で、病院に行き抗生物質と咳止め、解熱剤を貰う。しかし、咳は止まらない。

そんな事が実際にあった。

しかし、薬も飲んでいるし、その内に良くなるだろう、と思っていたものの全然良くならない。

一週間経って薬も無くなったので再度、病院に行く。

先生も、「うーん。治りが遅いですね。念の為に抗生物質を変えてみましょう。」という事で薬を変えて、様子を見る。

ところ薬を変えても乾いたコンコンという咳が止まらない。怠さも続く。

熱は微熱なのだが時々急上昇する様で、突然きつくなる。


再度、薬が無くなったので病院へ。

先生、「おかしいなあ。これだけ抗生物質を投与しているのに。。。」

その表情から何か良からぬ事が起こっている事は想像できる。

先生の顔に何かを思いついたかの様な表情が浮かんだ。

「もしかしたら。ペニシリン系の抗生物質が効かないのかもしれないですね。」

私、「それって今問題になっている耐性菌とかそんなやつですか?」

「いいえ。普通の細菌でなくてマイコプラズマという菌が原因かもしれません。」

「マイコプラズマ?」

普通の抗生物質は菌の細胞壁を破壊する事で効果があるにだが、マイコプラズマには細胞壁が無いので効かない。マイコプラズマに効く抗生物質もあるのだが、これは普通の細菌には効果が無い。

その抗生物質を貰って服用をしたところ嘘の様に症状が治まった。

(もっと早くこれをくれたら良かったのに)

と、思ったもののマイコプラズマは発見するのが難しいらしい。

菌の培養だと一週間近く時間がかかり、より簡易な血清診断もありますが正確性に今一つ問題がある様です。


結局、私の場合の様に通常の抗生物質でよくならなかった場合に、抗生物質を変えて見るという方法が通常取られる方法の様です。

一つ問題になるのは、こうして治療に時間がかかっている間に、マイコプラズマが他の人に感染ってしまう可能性があること。

これが今回の流行の一因。

おかしいな?と思ったら早く病院に行くこと。

マスクをする様にして菌の飛沫を防ぐ事が重要。


コンコンと乾いた咳が出たら注意です。


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